手首や肘を動かすと痛い。
肘から手首にかけて痛みとしびれがある。
腕全体が何となく重い感じがする。
こんな悩みありませんか?
手は生活する上で必ず使うものなので、そのたびに痛みや重い感じがあると毎日憂うつな気持ちになってしまいますよね。
マッサージしてみるにしても、筋肉の位置が分かっていないと効果的にはできません。
そこでおすすめなのが、ツボをほぐすことです。
ツボは押してほぐすだけなので、ちょっとした空き時間にも手軽にできて簡単なので、手間もかかりません。
ツボの場所とほぐし方が分かればすぐにでも実践できます。
そこで、今回は腕の痛みに悩む方のために、腕が痛む時に考えられる事や原因、腕の痛みに効果的なツボ、ツボのほぐし方までを解説します。
※当院では、国際的に認知されている筋膜リリースという技法を用いてあなたの痛みを即時的に解消する施術を行っております。
当院だからこそ出来る筋膜リリースの施術やその驚きの効果についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事を覗いてみてください。
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ぜひご活用ください。
腕が痛い時に考えられる事
腕が痛い時に考えられる事としては、主に以下の5つが挙げられます。
- 腱鞘炎
- 上腕骨外側上顆炎
- 上腕骨内側上顆炎
- 肘部管症候群
- 関節リウマチ
それぞれ解説していきます。
腱鞘炎
手首を反らした時、親指を反らした時、小指を反らした時に手首から腕にかけて痛みが生じる場合は、腱鞘炎である可能性が考えられます。
いわゆる腱鞘炎は主に以下の2種類あります。
- 尺側手根伸筋炎
- ドケルバン病
尺側手根伸筋腱は手首の小指側を通る腱で、手首を小指側に倒す働きがあります。
この腱が周りの靭帯や骨とこすれて炎症を起こすことによって、痛みを感じることを尺側手根伸筋腱炎と呼びます。
一方、ドケルバン病は手首の親指側を通る短母指伸筋腱と長母指外転筋腱が周りの靭帯や骨とこすれて炎症を起こすことによって起こる痛みを指します。
どんな人に多いかと言うと、妊娠出産期の女性や更年期の女性に多く生じます。
手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのが特徴です。
■参照元:公益社団法人 日本整形外科学会
原因としては、ドアノブを回すような手首の動きや不慣れな手作業、手を酷使する作業などが挙げられます。
※腱鞘炎の本当の原因や痛みの対処法については下記の記事にもわかりやすくまとめています。
上腕骨外側上顆炎
肘の外側に付着する筋肉の使いすぎによる炎症、骨の変形や筋肉の損傷による肘の外側の痛みを指します。
別名、テニス肘とも呼ばれています。
肘の外側には、手のひらを上へ向ける長橈側手根伸筋や短橈側手根伸筋、指を伸ばす総指伸筋が付着しています。
なので、手のひらを上へ向けたり下へ向けたり、指を曲げ伸ばしする動きの繰り返しで負担がかかりやすいです。
症状としては、ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。
多くの場合、安静時の痛みはありません。
■参照元:公益社団法人日本整形外科学会
※上腕骨外側上顆炎(テニス肘)について痛みの原因や対処法、同じような痛みとの見分け方などが知りたい方は下記の記事を覗いてみてください。
上腕骨内側上顆炎
上腕骨外側上顆炎と似ており、肘の内側に付着する筋肉の使いすぎによる炎症、骨の変形や筋肉の損傷による肘の内側の痛みを指します。
別名、ゴルフ肘と呼ばれています。
肘の内側には、手のひらを下へ向ける橈側手根屈筋や尺側手根屈筋、指を曲げる長掌筋という筋肉が付着しています。
炎症を起こしてしまう原因としては、ゴルフはもちろん、キーボードのタイピングや重い物を持ち上げる、手のひらを下へ向けたまま指を曲げ伸ばししたり力を入れるような動きが原因となる可能性があります。
肘部管症候群
肘部管症候群とは、肘の内側で神経がこすれたり、筋肉や骨で圧迫されることで、肘から指先にかけて痛みやしびれが出現することを指します。
