ゴルフをしていてこんな悩みを抱えていませんか?
- 背中が痛くてスイングできない
- ゴルフをしてから背中が痛い
- ゴルフで背中が痛くなる原因を知りたい
ゴルフで背中が痛くなる場合、人によって原因が異なるので、それぞれに適した対処法をする必要があります。
なので、今回はゴルフで背中が痛くなる原因としてすぐに病院を受診した方が良いもの、自分で対処できるものに分けて解説します。
また、自分で対処できるものに関しては、より詳しく原因と対処法を解説します。
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ゴルフで背中が痛い時に考えられること
ゴルフで背中が痛い時に考えられることとしては、主に以下の3つです。
- 肋骨の骨折
- 胸郭出口症候群
- 筋筋膜性疼痛症
それぞれどういうものなのか解説していきます。
肋骨の骨折
肋骨とはあばらの骨のことを指します。
肋骨の骨折は、転んであばらを打ったり、椅子や机の角に強くぶつけたりすることで受傷します。
高齢者の場合は咳やくしゃみの衝撃でひびが入ることも稀にあります。
ゴルフの場合では、練習などでスイングを何度も繰り返すことで、肋骨に負担が加わり疲労骨折を起こすことがあります。
疲労骨折とは、1回の外傷で起こる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって、骨にひびが入ったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態を言います。
参照元:公益社団法人 日本整形外科学会
背中の筋肉は肋骨にも付着しており、スイングで体をひねると筋肉を介して肋骨は強く引っ張られます。
それが繰り返されることで、肋骨の疲労骨折につながるのです。
もし、スイングで背中が痛くなり、咳やくしゃみで痛い、あるいは呼吸するだけでも痛いという場合はすぐに整形外科を受診することをお勧めします。
胸郭出口症候群
胸郭出口症候群は神経障害と血流障害に基づく上肢痛、上肢のしびれ、頚肩腕痛を生じる疾患の一つです。
参照元:公益社団法人 日本整形外科学会
腕や肩の運動や感覚を支配する腕神経叢と呼ばれる神経の束や血管が圧迫されることで、痛みやしびれが起こります。
背中の痛みでも、肩甲骨の近くが痛い場合は、胸郭出口症候群の可能性が考えられます。
首の筋肉の間や胸の筋肉と骨の間を首から出た神経や血管は通っています。
筋肉の緊張で神経や血管が圧迫されることで、胸郭出口症候群の痛みやしびれといった症状が起こります。
ゴルフ以外にも、洗濯物を干す時のような手を高く挙げる動きで痛みやしびれが再現される場合は、胸郭出口症候群によって起こっているかもしれません。
ただ、自分で判断するには難しいので、肩甲骨の近くが痛い場合は一度整形外科を受診することをお勧めします。
筋筋膜性疼痛症
ゴルフでの背中の痛みの多くは、この筋筋膜性疼痛症です。
肋骨骨折や胸郭出口症候群は可能性はありますが、数は少なくほとんどの方はこちらに当てはまります。
筋肉や筋膜には痛みを感知する組織がありますので、筋肉の使いすぎや血流の悪さが原因で痛みを起こすことがあります。
原因となりやすい筋肉としては以下のものが多いです。
- 僧帽筋
- 広背筋
- 菱形筋
- 脊柱起立筋
これらは背中や肩に付着する筋肉で、スイングの際に強く働く筋肉です。
今回は多くの方で当てはまるであろう筋筋膜性疼痛症について解説していきます。
ゴルフで背中が痛くなる原因
上記で紹介した筋肉が何故ゴルフで痛くなるのでしょうか。
原因として考えられるのは、以下の5つです。
- 背中が丸まっている
- 背中に力が入りすぎている
- 手打ちになっている
- 背中の筋肉が硬い
- 腹筋と背筋のバランスが悪い
それぞれどういうことなのかを解説していきます。
背中が丸まっている
普段から猫背のように背中が丸くなっている方おられませんか?
