当院の新型コロナ対策

上腕二頭筋長頭腱炎の間違った治療を紹介

 

上腕二頭筋長頭腱炎で間違った治療を受けている人は多くいます。

 

上腕二頭筋長頭腱炎になると、多くの人は病院や整体でいろいろな治療を受けますが、なぜか治らない人が多いです。

 

しかし、なぜ治療を受けても上腕二頭筋長頭腱炎が治らない人が多いのでしょうか?

 

それは、治療法が間違っているからです。

 

当たり前ですが、上腕二頭筋長頭腱炎には原因がありますが、原因に対して違う治療をしても治らないです。

 

そして、この治らない状態が続くとだんだん治りにくくなってしまいます。

 

ですので、なるべく早い段階でしっかりとした治療を受けられる場所に行った方がいいのですが、どこに行けばいいかわからない人も多いと思います。

 

これは単純ですが、治療を受けてその場で痛みが大幅に減るような病院や整体に行くのが正解です。

 

逆に、治療を受けた直後から痛みの変化を感じる事ができない治療や、治るのには時間がかかると言う治療はいつまで受けても治りません。

 

実際に、当院にも上腕二頭筋長頭腱炎の人が多く来られますが、多くの人が1〜3回程度の治療で改善します。

 

施術直後から明らかに痛みの変化がわかる人も多いです。

 

ですので、この記事では上腕二頭筋長頭腱炎の正しい治療を紹介していきます。

 

上腕二頭筋長頭腱炎とは

まずは、上腕二頭筋長頭腱炎について解説をします。

 

上腕二頭筋長頭腱炎を簡単に言うと、力こぶの筋肉に何かしらの問題が起こり、筋肉の付け根である肩の前側が痛む症状です。

上腕二頭筋は腕の力こぶをつくる筋です。上腕二頭筋は長頭と短頭に分かれており、長頭の方に炎症が起きたのが上腕二頭筋長頭腱炎です。上腕二頭筋長頭腱は上腕骨の結節間溝というところを通ります。この部位で炎症を起こし、痛みを誘発することが多いため、肩関節前面に痛みを訴えることが多くなります。

引用:肩の症状

 

症状

上腕二頭筋長頭腱炎の症状としては、以下のようなものがあります。

  • 腕をあげると痛い
  • 肩を捻ると痛い
  • 力を入れると痛い
  • ボールを投げると痛い
  • 肩を回すと痛い

 

このように腕や肩を動かした時に肩の前側が痛む事が多いのが特徴です。

 

上腕二頭筋長頭腱炎の原因3つ

上腕二頭筋長頭腱炎の原因としては、一般的に以下の3つが言われています。

  1. 筋肉が硬い
  2. 使いすぎ
  3. フォームが悪い

 

1.筋肉が硬い

上腕二頭筋長頭腱炎は上腕二頭筋と言う力こぶの筋肉が硬くなっている人が多く、この上腕二頭筋は肩の前側についているため、硬くなると肩の前側の付着部が痛みを出しやすくなります。

 

2.使いすぎ

上腕二頭筋は腕を曲げたり何かを持ち上げたりする時に力が入る筋肉ですので、普段から腕を使う人は硬くなりやすいです。

 

ですので、何かのスポーツをしている人や、荷物を運ぶ仕事をしている人、ずっと同じ姿勢で作業をする人などが硬くなりやすい印象です。

 

3.フォームが悪い

上腕二頭筋長頭腱炎は野球や水泳、バドミントンなどをやっている人が硬くなりやすい印象があります。

 

簡単に言うと、肩を回したりボールを投げたりする動きをよくする人です。

 

オーバーヘッドスポーツともいいます。

 

このような動きは肩に負担がかかりやすいので、肩や腕に負担がかかるフォームなどでやっている人は特に痛みが出やすくなります。

 

上腕二頭筋長頭腱炎の治療

上腕二頭筋長頭腱炎は以下のような治療を行います。

  1. 安静にする
  2. テーピング
  3. ストレッチ・マッサージ

 

1.安静にする

上腕二頭筋長頭腱炎はいろいろな治療を受けたりしますが、なかなか治らない人は安静にするように言われる事が多いです。

 

安静にする期間としては1週間〜1ヵ月程度が多いですが、安静にしたからといって治らない人が多くいます。

 

もちろん、症状が軽い人であれば安静にする事で痛みが改善する人もいます。

 