肘の内側にはそこを通る神経を押さえている肘部管と呼ばれる組織が存在しており、そこの障害による痛みやしびれを肘部管症候群と呼んでいます。
原因としては以下のようなものが挙げられます。
・神経を固定している靭帯やガングリオンなどの腫瘍による圧迫
・加齢に伴う肘の変形
・子供のときの骨折による肘の変形
・野球や柔道などのスポーツ
・その他
■参照元:公益社団法人日本整形外科学会
また、以下のような症状がある場合、肘部管症候群の可能性が考えられます。
- 肘の内側を軽く叩くと肘から薬指、小指にかけて痛み、しびれを感じる
- 肘を曲げたまま作業していると、肘から薬指、小指にかけて痛み、しびれを感じる
関節リウマチ
関節内に存在する滑膜という組織が異常増殖することによって関節内に慢性の炎症を生じる疾患です。
参照元:公益社団法人 日本整形外科学会
症状としては、最初は手足の指の関節が左右対称に腫れ、それが手首にも進行し、こわばりを感じたり痛みを感じるようになっていきます。
人によっては、膝関節や股関節、肘関節などの大きな関節にも症状が出現することがあります。
30〜40代の女性に多いのが特徴の1つです。
以下の症状に当てはまる場合、関節リウマチの可能性が考えられます。
- 朝のこわばりが少なくとも1週間以上続く
- 少なくとも、3関節領域以上が同時に腫れる、もしくはむくむ
(関節領域とは、左右の指の第1、第2関節、手関節、肘関節、膝関節、足関節、足の指の第1関節を指す) - 手首、または指の第1関節、または第2関節の腫れと痛み
- 左右対称に腫れや痛みを感じる
ツボとは
そもそも、ツボとは東洋医学では五臓六腑の異常が滞る場所とされています。
そこを鍼や灸、マッサージをして整え、滞っている異常を解放することで、体の不調を改善できるというものです。
ツボは全身に数多く点在しており、それぞれに効果が出やすい症状があります。
例えば、眼精疲労や頭痛、めまい、肩こり、腰痛など、様々な症状に対応しているツボが存在します。
腕の痛みも例外ではなく、腕の痛みに効果のあるツボもあるので、上手くやれば腕の痛みを和らげることも不可能ではありません。
今回は腕の痛みに効果のあるツボをいくつかピックアップして紹介します。
即効性もあるので、是非1つ1つ試してみてください。
腕の痛みを和らげるために効果的なツボ
腕の痛みを和らげるために効果的なツボは以下の6つです。
- 陽谿
- 陽谷
- 孔最
- 曲池
- 肩髃
- 臂臑
それぞれ解説していきます。
陽谿
親指を反らすと、親指と手首の間に2本の腱が浮き出て三角形のような形を作ります。
その真ん中に位置するのが陽谿です。
手首の痛みや五十肩、腕全体の痛み、だるさに効果的なツボです。
他にも、のどや歯、耳の炎症や痛みにも効果的とされています。
陽谷
陽谷は、手首の小指側にある骨の出っ張りのすぐ上にあるくぼみに位置しています。
手首の痛み、腕の小指側の痛みやしびれ、首や肩のこり、こわばりを和らげるのに効果があるツボです。
また、耳鳴りやめまい、頭痛、歯の痛みにも効果があるとされています。
孔最
孔最は、肘を曲げた時にできるしわの外側から指4本分手首側にいった所に位置しています。
肩や肘、腕の痛みや腫れ、しびれに効果的なツボです。
他にも、呼吸器系の症状にも効果的で、のどの痛みや腫れ、咳や喘息にも効果的とされています。
曲池
曲池は肘を曲げたときにできるしわの外側の延長線上に骨の出っ張りがありますが、その出っ張りから肩の方向へ少しずれた場所に位置しています。
肘の痛みや腱鞘炎などの腕の痛みに効果があります。
また、肌荒れやにきび、吹き出物、頭痛にも効果的で、胃腸の機能やホルモンバランスを整える効果もあるとされています。
注意点として、骨のすぐ近くに位置するツボなので、強く刺激しすぎると骨を刺激して痛みを引き起こしてしまう可能性があります。
弱めの刺激から始めて、骨のような硬い組織を触っている感覚があれば位置を少しずらしてほぐすようにしましょう。
肩髃
腕を横に開くと、肩の前側にくぼみが2つできますが、その前側のくぼみに位置するのが肩髃です。
腕の痛みをはじめ、四十肩や五十肩など肩の痛み、腕の麻痺に効果的なツボです。
他にも、蕁麻疹などの皮膚の病気、肌荒れ、吹き出物などにも効果的です。
臂臑
臂臑は肩髃から指4本分肘側にいった所に位置しています。
