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こむら返りの原因は?なぜ足がつるの?症状や対処法を紹介!

こむら返りの原因は?なぜ足がつるの?症状や対処法を紹介!

監修者について

この記事を監修している人:木城 拓也(理学療法士免許所有)

理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。

木城先生

夜中に突然、足がつる経験をしたことはないでしょうか。

一般的にはこむら返りと呼ばれており、おもにふくらはぎの筋肉が痙攣(けいれん)して起こります。

足が突然痛みを感じ、指を曲げられなくなる点が特徴です。

こむら返りの理由は、まだ完全に解明されていないものの、筋肉の疲労や血行不良、ミネラルや電解質の不足などが原因と考えられています。

本記事では、こむら返りの原因や症状、対処法や予防法について解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

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こむら返りとは?基本について知る

こむら返りとは、足が突然痙攣する状態を指します。

一般的には夜間に起こりやすく、足やふくらはぎが突然強く収縮して激痛や足がつる感覚を伴います。

こむら返りは大部分が一時的な現象ですが、何度も繰り返す場合や慢性化している場合は、医師に相談しましょう。

 

こむら返りの原因について

こむら返りの原因は、以下のとおりです。

  • 筋肉の神経伝達異常
  • ミネラルバランスの崩れ

それぞれみていきましょう。

 

筋肉の神経伝達異常

こむら返りの原因の1つ目は、筋肉の神経伝達異常です。

筋肉は神経によって制御されますが、神経の信号が正常に伝達されない場合、筋肉の収縮や緩和が適切に制御されなくなります。

この異常な神経伝達によって、筋肉が突然収縮してしまうことがあります。

この筋肉の神経伝達異常は、筋肉の使いすぎや緊張、筋肉の疲労、水分やミネラルの不足などが原因です。

また加齢や神経の障害、血行不良などもこむら返りのリスクを高める要素として考えられています。

 

ミネラルバランスの崩れ

こむら返りの原因の2つ目は、ミネラルバランスの崩れです。

ミネラルバランスが崩れることにより、筋肉の正常な収縮と緩和が妨げられることでこむら返りの症状が引き起こされます。

足の冷えや筋肉の緊張も、こむら返りを引き起こす原因となる可能性があります。

また身体の異常な状態や疾患も、こむら返りの要因となり得るでしょう。

 

マグネシウム不足?

マグネシウムの不足は、こむら返りを引き起こすことで知られています。

マグネシウムは筋肉の収縮と弛緩を調節する役割を果たしており、不足すると筋肉の収縮が過剰になるためこむら返りが起こる可能性があります。

マグネシウムは日常の食事から摂取できますが、健康な食事を行っていても不足する場合があるためサプリメントの摂取も検討しましょう。

 

発汗による脱水?

ミネラルバランスの崩れによるこむら返りは、一般的にミネラル不足や不均衡な食事や栄養状態が原因です。

一方で、発汗による脱水で体内から水分やミネラルが失われミネラルバランスが崩れることがあり、こむら返りが引き起こされることがあります。

こむら返りを予防するためにも、バランスの良い食事や適切な水分補給を心がけましょう。

足がつる原因(こむら返り)が夏や夜に起こる理由についても解説しています。

ぜひご覧ください。

 

こむら返りの症状について

こむら返りの症状は、以下のとおりです。

  • 筋肉に激しい痛みを伴う
  • ふくらはぎが痙攣する

それぞれみていきましょう。

 

筋肉に激しい痛みを伴う

こむら返りの症状の1つ目に、筋肉に激しい痛みを伴うことがあります。

こむら返りは、おもにふくらはぎの筋肉が突然収縮することにより、激しい痛みを伴う症状です。

こむら返りの痛みは、筋肉が収縮した際に血管の血流が一時的に制限されることによって引き起こされます。

筋肉が収縮することで血液が一時的に停滞し、酸素や栄養素の供給が減少するためです。

このため筋肉は酸素不足になり、痛みを感じることがあります。

 

ふくらはぎが痙攣する

こむら返りの症状の2つ目に、ふくらはぎが痙攣することがあります。

こむら返りの症状は、足の裏の筋肉である腓腹筋の収縮が原因です。

また足の裏には、腓腹筋の一部であるアキレス腱が存在しています。

アキレス腱はふくらはぎとかかとを結ぶ重要な組織であり、歩行や走行時に大きな力を受ける部位です。

このアキレス腱の周辺の筋肉が緊張し、ふくらはぎの痙攣を引き起こします。

 

こむら返りが起こりやすい方の特徴は?

こむら返りが起こりやすい方の特徴は、以下の通りです。

  • 冷え性の方
  • 高齢者
  • 身体の筋力が低下している方
  • むくみのある方
  • 妊娠中の女性
  • 心臓や血液の病気を持っている方

 

生活習慣について

頻繁にこむら返りが起こる方は、生活習慣を見直してみるといいでしょう。

特に重要なのは足の筋肉で、運動不足や疲れは足の筋肉がつる原因となります。

毎日の運動で筋肉を鍛えてストレッチでむくみを予防し、血管を広げて血流を改善することが重要です。

また食事の偏りや栄養不足、ミネラル不足が原因で足がつることがあります。

適度な飲酒とバランスの取れた食事で、足の筋肉に必要なミネラルを補い血液を健康に保つことで、こむら返りで足がつらないようにする予防につながります。

 

こむら返りは病気が隠れている可能性もある?