しかし、実際にはいくら安静にしてもなかなか治らない人が多くいます。

 

2.テーピング

上腕二頭筋長頭腱炎は上腕二頭筋や肩の前側に負担がかかっていると考えられていたため、テーピングで負担を減らすと言う考え方がありました。

 

確かにテーピングをすると負担が減るので、肩の前側の痛みが軽減する人もいます。

 

しかし、実際には負担が減るだけで根本的な治療ではないため、大幅な改善が見られない事が多いですし痛みが残ってしまう人も多くいます。

 

ですので、テーピングをしつつ根本的に治す治療も必要になります。

 

3.ストレッチ・マッサージ

上腕二頭筋長頭腱炎は上腕二頭筋の硬さが原因と考える場合は、ストレッチやマッサージをする事が多いです。

 

確かに筋肉が硬いので筋肉をほぐせば治りそうな感じがします。

 

しかし、ストレッチやマッサージの治療を受けてもなかなか肩の痛みが治らない人が多くいます。

 

上腕二頭筋長頭腱炎の本当の原因は?

ここまで上腕二頭筋長頭腱炎の治療について話してきましたが、これらの治療で上腕二頭筋長頭腱炎が治る人は少なく、実際には治らない人が多くいます。

 

しかし、なぜ?これらの治療で治らないのでしょうか?

 

もちろん、先ほど紹介した治療で治る人もいますが、治らない人は筋膜が原因になっている人が多いです。

 

治らない人は筋膜が原因?

簡単にいいますと、先ほど紹介した治療は筋肉に対する治療がほとんどですが、上腕二頭筋長頭腱炎は筋肉ではなく筋膜が原因になっている人も多くいます。

 

特に、なかなか上腕二頭筋長頭腱炎が治らない人ほど、筋膜が問題になっている印象です。

 

でも、筋肉も筋膜も一緒みたいなものではないんですか?と思う人もいると思います。

 

確かに筋肉と筋膜は似ていますが、機能やほぐし方が全く違います。

 

筋膜とは?

筋膜とは、筋肉や神経を1本1本包んでいる薄い膜です。

 

ですので、筋膜は上腕二頭筋なども包んでいます。

 

それだけでなく、筋膜は全身繋がるようにして体を覆っています。

 

そのため、上腕二頭筋の筋膜は腕や肩、胸の筋肉など全身にも繋がっているんです。

 

ですので、上腕二頭筋に問題がなくても筋膜で繋がっている関係で上腕二頭筋長頭腱炎の症状が出ます。

 

つまり、いくら筋肉の状態は良くても、それらを包んでいる筋膜が硬くなっていると筋肉にも問題が起こり、上腕二頭筋長頭腱炎の原因になります。

 

この場合はいくら上腕二頭筋をほぐしても治らないので、問題になっている筋膜をほぐす事が必要です。

 

と言われてもイメージしにくいと思いますので、実際に肩が痛む人の改善例を紹介します。

 

実際の改善例を紹介

ここでは、上腕二頭筋長頭腱炎のHさんが2回の筋膜調整で症状が改善したケースを報告させていただきます。

 

Hさんの上腕二頭筋長頭腱炎の状況

Hさんは社会人で草野球をされています。

練習でボールを投げると痛くなり、その痛みが3~4日続くという状況を繰り返しているとのことでした。

以下、Hさん談

去年の7月ごろから投げると肩が少し痛いなと感じていました。

でも大したことはなかったので湿布などで対応しながら我慢して練習はできていたんです。

 

でも9月ぐらいから急に痛みが強くなり、練習後に痛みを引きずるようになってきました。

さすがに痛みが気になり整形外科に行ったんですけど、レントゲンを見て、骨折はしてないと言われました。

 

医者の先生からは「安静にして2週間後にまた来るように」と言われました。

でもその通りに安静にしていたけど全くよくなりませんでした。

 

そうしたら医者の先生は、「自分でストレッチなどもしながらもう2週間休んで、また来てください」と。

今まで、自分でストレッチとかをしても効果を感じられてなかったのでどうしようかと思いました。

 

「あと何日休めば良くなりますか?」って聞いても「わからない」、「上腕二頭筋長頭腱炎は休むしかない」と。

もうただ休んで、自分で対処することだけは嫌だったので、近所の整骨院に通いました。

 

