
バレエでアキレス腱の痛みが治らない・・
バレエをやっている人で、アキレス腱の痛みで悩む人は多いです。
バレエでは、プリエやポワント、様々なジャンプによってアキレス腱にかなりの負担がかかる関係で、アキレス腱が痛くなりやすい運動の1つです。
バレエでアキレス腱が痛くなった人は、病院に行ったりバレエ専門整体に行ったりしますが、以下のように多くの人が治らずに悩んでいます。
- 安静にしましょうと言われた
- 湿布や薬をもらっただけ
- ストレッチを教わっただけ
- いくら通っても治らない
アキレス腱が痛いと思うようにバレエができないので、早く治したいですよね、、
でも、なんで病院やバレエ専門の整体に行っても治らないのでしょうか?
それは、病院や整体では古い考え方で原因や治療法を考えている人が多いからです。
というのも、今まではバレエでアキレス腱が痛いとストレッチをしたり、筋トレをしたりしたと思いますが、それでは治らない事がわかってきています。
実際に当院にもバレエでアキレス腱が痛い人が多く来られていますが、多くの人はストレッチやマッサージ、筋トレ以外のアプローチで痛みが改善します。
そのような経験も踏まえて、この記事で最新の正しい情報をあなたにお届けできればと思います!
記事の後半では、実際に自分でできるマッサージ方法も解説をしますので、実際にやってみて効果を実感していただければと思います。
他の部位の痛みはこちら
目次
バレエで多いアキレス腱の痛み

バレエでは、以下の動作などでアキレス腱に痛みを訴えるケースが多いです。
- プリエ
- ポワント
- ジャンプ
これらの動作はアキレス腱に負担がかかるので、確かに痛くなるのはわかる気もします。

基本的にアキレス腱が痛いケースでは、アキレス腱炎と診断をされる事が多いです。
ふくらはぎの筋肉とかかとの骨(踵骨=しょうこつ)を結ぶ太くて丈夫な腱であるアキレス腱に炎症を起こした状態です。
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アキレス腱のどこが痛むかによって診断名は変わったりもしますが、そこまで気にする必要はありません。

アキレス腱の痛みがある場合、一般的には以下のような治療がされます。
- 安静にする
- 冷やす
- 筋トレ
- マッサージ
- ストレッチ
- テーピング
しかし、これらの治療でもアキレス腱の痛みが治らないバレリーナ(バレエダンサー)が多くいるのが現状です。
でも、なぜ、アキレス腱の痛みは治らないのでしょうか?
原因から解説をしていきます。
バレエでアキレス腱の痛みが出る3つの原因

バレエでアキレス腱に痛みが出る原因は3つあります。
1.使いすぎ
バレエは他の運動と違ってアキレス腱に負担がかかる動きが多いです。
- プリエ
- ポワント
- ジャンプ
など
これらの動きでは、アキレス腱と繋がっているふくらはぎの筋肉が使われます。

ふくらはぎの筋肉は、以下の動きで負担がかかりやすいため、特にバレエでは負担がかかります。
- つま先立ち
- 足首を曲げる
- ジャンプの着地
バレエではアキレス腱に負担がかかる動作を頻回に行うため、大前提としてアキレス腱に痛みが出やすい運動なんです。
2.筋肉が硬い
バレエをやっている人は体が柔らかい人が多いです。
しかし、筋肉は使えば使うほど硬くなってしまいます。
なので、体が柔らかいバレリーナ(バレエダンサー)でもアキレス腱などが硬くなりやすいんです。
3.筋膜が硬い
バレエでは筋肉だけでなく、筋肉を包んでいる筋膜も硬くなりやすいです。
特にバレエでは体の後ろにある筋肉を使いやすいので、ふくらはぎの筋肉を包んでる筋膜が硬くなる人が多いです。
実際に筋膜は以下のように全身繋がっており、ふくらはぎの筋膜は頭のてっぺんまで繋がっています。


引用:トリガーポイント
さらにそれだけではなく、筋膜は過去の怪我などでも硬くなってしまいます。
ですので、過去に以下のような怪我があったりすると、アキレス腱と繋がっている筋膜が硬くなってしまいます。
- 足首の捻挫
- 肉離れ
- 膝の痛み
- 股関節の痛み
- 腰の痛み
- 骨折、ヒビ
- 手術

