こんにちは青山の理学療法士、木城拓也です。
私は青山のサロンで『筋膜マニピュレーション』という筋膜の施術をメインに行っています。
『筋膜マニピュレーション』とは、イタリアのドクターにより考案され、アメリカ、イタリア、フランス、北欧、ロシア、中国、インドなど27カ国以上で講座が開かれており、世界的に有用性が認められている治療手技になっています。
この治療手技の国際コースはlevel1~level3まであり、私はこのlevel3を修了しています。
これを「どうだ!すごいだろ!」と言いたいわけではなく、ここまで来るのはとても険しい道のりだったので今回はそのエピソードを記事にしたいと思いました!
ということで、タイトルにもある通り今日は
『英語を全く話せない私が単身インドで筋膜マニピュレーションのコースに参加した話』
を赤裸々に書いていきたいと思います。
インドに行くことになった経緯
インドに行くことになった経緯を書くにあたって、先に私と筋膜マニピュレーションとの出会いについて書いていきたいと思います。
筋膜マニピュレーションとの出会い
それは理学療法士になって3年目の冬のことです。(今回はインドに行った話がメインなので簡潔にだいぶはしょって書くことにします)
この頃私はもともと開業志向が強かったのと少しでも良い技術を取り入れたいと考えて、定期的に成功している治療院を訪ねていました。
その中で出会ったのが『筋膜マニピュレーション』の使い手の某先生でした。
この先生は初診料25000円でも、2ヵ月先まで予約がいっぱいで取れないようなゴットハンドの先生です。
この先生は人柄も素晴らしいのですが、とにかく痛い人を半端じゃなく治していました。
当時私がだれに頼んでも伸ばせなかった患者さんの膝も、1回の施術で完全に伸ばしてしまいました。
めちゃめちゃかっこよかったし、患者さんの喜んでいる顔を見て、私もこんな風になりたい。
素直にそう思いました。
筋膜マニピュレーションのコースに参加を決意
それから何度かこの先生のもとをを尋ねました。
その中でわかったことは、この魔法のような治療手技は『筋膜マニピュレーション』という治療手技で、3年前から日本でもコースが行われているということ。
私はこのコースに一刻も早く参加しなければと考えました。
調べると筋膜マニピュレーションのコースはlevel1が2月、level2が8月、今が1月。
グッドタイミング!これは最高の流れだと確信していました。
ところが!!
年に1度しかない日本のコースの募集がもう定員オーバーで締め切ってしまっていたのです。
これほどショックなことはありませんでした。
このままでは、level1を受けれるのが来年、level2を受けれるのは1年半後の8月。
待っていられない・・・
私はどうにか今年の8月までにlevel1を修了する方法はないか考えました。
そして筋膜マニピュレーション協会の海外の公式HP(英語)を見てみたところ、発見してしまったのです。
【 level1 July4~10 India】の文字を。
ということでインドに行くことが決まりました。
私の英語の実力
ということで、インドに行くことを決めたわけなのですが、私は英語が全くできませんでした。
学生時代の英語は大の苦手で成績はだいたい2、よくて3といった感じで、海外も小学校3年生の時に家族で4日間サイパンに行ったきりでした。
そんな状況なので、HPの【 level1 July4~10 India】は読めましたがどこからどうやって申し込めばいいのかもさっぱりわかりません。
困った私は、普段からよくしてもらっている英語の先生をしているお客さんに事情を説明して、申し込み方法の確認やメールの文章の添削をしてもらい、数週間がかりでなんとか手続きを終えることができました。
その方にはその後も、何度も何度もご迷惑をおかけしまして・・・、今でも感謝してもしきれないほど感謝しています。
こんな状況で本当に大丈夫なんだろうか・・・
でもまだ時間もあるしこれから勉強すればなんとかなるだろう。
と、とりあえずTOEICを受けてみることにしました。
この時5月末。
結果・・・
285点。
もう問題の言ってる意味すらよくわからなかったです(笑)
はたしてこれでインド行って試験通るのか…少し不安になりました。
いざインドへ出発!
期待と不安を胸に日本を飛び立ちました。
今まで友達や親にさんざん馬鹿にされたり、時には全力で止められたりしましたが、その都度笑いにかえていられた私でしたが、当日の空港に向かうまでの足取りは重く、正直不安で泣きそうでした。
まず飛行機の乗り換え自体はじめてだったのでそこらへんからハプニングの連続でしたが、長くなるので省略します。
飛行機が遅れたり紆余曲折ありながら、10時間ほどかかってインドのバンガロール空港に到着しました。
この時深夜0時過ぎ。
はじめて来た異国の地は、深夜なのにクラクションの音が鳴り響き、タクシーの運転手達が聞いたことのない言葉(英語)で私を勧誘に来ていました。
この後どうしようか?
日本なら普通に周りの人に聞くことができますが、英語初体験の私にはインド人の言葉は本当に何を言っているのかさっぱりわからず、しばらくその場に立ち尽くしていました。
こんなんで本当に試験通るのか。
いやむしろ生きて帰ってこれるのか・・・(涙)
ただただ不安になったインド初日でした。
次回に続きます。
コメントを残す