そこでは電気とマッサージをしたけどそれでもほとんど変わりませんでした。

そのあと、知り合いに紹介された鍼治療にも行ったんですけど、そこでも痛みは変わりませんでした。

 

もう3カ月ぐらい練習が満足にできてなくてもどかしいです。

なんとかしてほしい。

 

と、Hさんは説明してくれました。

 

来院時の状況

 

Hさんの上腕二頭筋長頭腱炎の今の状況を伺うと

「投げると肩の前方が痛む」

「キャッチボールですでに痛い」

とのこと。

 

ここではボールは投げられないので、どの動きで痛みが出るかテストしてみました。

 

すると・・・

 

 

この動きで痛みが出ました。

これを治療後にもう一回やって治療効果を確認しよう。

 

ということで、早速治療を開始していきました。

 

Hさんの筋膜の硬さの確認と施術

 

Hさんの筋膜の状態をさっそく確認していくことにしました。

するとHさんは▼の図の位置で筋膜の硬さが発見できました。

これを見ていただくとわかっていただけると思うのですが、患部の肩以外にこんなに筋膜の問題が起きています。

それなのに肩の近くだけ治療していても、良くなるわけがないのです。

 

ということで、この筋膜の硬いところを筋膜調整していきました。

 

そうすると・・・

 

 

 

さっき痛かった動きで痛みがなくなりました。

 

ただし、まだボールを投げてどうなるかわからなかったので、2週間後に予約を一応入れておき、それまでにプレーできる範囲で野球の練習をしてもらい経過を教えてもらうことにしました。

 

~2週間後~

 

Hさん「前回来る前よりだいぶいいです!!練習中の痛みはほとんどありません!ただ、練習後の痛みは少し残りますね。」

 

ということで、よくなってはいました。

 

よくなっているということは、前回の治療の方向性は間違っていなかったということなので、今回も前回と同じラインの筋膜を調整していくことにしました。

 

今回は前回取りきれなかったところと、新たに見つかった硬い所も筋膜調整していき、これでまた様子を見ることにしました。

 

~6日後~

Hさんから連絡を頂きました。

以下、内容

木城 様

先日はありがとうございました。

 

3日間は施術してもらった場所が痛かったですが、その痛みが無くなってからは野球をした後も肩の痛みは全然残らなくなりました。

 

木城先生に治療してもらえて本当に良かったです。

 

また何かあったらお願いしたいと思いますので、宜しくお願いいたします。

 

ということで、Hさんは2回の施術で競技復帰までもっていくことができました。

 

こういった連絡をいただけると私も非常に嬉しいです。

 

状況によってはもう少し期間がかかってしまうケースもありますが、筋膜調整を行うことにより上腕二頭筋長頭腱炎の痛みは、このように概ね3回以内の治療で、競技に復帰できるところまでもっていけることがほとんどです。

 

Hさんが硬かった場所

この場所は、上腕二頭筋長頭腱炎の人が硬くなっている事が多い場所ですので、あなたもマッサージしてみてください

 

このマッサージで少しでも肩の痛みが減るようであれば、あなたの痛みは筋膜が関係している可能性が高いので、参考にしてください!

 

治療をしても治らない人へ

今回紹介したマッサージで上腕二頭筋長頭腱炎が改善する人もいれば、あまり変わらない人もいると思います。

 

あまり変わらない人は、自分でやるには限界があると思いますので、私たちプロに任せてください。

 

実際に当院には上腕二頭筋長頭腱炎が治らない人が多く来られていますが、多くの人が1〜3回以内の施術で改善しています。

 

もちろん、あなたもの痛みも必ず1〜3回以内に改善するとは言い切れませんが、他の整体よりは早く改善できる自信があります。

 

ですので、私たちに任せてください!

 

 

あなたは、肩の痛みが改善したら、

  • どれだけ楽になりますか?
  • すごい嬉しくありませんか?
  • 気持的にも楽ですよね?

 

私たちがそれを実現させるために、全力でサポートさせていただきます。

 

少しでも気になる事がありましたら気軽にお問い合わせしてください!

 

他にも気になる事があれば、気軽にお問い合わせしていただければと思います。


私たちの経験から、あなたの症状を改善させるための動画をプレゼントしています。

完全無料ですが、痛み改善に効果的な方法をお伝えしていますので、ぜひお受け取りください!

 

ABOUT US
木城 拓也
理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。 その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。 筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。
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