「あぐらになった時に股関節が痛い!」
「痛みがなかなか改善しない、原因がわからない」
このようにあぐらで股関節が痛くて悩んでいませんか?
あぐらを取った時に股関節が痛いと感じる方は、年齢や性別関係なく多く見受けられます。
その股関節の痛みは、体が硬いからという理由で片づけてしまっていませんか?
実はあぐらで感じる股関節の痛みは、
筋肉や関節以外にも股関節の病気が関係している可能性もあるんです。
そのため間違った判断で安易にストレッチや運動を続けていると、痛みの症状が悪化し、病院での治療や手術が必要になる場合があります!
でも安心してください。その痛みは適切な対応を取れば十分に改善できます!
本記事では、あぐらでの股関節の痛みについて
体と痛みの専門家である理学療法士がポイントを絞ってわかりやすく解説していきます。
※当院では、国際的に認知されている筋膜リリースという技法を用いてあなたの痛みを即時的に解消する施術を行っております。
当院だからこそ出来る筋膜リリースの施術やその驚きの効果についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事を覗いてみてください。
さらに、痛みを今すぐどうにかしたい方に向けて、あなたの痛みに効く具体的な筋膜リリースの方法をLINEから無料でお伝えしています。
ぜひご活用ください。
※痛みの程度が歩けない、自宅内での移動も大変というくらい強い方は、一度医療機関へ受診することをおすすめします。


目次
あぐらに必要な股関節の動きとは?
まずはあぐらに必要な股関節の動きを確認してみましょう。
あぐらの姿勢をとるためには、解剖・運動学的に動きを見ていく必要があります。
主な動きは以下の3つがポイントです。どれか一つでも制限が生じると股関節には負担がかかります。
- 股関節を深く曲げる=屈曲の動き
- 股関節および膝をそとに開く動き=外転
- 股関節および太ももを外に捻る動き=外旋
上記の3つのうち股関節を曲げる動きが硬い場合、股関節を外に開く・外に捻るといった動きの量が増やされストレスが生じ痛みが起こる。
このように相互に影響するメカニズムで痛みが生じる場合が多いです。
では、どのようなことが原因で可動域に制限が生じるのでしょうか?
あぐらで股関節が痛い時に考えられる3つのこと
あぐらで股関節が痛い時に考えられるのは、前述したとおり動く方向に制限がある場合です。
主にが以下の3つの問題が原因となります。
- 関節に問題がある
- 筋肉に問題がある
- 股関節まわりの病気が関係している
それぞれ痛みの特徴やメカニズム、見分け方などをご紹介していきます。
関節に問題がある
まずは、関節の問題です。
日常的に長距離を歩いたり、階段の上り下りを頻繁に行うなどの運動は、股関節への負担を増やします。
そうすると関節は、軟骨が摩耗したり、変形を起こし可動域に制限を起こす場合があります。
変形した関節の状態であぐらを取ることによって痛みが起こります。
主に以下の3つが見分けるポイントになります。
- あぐらを取るときに痛みが強くなる
- 股関節は一定の角度から痛くなる
- 運動後に痛みが強くなる
関節の状態によっては、股関節の疾患へ移行するケースがありますので不安な方は病院へ受診しましょう。
痛みが軽度もしくは落ち着いている場合、あぐらで股関節が痛いときの対処法5つでご紹介する内容が効果的です。
ぜひチェックしてみてください。
筋肉に問題がある
次に筋肉の問題です。
筋肉の問題で股関節が痛くなる場合には、多くは股関節周りの筋肉の硬さが原因として挙げられやすいです。
そして筋肉の硬さは、筋繊維または筋膜に分けられます。
筋膜は、筋肉の表面にあるため全身を覆うように付着しています。
- 長時間あぐらをとる
- 急にあぐらをとるようになった
- 股関節や膝を使うような運動を繰り返し行った
などに当てはまる方は、筋肉の問題が起こりやすいです。
また腫れや熱感などの炎症、安静時の痛みなどがないのが見分けるポイントになります。
そのため筋肉の硬さだけでなく筋膜の硬さに対して、施術を行っていくことがとても重要となります。
なかなか痛みが改善しない方は、筋膜への介入が行えていない可能性があります。
詳しくはあぐらで股関節が痛いのは治る?こちらからお読みください。
股関節まわりの病気が関係している
今回の記事でもっとも注意が必要なのが股関節まわりの病気が関係している場合です。


具体的には以下の疾患が考えられます。
- 変形性股関節症
- 大腿骨頭壊死
- 股関節亜脱臼
- 股関節唇損傷
- 鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)
それぞれ症状や見分けるポイントが異なるため次項で順番に解説していきます。
※股関節の痛みの原因や対処法、危険なケースの見分け方については下記の記事にわかりやすくまとめています。
あぐらで股関節が痛い5つの原因疾患
あぐらで股関節が痛いときに考えられる5つの疾患について解説していきます。
わかりやすくお伝えしていきますので、一緒に確認していきましょう!
