シンスプリント、アキレス腱炎、捻挫後の後遺症、足底腱膜炎、ランニングによる膝痛・腰痛・股関節痛など

筋膜の施術とは?

 
筋膜治療
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木城拓也
青山のサロンで体の痛みでお困りの方に対して、筋膜の施術をメインに行っております。長年整形外科に理学療法士として勤めてきた経験を活かして、他の記事よりも、より困っている人の役に立つ、突っ込んだ内容の記事を書いていければと思います。
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筋膜に対する施術をメインにおこなっている理学療法士の資格を持ったパーソナルトレーナーの木城です。

現代社会において、体に痛みや痺れなどの症状を抱えている方がたくさんいらっしゃいます。

そして街には、整骨院や整体院、カイロプラクティック、整形外科等、痛みを改善するための機関がコンビニの数より多く存在しています。

それに伴って、

「腰痛には○○法!!」

「肩こりには○○メソッド!!」

など、雑誌やテレビでも頻繁に取り上げられています。

結局私はどこにいったらいいんだろう?

何をしたら治るんだろう?

そんなお声をよく耳にします。

そんな情報過多な社会の中でも、自分にあった施術法や、施術者に巡り会えた方が症状を改善されています。

そこで今日は私がおこなっている、筋膜への施術を紹介させていただきます。

【筋膜って何?】

筋膜

筋膜はウエットスーツのように全身を覆っている繊維状の薄い膜で、筋肉・骨・内臓・血管・神経などさまざまな器官とつながっています。

筋膜は全身に張り巡らされているので、筋膜以外を溶かしても体の形が残るということで、「第2の骨格」とも呼ばれており、体を支えるのにとても重要と言われています。

◇筋膜を層ごとに細分化すると

皮膚のすぐ下の一番浅いところから
浅筋膜→深筋膜→筋外膜→筋周膜→筋内膜というふうな具合に分けることができます。

細かく書いていくとまだまだいろいろとありますが、ここではひとまず、筋膜はウエットスーツのように全身を覆っている膜とだけ覚えていただければと思います。

【筋膜は何で、できてるの?】

筋膜は主に、「コラーゲン繊維」と少量の「エラスチン繊維」でできています。

筋膜の浅層の方にエラスチン繊維が、深層の方にコラーゲン繊維が多く存在します。
深層ではこのコラーゲン繊維が規則的に並んだものが層構造になっています。

コラーゲン層

そしてこの層と層の間に、「水分」や「ヒアルロン酸」が存在し、これらが潤滑油の役割を担っており、健康な筋膜であればコラーゲン繊維の各層が、この潤滑油のおかげで滑りあって動くようになっています。

小難しい話になってしまいましたが、まとめると
コラーゲン繊維の層と層の間に存在するヒアルロン酸と水分が潤滑油の役割をするおかげで、各層が滑って動けるここだけなんとなく理解していただければと思います。

【筋膜のトラブルはなぜ起こるの?起こるとどうなるの?】

悪い姿勢やかたよった姿勢を長時間続けたり、怪我や手術をして長い時間、特定の部位を動かさないでいると、伸張性を失った筋膜は「脱水」を起こします

また、スポーツや仕事などを繰り返し、筋肉を使いすぎると、筋膜内の「ヒアルロン酸」がこり固まり、粘性がなくなります。

つまり、今まで潤滑油として働いていた液体がベトベトになり、流動性がなくなります。

すると上に書いたコラーゲンでできた各層が滑りあわなくなってしまいます
これがよく言われている、いわゆる『筋膜のコリ』です。

◇では、コラーゲンできた各層が滑りあわなくなると何がよくないのでしょう?

