- ドケルバン病っていつ治るのかな?
- 何をすれば治るのかな?
- そもそも完全に治るのかな?
このような事は、ドケルバン病で悩む人から良く聞かれます。
確かにドケルバン病は他の痛みと比べて明らかに治りにくいですし、治せる人も少ないです。
病院や整形外科に言っても、
- 手の使いすぎですね
- 湿布をして様子を見ましょう!
- 手を使うのを辞めないと治らないです
などのような事を言われて、結局治っていない人が多いです。
このような対応をされていれば、ドケルバン病は治るのか?という疑問が出てきても不思議ではないですよね。
でも大丈夫です。
ドケルバン病の痛みは改善できます!
毎日手を使っていても、仕事をしていても、スポーツをしていてもそれは可能です。
実際に、当院にもドケルバン病が治らない人が過去にたくさんきました。
しかし、結果としては改善する人が多かったです。
なのでこの記事を通して、ドケルバン病は治るのか?と不安になっている人の希望になれば嬉しいです。
また、記事の最後には自分でできる対処法も解説していますので、最後まで読んで実践してもらえれば嬉しいです!
※当院では、国際的に認知されている筋膜リリースという技法を用いてあなたの痛みを即時的に解消する施術を行っております。
当院だからこそ出来る筋膜リリースの施術やその驚きの効果についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事を覗いてみてください。
さらに、痛みを今すぐどうにかしたい方に向けて、あなたの痛みに効く具体的な筋膜リリースの方法をLINEから無料でお伝えしています。ぜひご活用ください。
ドケルバン病とは?
まずはじめにドケルバン病についての確認をしておきます。
簡単にいうと、2本の筋肉がトンネルと通る場所で問題がおきている!というようなイメージです。
手首(手関節)の母指側にある腱鞘(手背第一コンパートメント)とそこを通過する腱に炎症が起こった状態で、腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、手首の母指側が痛み、腫れます。母指を広げたり、動かしたりするとこの場所に強い疼痛が走ります。
ドケルバン病の診断には、このようなテストで痛みが強くなるかを確認します。


ドケルバン病の原因


原因については以下のように言われていますが、これは現代では考え方が変わってきているので、あまり参考にはならないのが現実です。
原因
妊娠出産期の女性や更年期の女性に多く生じます。手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのが特徴です。
このように、ドケルバン病の原因は以下の4つが原因と言われる事が多いです。
1.使いすぎ
病院の先生はドケルバン病の原因を使いすぎと言う事が多いです。
なので、
- 手を使わなければ治りますよ!
- 〇〇をやめれば治りますよ!
などのような発言をします。
でも、それって現実的ではないですよね?
できれば、今の生活を変えないで治したいですよね?
実際に、手首をたくさん使う事を辞めなくても治す事は可能なので、これはあまり信じない方がいいです。
おそらく手を使うのを辞めても治るわけではないので!
2.筋肉が硬い
先ほど、ドケルバン病は2つの筋肉がトンネルと通る部分で問題がおきている事を説明しました。
なので、一般的にはその2つの筋肉をマッサージしたりストレッチすれば治る!と考える人が多いです。
でも、本当にそれで治るのか?
9割の人は治っていないと思います。
それで治るようであれば、ドケルバン病が治らなくて悩む人なんていないですよね?
つまり、この2つの筋肉が硬いという考え方も間違いなんです。
3.妊娠の影響
妊娠や出産をするときは、赤ちゃんを体から出すために、全身の靭帯や関節が緩みます。
これはリラキシンというホルモンの影響で、妊娠をするとこのホルモンの分泌が増えるので、体の靭帯や関節が緩むんです。
そこまではいいのですが、子供を産んだは子供を抱っこする時間が増え、手首への負担が増えます。
妊娠後も靭帯や関節は少し緩い状態なので、手首に負担がかかりやすくなってしまいます。
なので、妊娠後に腱鞘炎になる人はとても多いです。
それらを踏まえると、妊娠の影響は要素の1つとしてありますが、妊娠で緩んだ靭帯や関節は時間と共に戻っていきますし、妊婦の100%が腱鞘炎になるわけでもないです。
なので、妊娠で体が緩くなるのは1つの要素ですが、根本の原因ではないんです。
4.更年期の影響
更年期では、靭帯を柔らかくする作用のあるエストロゲンというホルモンの分泌が減少する関係で、靭帯が硬くなりやすくなります。
その結果として手首が痛くなるという事が増えます。
しかし、更年期になった人が100%腱鞘炎になるわけでもないので、これもあくまで要素の1つでしかないんです。
なので、ドケルバン病の根本的な原因は他にあります。
ドケルバン病の一般的な治療方法は?それで治るのか?