※痛みの症状が強い、もしくは続く場合は股関節の疾患であることが多いです。迷った場合は整形外科へ受診しましょう。
変形性股関節症
変形性股関節症は、股関節にある軟骨がすり減ってしまい、骨と骨同士がぶつかるようなストレスを繰り返すことによって炎症が起こる疾患です。
- 股関節まわりの痛み
- 膝、すね、腰への放散痛
- 立ち上がりや歩き始めに股関節に違和感がある
- お尻や太もものこわばり
- 靴下や爪切りなどを行うのが困難
- 股関節を動かせないほどの強い痛み
主には、上記のような症状があり、症状の進行とともに前期・初期・新後期・末期と段階が分かれます。
引用元:人工関節ドットコム
同じような症状がある方は、病院へ受診することをおすすめします。
以下に当てはまる方は、変形性股関節症になりやすいため注意が必要です。
- 臼蓋形成不全と言われたことがある
- 立ち仕事や重労働
- 体重が基準より多い
- 加齢によるな関節の摩耗
- 過度なスポーツを行っている
基本的には、痛みやその他の症状を確認し、レントゲンにて診断を行います。
※変形性股関節症の原因や痛みの対処法について、詳しい内容は下記の記事にわかりやすくまとめています。
治療方法としては、以下の2つが主に上げられます。
- 保存療法…原因となる行動を見直す生活指導、ストレッチやトレーニングなどの運動療法
- 手術療法…股関節鏡手術、骨切り術、人工関節手術など
大腿骨頭壊死
大腿骨頭壊死は、股関節を構成する大腿骨の骨頭が血流不足によって壊死を起こし関節が変形する疾患です。
引用:NHK
- 急に股関節が痛む
- 腰、膝、臀部痛などがある
- 安静にすると痛みが軽減する
- 期間が経つとともに痛みが増している
上記のような症状がある方は、一度病院を受診しましょう。
大腿骨頭壊死の特徴として、壊死を起こしただけでは痛みが生じず、骨頭が圧潰して痛みを感じます。
お酒をよく飲む、ステロイド等の薬剤を多く使用する方は注意が必要です。
治療法としては以下のものがあげられます。
- 保存療法…痛みが強い場合は安静、低負荷な生活への指導
- 手術療法…骨切り術、人工関節置換術
股関節亜脱臼
股関節亜脱臼は、股関節を構成する寛骨臼と大腿骨頭が脱臼しかけている疾患です。
引用:聖隷富士病院小児科
- 股関節が痛む
- 股関節に違和感やはずれそうな違和感がある
- 体重をかけると股関節が痛む
上記のような症状がある方は、一度病院を受診しましょう。
股関節亜脱臼は、股関節に対し衝撃が加わることで起こります。重労働や転倒を繰り返す、先天的に形成不全がある方は注意が必要です。
治療法としては以下のものがあげられます。
- 保存療法…運動療法、生活指導
- 手術療法…寛骨臼回転骨切り術
股関節唇損傷
股関節唇損傷は、股関節を構成する股関節唇と呼ばれるゴムパッキンのような部位が損傷する疾患です。
引用:オクノクリニック
- 靴下を履く、爪切りの姿勢で股関節が痛む
- あぐらになると股関節が痛む
- 床、または椅子から立ち上がるときに痛む
上記のような症状がある方は、一度病院を受診しましょう。
怪我や自己、スポーツを活発に行われている方は注意が必要です。
治療法としては以下のものがあげられます。
- 保存療法…痛みが強い場合は安静、運動療法
- 手術療法…関節鏡視下手術
鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)
鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)は、股関節やお腹まわりの筋肉がアンバランスに使われることによって股関節や体幹が不安定となり痛みが起こる疾患です。