こむら返りは、運動不足や手足の血流の問題、筋肉の疲労、むくみ、血管の問題などが原因となることがあります。

たとえば、糖尿病患者では神経や血管に影響を及ぼしやすく、こむら返りの症状が頻繁に繰り返すこともあります。

また、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの腰や脊椎の疾患が神経組織への圧迫や血流の低下を引き起こし、こむら返りを引き起こすこともあります。

さらに下肢静脈瘤やむくみのような血管に関連する問題も、こむら返りの原因となるため注意が必要です。

こむら返りを頻繁に繰り返す場合は、潜在的な病気や症状を含んでいる可能性があるため適切な医療機関での診断や治療を受けましょう。

 

こむら返りが起きてしまったときの対策(応急手当)

こむら返りが起きてしまったときの対処法について解説します。

 

ふくらはぎをゆっくりと伸ばす

こむら返りが起きてしまったときの対処法には、ふくらはぎをゆっくりと伸ばす方法があります。

以下の方法を試してみましょう。

  1. 最初にこむら返りが起きたふくらはぎを軽くもむ
  2. ゆっくりと足を伸ばして、ふくらはぎのストレッチを行う
  3. 座位(身体を起こした状態)で床に座る
  4. 足をまっすぐ伸ばして、つま先を自分に向ける
  5. 足首を引き上げる
  6. その状態で15-30秒間キープする
  7. 足首をゆっくりと時計回り・反時計回りに5-10回ほど回す

 

漢方薬(芍薬甘草湯)も有効?

芍薬甘草湯しゃくやくかんぞうとうは、漢方薬の一種でこむら返りの痛みを和らげる効果があるとされています。

その主成分である芍薬は、筋肉の痙攣を緩和させる効果がある薬です。

また甘草は、抗炎症作用を持ち痛みを軽減する効果もあります。

しかし、妊娠中に漢方薬を使用する場合は注意が必要です。

特に妊娠中の女性は、漢方薬をはじめ薬の使用に関しては必ず使用前に医師に相談しましょう。

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こむら返り(足がつる)の予防法について

こむら返りの予防法は、以下のとおりです。

  • ストレッチをする
  • 寝る前のむくみ対策や身体の冷えに注意する
  • 運動習慣をつける
  • 運動中や妊娠中はこまめに水分を摂取する
  • バランスの良い食事をとる

 

ストレッチをする

こむら返りの予防には、ストレッチを毎日行うことが効果的です。

ストレッチは筋肉を柔軟にし、血液の循環を促進する効果があります。

足のこむら返りを予防するためには、特にふくらはぎを重点的にストレッチすることが有効です。

ふくらはぎのストレッチの一つの方法として、以下のような方法があります。

  1. 壁に手をつき、片足を後ろに置く
  2. 人差し指を軸につま先をまっすぐにし、かかとを浮かさないよう膝を伸ばす
  3. その状態で身体を適度に反らす
  4. 逆足も同様に行う

 

寝る前のむくみ対策や身体の冷えに注意する

こむら返りの予防には、寝る前のむくみ対策や身体の冷えに注意することが大切です。

就寝前に足のむくみを軽減するために、足の上げ下げやふくらはぎを軽くマッサージしましょう。

さらに、夜間のむくみや冷えを予防するためには、日中から適度な運動を行い血液の循環を促進することが大切です。

また寝る前に足湯や温かいシャワーを浴びることで、血流を促進して足の筋肉をリラックスさせましょう。

 

運動習慣をつける

こむら返りを予防するためには、運動習慣をつけることが大切です。

具体的な運動としては、下半身の筋力を強化するためにスクワットやランジ、かかと上げなどが効果的です。

これらの運動は、脚やふくらはぎの筋肉を鍛えて血液の循環を促進します。

また、ストレッチもこむら返りの予防に有効です。

特にふくらはぎや足裏のストレッチを行うと、筋肉の柔軟性を高められます。

生活のなかで簡単に取り入れられるため、積極的に行ってみましょう。

運動習慣をつけることで筋肉が強化され、こむら返りのリスクが減少します。

ただし、無理な運動や急激な負荷は逆効果となる場合もあるため、無理せずに適度な運動を心がけましょう。

 

運動中や妊娠中はこまめに水分を摂取する

こむら返りを予防するためには、適切な対策を取ることが大切です。

特に運動中や妊娠中は、注意が必要です。

こまめに水分を摂取することで、足のこむら返りを予防できます。

水分不足は、筋肉の痙攣を引き起こす原因の一つとされているため非常に重要です。

運動や妊娠中は身体の負担が増えるため、水分をこまめに補給するようにしましょう。

 

バランスの良い食事をとる

こむら返りを予防するためには、バランスの良い食事を取ることが大切です。

必要な栄養素を摂取し、筋肉の健康を保ちましょう。

特にカリウムやマグネシウムなどのミネラルは、こむら返りの予防に効果的です。

カリウムはバナナやスイカ、アボカドなどの食品に多く含まれており、マグネシウムはひじきやアーモンド、ピーナッツなどに含まれています。

 

この記事のまとめ

今回は、こむら返りの原因や症状、対策方法について解説しました。

こむら返りは、体内のミネラルバランスの崩れや筋肉の血流悪化、水分不足などが原因で発生する症状です。

日頃から運動をする、食事をバランスよく取るなど、生活習慣に気をつけておくことにより、こむら返りを予防できます。

どのような運動に取り組めば良いのか分からない方や、生活習慣で気をつけるべき点が分かりづらいと感じる方は、お気軽に当院へご相談ください。

理学BODYでは、ふくらはぎ周辺の硬くなった筋肉や筋膜へアプローチすることにより、症状の改善や予防を行います。

痛みが落ち着かない、自分での改善が難しいと感じるときには、ぜひお気軽にご相談ください。

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