一般的なドケルバンの治療方法は3つに分けられます。
しかし、これで治るのか?と言われると、治らない人が9割と考えていいのかもしれません。
この次で、ドケルバン病を治す最新の方法を紹介しますが、先に従来の治療法を解説します。
1.保存療法
多くの人は手首を使わないで安静にする事をオススメされます。
具体的には、以下の内容です。
- 手首を安静にする
- サポーターをつける
- 薬で炎症を和らげる
- 湿布を貼る
- リハビリをする
1割くらいの人はこれをすれば治りますが、多くの人は治らないのが現実です。
実際にマッサージやストレッチをしても効果がない事が多いのが現実です。
それについてはまた後で解説します。
2.注射
1.保存療法で治らないと注射をしますか?と聞かれる事が多いです。
注射はステロイドが入っている物を使用して、患部の炎症や腫れ、痛みを抑えようとします。
しかし、これでも治る人はほぼいないですし、そもそも注射をするのが嫌!という人がほとんどです!
実際に、注射で治る可能性も低いので、あまりやらない事をオススメします。
3.手術
保存療法や注射をしても治らない場合や、長期間治らない場合は手術をオススメされる事があります。
しかし、手術をしても治らない人がかなり多くいます。
もしくは、数ヶ月後に再発してしまうパターンです。
ここまでくると、ドケルバン病って治るのか?と疑問に思う人が多いと思います。
ドケルバン病は何をすれば改善するのか?


結論から言いますと、ドケルバン病は改善できます。
しかし、これまで説明した方法では治らない事が多いです。
では、何をすれば改善する事が多いのか?
それは、硬くなった筋膜をほぐす事で良くなるケースが多いです。
筋膜?
って思いますよね。
そうなんです。
ドケルバン病の原因は、筋肉でもなく、関節でもなく、靭帯でもなく、使いすぎでもなく、硬くなった筋膜である事が最近になってわかって来ています。
実際に、筋肉をマッサージするよりも、筋膜をほぐす方が圧倒的に改善する事が多いです。
筋膜とは
名前の通り、筋肉を包む膜です。
筋内膜、筋周膜、筋外膜なども全て筋肉を包む筋膜です。


引用:トリガーポイント
筋膜と痛みの関係
筋膜が硬くなる事で、痛みが発生する事が科学的に証明されています。
筋膜は,機械的受容器と侵害受容器を含む多くの知覚性神経終末によって高密度に神経を分布されている。そして,それは急性の筋筋膜痛症候群の原因になりうる。
つまり、筋膜には痛みを感じる神経が豊富にあるという事です。
※当店では効果的に痛みを改善出来るよう、あなたの痛みに効くおすすめの筋膜リリース動画をLINEから無料でお伝えしています。
ドケルバン病を改善する方法


ここまで話を聞くとドケルバン病の原因は、筋肉でもなく、使いすぎでもなく、硬くなった筋膜なのかな?
という気持ちになったかもしれませんが、本当に筋膜なの?って思う人もいると思います。
なので、実際に筋膜をほぐす事でドケルバン病が改善した例を紹介させていただきます。
手術を勧められていたAさんの改善例
半年ぐらい前から、親指の付け根と手首の辺りが痛むようになりました。
スマホをいじっている時に、痛みのような違和感のような物を感じたのがはじまりです。
それから、物を持ち上げたり、ペンを握ったりする時などの日常生活でも、痛みが出るようになりました。
それからしばらくして、仕事でパソコンを使う時も痛くなりはじめました。
いよいよマズイと思ったので、病院に行ったら『ドケルバン腱鞘炎』だと言われました。
そこから注射をうったり電気治療をしたり、2ヶ月ほどしましたが一向に治りません。
知り合いの紹介で、針にも行きましたがダメでした。
最近行った医者からは手術も勧められましたが、なるべく手術はしなくても済むなら、そうしたいと思っています。
痛い動きは以下の内容です。
- 親指を曲げた時
- ペンを握った時
- 物を持つ時
次にAさんの筋膜の硬さを調べていきました。
すると、痛みのある親指以外にも肘や肩や体にかなり多くの筋膜の硬さが確認できました。
筋膜は全身繋がっているので、肘や肩の硬さが根本の原因である事も少なくありません。


次は、実際に硬い筋膜をほぐす事を行いました。
すると1回目の施術で、今まで全く治らなかった痛みの軽減がみられました。
具体的には以下の内容です。
- パソコンの仕事が、いつもより明らかに休憩なしで長時間続けられるようになった
- ペッドボトルなどの軽い物なら持っても大丈夫になった
- ペンを握って字を書くときの痛みが軽減した(まだ少し痛みが残る)
下の動画で見るとわかりますが、動きも大きく変わっています。
施術の際の動画です。
このように、治らないドゲルバン病も適切な施術を行うことで、1回目の施術からここまで変化します。
実際にAさんは3回の施術で日常生活に支障がなくなるまで改善でき、手術を回避する事ができました。
このように、ドケルバン病は筋膜をほぐす事で改善する可能性が高い事が、最近になってわかってきています。
当院で行っている筋膜の施術に関しては、以下の記事にも詳しく書いてあります。
自分で治す方法


ここまで読んでいるあなたは、少しは筋膜が原因なのかな?と信じていただけたのではないかと思います。
なので、実際に自分でも筋膜をマッサージしていただきたいです。
今回紹介する場所は、ドケルバン病の人が硬くなりやすい筋膜の場所です。
もちろん全員に当てはまるわけではないですが、確率が高い場所なので、自分でマッサージしてみてください。
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
筋膜が硬い場所をしっかり触れていれば、押した時に強い痛みを感じるはずです。
これで少しでも、ドケルバン病の痛みが軽減するようであれば、筋膜が原因である可能性はかなり高いと思っていいと思います。
これで改善する人はそれでいいのですが、自分で完全に治すのは難しいと思います。
そんな時は、私たち筋膜のプロを頼ってください。
ドケルバン病は治るのか?と不安に思うあなたの痛みを改善できる可能性が高いです!
少しでも気になる事があれば、気軽にお問い合わせしていただければと思います。