これは、大きく分けて4つの問題が発生します。

※申し訳ありません。ここから先の①~④はかなり専門的な内容になってしまうので、下にまとめた図を用意しました。難しい話は疲れてしまうという方は、そちらだけ見てもらえればと思います。

①痛みの発生

筋膜の層の中には自由神経終末と呼ばれる、痛みを感じるセンサーのようなものがあります。

上で書いたような滑りが悪くなった筋膜層に、過剰な摩擦や牽引力がかかることにより、この自由神経終末は刺激を受け、痛みを認知します。

また、一部分の滑りが悪くなると、筋膜は全身を覆っているため、バランスをとろうとして代償的に他の部分に過剰な張力を働かせて、釣り合いを取ろうとします。

するとそこは常に伸張された状態になるので、また脱水を起こし、滑りが悪くなり、自由神経終末が刺激され、痛みが発生します。悪循環ですね。

「右の腰が痛くなって、しばらくしてから左の肘も痛くなったわ。かばってるからかしらね?」

なんてことをよく聞きますが、これに関しては筋膜で考えても説明がつきます。

②筋出力の低下

筋内膜は、筋繊維ともつながっています。

そのため筋膜に問題が生じると、筋紡錘と呼ばれる筋繊維の中にある、筋の張力を管理しているセンサーも制限を受けます。

よって、筋出力の低下を生じます。

またこの筋出力低下に伴う関節の不安定性が痛みを生じさせることもあります。

③関節の可動域の低下

筋膜の高密度化により膝が曲がらない

筋膜は全身を覆っている膜なので、当然この膜が硬くなることで、関節の動きは制限を受けます。

上の画像をご覧ください。

黒の全身タイツが筋膜、ガムテープで結わえてある部分が筋膜のこり固まっている部分だと思ってください。

このまま膝を曲げようとすると、膝の前がピーンとつっぱってしまい、膝がうまく曲がりませんね。

この筋膜のコリ固まりは体のいたるところにできる可能性があり、関節の動きの制限を受ける部位や運動方向もさまざまなバリエーションがあります。

④バランスや安定性の低下

筋膜は固有感覚にも関係しています。

固有感覚とは、自分の体(手や足等)がどこの位置にあるのか、どうやって動いているのかを知ったり、また重さや力の情報を得る、等に必要な感覚です。

そのため、筋膜に問題を生じると、これらの感覚がつかみづらくなり、バランスや安定性の低下につながります。

 

筋膜の凝りの流れ

【筋膜のトラブルを改善するには?】悩む女性

①まずは筋膜の問題(コリ)がどこにあるのかを見つける必要がある。

最近筋膜という言葉が一般的になりつつあります。

民間療法では、この『筋膜のコリ』の場所を見つけることをせずに、ローラーでグリグリしたり、筋膜はがしといったものまで出てきました。

たまたまこれが『筋膜のコリ』の部分に当たってくれれば効果はありますが、もしコリがない場所におこなっているとしたら、多少血行が良くなったりはあると思いますが、基本的にはただ痛いだけで飛躍的な効果は望めません。

ではこの『筋膜のコリ』どのように見つけることができるのでしょう?

『筋膜のコリ』の部分は上で書いたように、脱水を起こし、ヒアルロン酸が固まり、コラーゲンの配列が変化しています

そのためこの場所を触ると、『硬さ』を感じます。

また、弾性を失い『滑らなく』なっています。

そして、自由神経終末(痛みのセンサー)が容易に刺激を受けやすくなっているため、押すと『痛み』を感じます

まとめると、『硬くて痛くて滑らない』です。

ただこれ実は見つけるのはすごく難しいです。

エコーを使って見つけるか、何年も筋膜の勉強や実習を専門的におこなってきたセラピストが、触診しながら見つける必要があります。

正直に書かせていただくと、一般の方がこれを読んだだけで自分で見つけるのは難しいです。

なぜなら、硬くて痛い場所って体にはいっぱいあるからです。
それこそ強く押せばどこでも痛いですし、骨の上を押せばどこでも硬くて滑りません。

なので、私は最初にお伝えしたように、情報過多の時代ではありますが、まずは自分にあった施術者に出会うことが症状改善に向かう近道だと考えています。

その後で、より自分にあったセルフエクササイズやマッサージ、ストレッチ等を専門の方に指導してもらい、行っていくべきだと思います。

②『筋膜のコリ』を解消するにはどうすればいいか?