また、普段はそれほど猫背ではなくても、ゴルフのスイングになると背中が丸まったままでスイングしてしまう方もおられます。
その場合、上記で挙げた筋肉は伸ばされて硬くなります。
ピーンと伸び切ったゴムをイメージすると分かりいかと思います。
その状態でスイングすると、既に伸び切って硬くなっている筋肉にさらに負担がかかることになります。
すると、筋肉や腱には小さな傷がついたり、より緊張を高めて硬くなってしまったりします。
それがますます筋肉に負担をかけやすくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
背中に力が入りすぎている
姿勢に問題がなくても、無駄な力が入ったままスイングすると背中を痛くする原因になります。
特に背中に力が入りすぎていると、筋肉が硬くなって十分に体をひねることができません。
ですが、スイングする時は筋肉が硬くなっていても大きく体をひねろうとします。
すると、硬くなった筋肉が無理に伸ばされるため、痛みを起こす原因になります。
手打ちになっている
ゴルフのスイングは上半身だけで打つわけではなく、下半身からの力を上半身へ上手く伝達させ、その力も利用してボールを打ちます。
これは下半身の力も利用するとともに、スイングの際に体にかかる負担を分散するという役割もあります。
なので、下半身を上手く使わずに上半身だけで、いわゆる手打ちでスイングすると上半身だけに負担がかかってしまい、背中が痛くなってしまうことが考えられます。
背中の筋肉が硬い
そもそもの問題として、背中の筋肉が硬いと背中を痛めやすいです。
硬い状態で大きな力を入れたり、強く伸ばされたりすると筋肉には大きな負担となるので、背中の痛みを起こす原因になります。
最初に挙げた猫背も筋肉を硬くする原因ですし、普段からデスクワークなど背中の筋肉を酷使するような動きが多いことが問題となります。
腹筋と背筋のバランスが悪い
腹筋が弱いと背中の筋肉は硬くなりやすいです。
筋肉は反対の働きを持つ筋肉とお互いにバランスを取り合う関係にあり、一方が働くともう一方は邪魔しないように働きが弱くなります。
弱くはなりますが、過剰に働きすぎないように適度な力は入っています。
背中の筋肉で考えてみると、背中を真っ直ぐ伸ばす時、腹筋に適度な力が入っているおかげで背中に過剰な力が入らずに伸ばすことができます。
ですが、腹筋が弱いと背中を伸ばすのにブレーキをかける役割が果たせないので、背中の筋肉に過剰な力が入ってしまいやすいです。
それが背中の痛みを起こす原因になります。
背中の痛みを改善する方法
背中の痛みを改善するには以下のような方法があります。
- ストレッチ
- マッサージ
- 体幹の筋トレ
- フォームの修正
- 日頃の姿勢も気を付ける
それぞれについて解説します。
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ストレッチ
猫背ぎみの方の場合は腹筋を伸ばすことで、背中の筋肉が適切な長さに整うので、スイング時に痛めにくくなります。
反対に、背中が反りぎみで背中の筋肉が硬くなっている方は、背中の筋肉を伸ばして柔軟性を改善するのが良いです。
腹筋のストレッチ
腰を反りすぎると腰痛を起こす可能性もあるため、背中を反らすのを意識することと肛門をしめるようにお尻に軽く力を入れることを意識してみてください。
- うつ伏せになる
- 手を顔の横につく
- 肘を伸ばして体を持ち上げる
- お腹を伸ばして、10〜20秒キープする
背中(広背筋)のストレッチ
背中が丸くなっていると脇が上手く伸ばせないので、背中を反らすことを意識しつつ脇を伸ばしてみてください。
- 四つ這いになる
- 肘を少し前につく
- 脇を伸ばすように、肘を伸ばしながらお尻を後へ引く
- そのまま10〜20秒キープする
マッサージ
背中は自分でマッサージするには見えませんし手も届きにくいので難しいかもしれません。
その中でも自分でマッサージできる部分のマッサージ方法を解説します。
僧帽筋のマッサージ
筋肉のマッサージは筋肉の繊維に対して横切るように行うと効果的です。
僧帽筋の場合は、肩から首にかけて前後から筋肉の繊維を横切るようにマッサージしてみてください。
- 耳たぶの真下にあたる肩をさわる
- そこを痛気持ち良い程度に押しながら、前後に筋肉をほぐす
体幹の筋トレ
背中の筋肉が過剰に働いたり、硬くなってしまうのは、いわゆる体幹のインナーマッスルが機能していないことも考えられます。
インナーマッスルを働かせることで、姿勢を綺麗にする効果もありますし、スイングの際に力が入りすぎるというのも防ぐことができます。
今回は簡単にできる方法を解説します。
- 仰向けになる
- 両手を広げて天井へ向かって伸ばし、両足の股関節と膝関節を90度に曲げて持ち上げる
- そのまま10〜15秒深呼吸しながら手足の位置をキープする
- 10回程度繰り返す
フォームの修正
スイングのフォーム自体が悪いと、いくらストレッチやマッサージをして筋肉を整えてもすぐに元に戻ってしまいます。
そうならないためには、フォームを修正することも必要です。
簡単にできることとしては以下のようなものが挙げられます。
- へそを引き込み、軽く腹筋に力を入れたままスイングする
- 股関節のひねり(右打ちの場合は左股関節の外ひねり、右股関節の内ひねり、左打ちの場合は反対の動き)を意識する
- 背中が丸くなりすぎないように注意する
- スイングで体をひねる際は腰ではなく、背中でひねる
日頃の姿勢も気を付ける
日頃の姿勢が悪いと、スイングの際もその姿勢の悪さが出てしまう可能性が高いです。
デスクワークが多い方は猫背のような姿勢となりやすいですし、反対に立ち仕事が多い方や肩より上で作業する方は反りすぎてしまいやすいです。
普段の自分の姿勢がどうなっているか、鏡があれば適宜確認して、自分の姿勢を意識して過ごすというのも必要かもしれません。
自分では気付かないうちに姿勢が悪くなっていることも多いです。
第三者に見てもらって指摘してもらうのも1つの手でしょう。
まとめ
まずは、骨折や胸郭出口症候群のような整形外科を受診した方が良い場合かどうかを判断しましょう。
自分で判断できなくて不安であれば、一度受診しても良いと思います。
その上で、筋筋膜性疼痛症の可能性が高ければ、背中が丸くなりすぎていないか、手打ちになってしまっていないかなど、何が背中の痛みを起こしているのかを考えてみましょう。
そして、ストレッチやマッサージなど自分でできる対処法があれば実践してみてください。