引用:日本整形外科学会
- 主に鼠径部に圧痛、運動時痛がある
- 太ももの内側や下腹部に放散痛がある
上記のような症状がある方は、一度病院を受診しましょう。
鼠径部痛症候群は、サッカーやランナーなど主に足を使う競技を行っている方は注意が必要です。
※グロインペイン症候群の原因や痛みの対処法について、詳しい内容は下記の記事にわかりやすくまとめています。
治療法としては以下のものがあげられます。
- 保存療法…運動療法、生活指導、痛みが強い場合は安静
- 手術療法…筋腱切離や内転筋内の血腫除去など原因によって異なる
あぐらで股関節が痛いのは良くなる?
ここまであぐらで股関節が痛くなる原因について疾患も含めてご紹介してきました。
原因となる疾患がいくつかありますが、多くの痛みは初期段階であり、筋・筋膜の硬さによる軽症であることが多いです。
筋・筋膜の硬さが原因である場合は、適切に対処すればセルフケアでも改善が見込まれます。
今回は、筋・筋膜の硬さを改善するための対処法を次項で分かりやすくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!
また、当院は筋・筋膜の問題を解消する専門店です。プロの技術で痛みをすぐに治したい!という方は、今すぐ痛みをなんとかしたい人へをお読みください。
あぐらで股関節が痛い時の対処法5つ
ここまであぐらで股関節が痛い原因や関係がある疾患について解説してきました。
痛みを和らげ快適にあぐら姿勢が取れるよう効果的な対処法を5つご紹介していきます。
- ストレッチ
- マッサージ
- 筋トレ
- 普段の姿勢を見直す
- 歩き方を見直す
※痛みが強く腫れている、動かすと痛みが悪化するなどの症状がある方は整形外科などの医療機関へ受診することをおすすめします。
※上記の他に当店では効果的に痛みを改善出来るよう、あなたの痛みに効くおすすめの筋膜リリース動画をLINEから無料でお伝えしています。
ストレッチ
まずはストレッチです。
ストレッチは、特に筋・筋膜の硬さを中心とした問題、関節の問題がある方に対し特に効果的です。
ストレッチを行うことで、痛みにくい体を作りあぐらを楽にとることを目的しています。
内転筋ストレッチ
太ももの内側にある大きな筋肉です。あぐらをかく際に足を大きく広げられるようになります。
開始姿勢:片方の足を開脚して床に座る
- 開脚した方のつま先に手を伸ばす
- 太ももの内側が伸びているのを感じながらキープ
- そのまま10~15秒ストレッチ
股関節開脚ストレッチ
両方の股関節自体を柔らかくするストレッチです。負荷を調整しながら行うことができます。
開始姿勢:両方の足裏を合わせるようにあぐらをかく
- 背筋を伸ばし両方の膝を手でゆっくり押す
- 息を吐きながら動かし足を止める
- そのまま10~15秒キープ
マッサージ
マッサージは、筋・筋膜、関節、股関節の疾患初期など様々な状況で行えます。
マッサージの目的として、血流改善や疼痛緩和を目的としています。
今回は当院でも行っている筋膜に対する方法をご紹介します。
痛みに注意しながら行っていきましょう。
お尻の後面マッサージ
開始姿勢:足を伸ばし座る
- 手の付け根を骨盤のてっぺんに当て指先で硬い骨を触る
- 骨の3cm後ろ辺りを上下にマッサージ
- 硬いところを繰り返し行う
太ももの外側マッサージ
開始姿勢:足を伸ばし座る
- 太ももの半分より下のエリアを触る
- 太ももの裏と真横の筋の間に指を入れる
- 指の腹で繰り返しマッサージ
筋トレ
痛みがある程度落ち着いてきたら再発予防のための筋トレを行います。
今回は股関節に関連する筋肉を鍛えるメニューをご紹介します。