肩や腕の痛みはもちろん、頭痛や首の痛みにも効果があるツボです。
ツボをほぐす方法
ツボをほぐすための方法ですが、主に以下の4つあります。
- 押す
- 鍼
- お灸
- 温める
それぞれにメリットやデメリットがあるので、ご自身に合った方法で試していただければと思います。
それぞれ解説していきます。
押す
これは道具もいらず、ツボの場所が分かればどこでも場所もとらずにすることができるので、個人的には一番自分でもやりやすい方法ではないかと思います。
効果的なツボの押し方としては、以下の点に注意してツボを押してみてください。
- 指の腹で垂直に押す
- 気持ち良い強さで押す
- 力任せに強く押さず、軽く押す
- 5秒くらいかけてゆっくりと押していき、ゆっくりと戻す
- 押せば押すほど良いわけではなく、1日5回程度にしておく
- 押した後にあざになっていたり、痛みがある場合は押し過ぎなので注意
ツボはピンポイントに存在しているため、見つけるのが難しいです。
見当違いの場所を押しても十分な効果は得られません。
ツボを見つけるポイントとしては、押すと体の奥の方にジーンと届く感じがして、痛いけど不快ではないような感覚があります。
感じ方には個人差があるので、一概には言えませんが、これを目安にツボを探して押してみてください。
鍼
ツボに対する鍼治療は、ツボに対して鍼を刺すという方法です。
鍼治療による効果としては、鍼による刺激が自律神経や免疫の働きなどに作用することで、筋肉の緊張を和らげたり、血液やリンパ液の流れを良くすることで、自然治癒力を高める効果が期待できます。
また、鍼を通して微弱の電流を流すことで、表面だけでなく深層の筋肉を刺激して緊張を和らげたり、神経への血流を良くすることで、神経の過活動を抑える効果も期待できます。
お灸
もぐさと呼ばれるヨモギの葉の裏にある白い綿毛からできたものを使う方法です。
もぐさをツボの上に置き、火を点けて温めることでツボに刺激を与え、血流を促します。
効果としては、まず温めること自体が血流を促し、むくみの改善に繋がりますし、血流が悪い部分をピンポイントで狙って温めることができるというメリットもあります。
さらに、もぐさにはシネオールという成分が含まれており、消毒、殺菌、鎮静、鎮痛作用があるとされており、痛みを和らげたり、リラックス効果も期待できます。
温める
これはお灸と少し内容が被ってしまいますが、お灸は準備に手間が必要だったり、火を使うのでやけどや家事の危険性も少なからずあります。
そういった手間やリスクが嫌な方は、カイロでツボを温めたり、お風呂で浴槽に使ってツボごと体全体を温めるという方法も効果的でしょう。
カイロであれば、ツボの細かい位置が自分では分かりにくくてもツボ周辺をまとめて温めることができます。
お風呂で温める方法もツボの位置まで見つけられなくても良いですし、ツボの場所がある程度分かれば入浴しながらツボをほぐすことでさらに効果を高めることも期待できます。
※上記の他に当店では効果的に痛みを改善出来るよう、あなたの痛みに効くおすすめの筋膜リリース動画をLINEから無料でお伝えしています。
理学ボディのおすすめ
腕の痛みに関わるツボを押しているが中々治らない、ツボの他にもストレッチや筋トレをしているが治らないという方は理学ボディで施術を受けることがおすすめです。
理学ボディでは、最短で痛みを改善させることにこだわっており、筋膜という組織に対して施術を行います。
筋膜は筋肉を覆っている膜状の組織で、筋膜が硬くなると筋肉の柔軟性が低下、筋力が発揮しにくいなどが起こります。
筋膜の硬さのある場所はピンポイントで存在しているため、ストレッチでは中々ほぐすことができません。
ツボをほぐしたとしても、筋膜の硬さまではほぐすことはできません。
もし、筋膜の硬さが痛みに影響しているのなら、ストレッチやツボをほぐしていても中々改善することは難しいでしょう。
ですが、筋膜の施術に精通している理学ボディのセラピストなら、ピンポイントの硬さでも見つけることができます。
もし、腕の痛みが治らなくて困っているという方は、ぜひ理学ボディにお越しいただき、筋膜の施術を受けてみてください。
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