これに関してはいろいろな方法があるかと思います。

運動で脱水を改善したり、熱を加えてヒアルロン酸を溶かしたり、ストレッチを行ってコラーゲン繊維の配列を改善したり。

ただ、これらも『筋膜のコリ』の部分を正確に見つけてからでないと効果は限定的です。

普通にストレッチをしても症状が改善しなかったり、またすぐに戻ってしまったなんてことはみなさんも何度か経験があると思います。

なので私は①の『筋膜のコリ』を見つけることが1番重要であると考えています。

私の施術では、この『筋膜のコリ』を触診で正確に見つけ出し、これに対して、圧を加えながら一方向にこすることで熱を発生させ、『脱水・ヒアルロン酸の粘性低下・コラーゲン繊維の配列の乱れ』を改善できるようにアプローチしています。

【その施術に医学的・科学的根拠はあるの?】

私はこの施術をするために、

『筋膜マニピュレーション』の国際コースに参加し、すべてのカリキュラムを修了しています。

このコースは世界的に権威のあるコースで、アメリカ、イタリア、フランス、北欧、ロシア、中国、インドなど27カ国以上で講座が開かれ、全世界に676の連携協会の拠点があります。

日本では、最近テレビで話題の首都大学教授の竹井先生、イタリアでドクターをされているAntonio 先生、理学療法士をされているLorenzo先生など、医学界では著名な方々が講師をされています。

私が学びはじめたころはまだ日本では年に1度しか開催されておらず、その時は定員オーバーで日本で受講できなかったため、9日間インドまでこのコースのlevel1を受講しに行きました。

下がその時の写真です。

イタリア人のAle Pedrelli先生とMichiMaghella先生以外、オールインド人の中に1人混じっている日本人が私です(笑)

インド 筋膜マニピュレーション

英語は英検3級で中学3年生レベルでしたが、気合と熱い気持ちで何とか試験も通ることができ、インドでlevel1の合格証をもらうことができました。

筋膜マニピュレーションinインド筋膜マニピュレーション修了証

まだまだいたらないところもあるかと思いますが、私は英語がほとんど話せない中、単身でインドまで技術講習を受けに行くほど、1人ひとりの方の体を良くすることを本気で考えて、熱い気持ちを持って日々施術をしていることがわかっていただければ嬉しいです!

【痛みや痺れがなかなか改善しない方へ】

私も筋膜への施術をはじめるまでに、いろいろな施術方法を勉強し、おこなってきました。

その中でうまくいくこともあれば、いかないこともありました。

そのどうしてもうまくいかなかった患者様を、困り果てた末、筋膜の施術をおこなっているある治療院に連れていきました。

すると私が試行錯誤し、何度やっても伸びなかった手術後の膝が、筋膜の施術1回で完全に伸びました。

その時の嬉しそうな患者さんの顔を見て、私もこの筋膜への施術を勉強することを決意しました。

筋膜を施術したからといって、必ず症状が改善できるとは言いません。

ですが、私が今まで試してきた施術方法の中で、圧倒的に症状を改善できる確率が高い方法です。

筋膜治療

なので、この記事を読んで、痛みを改善するための筋膜の施術に興味をもっていただいた方

他の治療法をいろいろ受けたけど症状が改善しないという方

とにかく今のこの痛みをなんとかしたいという方

お役に立てるかもしれません。もし少しでも興味があれば1度ご相談ください。

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木城拓也
青山のサロンで体の痛みでお困りの方に対して、筋膜の施術をメインに行っております。長年整形外科に理学療法士として勤めてきた経験を活かして、他の記事よりも、より困っている人の役に立つ、突っ込んだ内容の記事を書いていければと思います。
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