なので、過去にどこかに不調があったケースでは、その硬くなってしまった筋膜をほぐす事が効果的である事が多いです。
バレエでアキレス腱が痛い時の対処法2つ

バレエでアキレス腱が痛い時の対処法は2つあります。
1.ストレッチ
多くの人はこのようなストレッチをやった事があるのではないでしょうか?
このストレッチでアキレス腱の痛みが軽減する人もいますが、このストレッチでは治らない人もたくさんいます。
そのようなケースでは、ストレッチよりも硬くなった筋膜をほぐす方が効果的なケースが多いです。
2.マッサージ
マッサージと効くと筋肉のマッサージを想像する人が多いと思いますが、筋肉のマッサージではアキレス腱の痛みが治らない事が多いです。
と言うのも、筋肉はこのように筋膜に包まれているため、筋肉に問題がなくても筋膜が硬くなる事でアキレス腱に痛みを出します。

ですので、バレエでアキレス腱が痛い場合は筋膜をマッサージする事が効果的な事が多いです。
筋膜をマッサージするときは、過去に痛みや不調があった場所の周りをほぐす事が効果的である事が多いです。
この中で、過去に何か思い当たる痛みがなかったか思い出してみてください。
- 足首の捻挫
- 肉離れ
- 膝の痛み
- 股関節の痛み
- 腰の痛み
- 骨折、ヒビ
- 手術
もし、何かしらの不調があれば、その周りをマッサージします。
筋膜をほぐす方法と場所については、以下の動画を参考にしてやってみてください。
アキレス腱が痛む時のマッサージポイント

今回は、以下の2つの痛みに対するマッサージをお伝えします。
- アキレス腱の裏側や外側が痛いケース
- アキレス腱の前側や内側が痛いケース
1.アキレス腱の裏側や外側が痛いケース
これから紹介するマッサージは、アキレス腱の裏側や外側が痛いケースで有効なマッサージポイントです。
マッサージは2〜3分程度やると筋膜がほぐれてきます。
アキレス腱の内側が痛い時の対処法はその次で解説をします。
足首のマッサージ
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
膝のマッサージ
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
股関節や腰のマッサージ
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
2.アキレス腱の前側や内側が痛いケース
次は、アキレス腱の内側が痛いケースに有効なマッサージ動画です。
足首のマッサージ
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
膝のマッサージ
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
これらのマッサージで痛みが少しでも減るようであれば、硬くなった筋膜がアキレス腱の痛みに影響している可能性が高いです。
アキレス腱の痛みの改善例

今回はマラソンランナーのUさんの例を紹介します。
マラソンランナーのUさんの改善例
マラソンランナーのUさんは、
- もうすぐマラソンがあるため休めない
- アキレス腱が痛くて階段の上り下りも辛い
と言う感じです。
実際にアキレス腱を見てみると、腫れています。

なので、階段を降りる時はまっすぐ降りる事ができないくらい痛いみたいです。

次は、Uさんの体で筋膜が硬くなっている場所がないか確認をしました。
すると、以下の場所で筋膜の硬い場所が見つかりました。
このように、痛いのはアキレス腱ですが、筋膜が硬いのはアキレス腱と繋がっている別の場所の筋膜に多くあります。

これでは、いくらアキレス腱をほぐしても治らないはずです。
そして、この硬い筋膜をほぐしていくと、アキレス腱の腫れがその場で引きました。
つまり、この腫れは炎症の腫れではなく、アキレス腱が筋膜に引っ張られている事によって腫れていた事が考えられます。

そして、普通に階段を降りる事ができるくらいまで痛みが改善しました。

そして、施術は1回だけでしたが、ハーフマラソンを走れるくらいまで回復しました。

このように、筋膜をほぐす事でアキレス腱の痛みを改善する事ができます。
当院で行っている筋膜の施術に関しては、以下の動画と記事にも詳しく書いてあります。
バレエでアキレス腱が痛む人へ

これらのマッサージをやってみて、アキレス腱の痛みが治ればいいですが、治らない人もいます。
その場合は、自分でやるのに限界があると思いますので、私たちプロを頼ってください!
当院では、アキレス腱に痛みが出ているケースでは、1〜3回以内の施術で改善するケースが多いです。
もちろん、あなたのアキレス腱の痛みも1〜3回以内に必ず改善するとは言い切れませんが、一般的な整体よりは早く改善させる自信はあります。
あなたはアキレス腱の痛みが改善したら、
- 思いっきりバレエができますよね?
- ストレスも減ると思います
- バレエができて嬉しいと思います
私たちがそれを実現させるために、全力でサポートさせていただきます。
少しでも気になる事がありましたら気軽にお問い合わせしてください!