※痛みが途中で増えた、別の部位が痛む方は中止してください。
ヒップリフト
お尻を集中的に鍛えるトレーニングです。股関節と骨盤を安定させる働きが向上します。
開始姿勢:仰向け
- 両ひざを立て肩幅に広げる
- お腹に力を入れてお尻を持ち上げる
- 10回行ったら反対も行う
ワイドスタンススクワット
おしりや太ももの筋力を高め、あぐらの際に骨盤を安定させます。
開始姿勢:肩幅より広く立つ、両手は頭の後ろで組む
- 膝とつま先をまっすぐに向ける
- ゆっくりと腰を落とす
- しっかり膝が曲がったらゆっくり戻る
- 10回2セット行う
普段の姿勢を見直す
ストレッチやトレーニング以外にも姿勢を見直すことで股関節の痛みの改善が期待できます。
まずは股関節に良くない姿勢を見直してみましょう。
- お姉さん座りまたはぺたん座り
- 肩掛けバックなどで片足に重心が寄る姿勢
- 椅子で足を組む姿勢
- 決まった方向に横向き過ごす
上記の姿勢は重心が片方に寄ったり、過度に股関節を捻るような姿勢です。
なるべく洋式の椅子生活で左右対称の姿勢に見直しましょう。
あぐらを取るときは以下のポイントにも注意してみましょう。
引用:ヘルスUP健康づくり
歩き方を見直す
最後に歩き方の見直しです。
股関節は歩く際に特に負荷がかかりやすいため、バランスが崩れるとストレスを感じやすいのも特徴的です。
まずは正しい歩き方の基本を見てみましょう。
引用:Medical Note
近年は、スマホの普及で猫背やストレートネックの方が多く、背中を丸くし小さい歩幅で歩く方が多いです。
上記のポイントを抑えて歩けている方はとても少ないので、一度確認しながら歩いてみましょう。
注意点として、歩いている際に痛みが増える違う部位が痛むという方は歩くスピードを緩めたり休憩を入れて行いましょう。
今すぐ痛みをなんとかしたい人へ
「セルフケアをやってみたけどなかなか痛みが良くならない!」
「自分で触るのは痛いし不安がある」
そんな方はぜひ当院、理学ボディにご相談ください!
当院では、国家資格である理学療法士が国際的に認知されている筋膜リリースという技術を使って痛みの施術を行っております。
当院で施術を受けられた方で以下のような改善例があります。
施術を受けられたAさんは、1回目で痛みはほとんどなくなり、2回目ではスムーズに股関節を動かすことができるようになりました!
詳しい内容を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
当院ではAさんのような事例だけでなく、他の部位や症状で悩む方にも同様に効果を実感していただいております。
あぐらになると股関節が痛い、数年後も同じように動きたい!
そう感じる方はぜひ理学ボディにおまかせください!
すぐに来れないという方も安心してください。
当院ではLINEで痛みの対処法や効果的な筋膜リリース動画を配信しております。
無料でご覧になれますのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回はあぐらでの股関節の痛みの原因や対処法についてご紹介してきました。
内容をまとめると、あぐらで股関節が痛くなる原因は
関節、筋・筋膜、股関節の疾患の3つが考えられ
多くは筋・筋膜の問題が原因となります。
筋・筋膜の問題を根本から解決するためには、プロの技術が必要です。
当院では今回ご紹介したような痛みを抱える方に対し、しっかりと効果を実感し満足いただける自信があります。
痛みなく楽にあぐらをかけるよう全力でサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。