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ゴルフで脇腹が痛い時は要注意 | 原因と対処法を理学療法士が徹底解説

ゴルフで脇腹が痛い時は要注意 | 原因と対処法を理学療法士が徹底解説

 

「ゴルフの練習の後に脇腹が痛くなった・・・」

そんな悩みを抱えていませんか?

 

体の回転を伴うスポーツであるゴルフは、このような痛みに悩まされる人も少なくありません。

 

右利きの人では右の脇腹の痛みを訴える人が多いのですが、特に脇腹が痛くなりやすい人の特徴として体の硬さ、スイングの仕方が原因となっているケースがほとんどです。

 

軽度の痛みであれば、原因を探り、その問題に対してアプローチをすることで解決しますが、注意したいのが重症化してしまっている場合です。

 

疲労骨折や神経に障害が及んでしまっている可能性もあるので、その見極めには要注意です。

 

この記事を読むことで、あなたを苦しめる脇腹の痛みの原因を正しく見極め、対処することが出来ます。

既に筋肉由来の脇腹の痛みに悩まされている人は、先に『対処法』を覗いてから、後ほどじっくりと内容を理解していきましょう。

 

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ゴルフで脇腹が痛い時に考えられる事

ゴルフの後に脇腹が痛くなるときに考えられるのは主に以下の3つです。

  • 筋肉の痛み
  • 疲労骨折
  • 肋間神経痛

この内、1番上の筋肉の痛みが原因であれば、本記事でお伝えする方法で痛みが改善しますが、他の2つに関しては早めの受診が必要となります。

まずは、自分の痛みの原因が何かをしっかりと見極められるようにしましょう。

 

筋肉の痛み

ゴルフで脇腹に痛みが生じる原因の多くが筋肉の痛みによるものです。

ゴルフは大きく体を捻ることで、パワーを生み出し飛距離を伸ばすことが出来ます。

しかし、日常生活で体を捻ることがないのに、ゴルフの時に目一杯動かそうとすると、急に引き伸ばされた筋肉に負担が掛かり筋肉痛を引き起こしてしまいます。

日頃から体を動かしているのにも関わらずゴルフで脇腹が痛くなってしまう人の中には、スイングに問題があり脇腹に負担が掛かって痛みに繋がってしまっていることもあります。

脇腹にある筋肉は主に外腹斜筋がいふくしゃきん内腹斜筋ないふくしゃきん肋間筋ろっかんきん腰方形筋ようほうけいきんの4種類です。

上記の理由で筋肉に過剰な負担が掛かっていると、筋肉痛や肉離れを引き起こしてしまい痛みへと繋がってしまいます。

 

疲労骨折

ある特定の骨に繰り返し負担が掛かることがストレスとなり骨折に繋がってしまうのが疲労骨折です。

症状

好発するのは、第2中足骨で運動時に足の痛みを訴えます。
両下腿骨(脛骨や腓骨)、肋骨、足関節内果、尺骨などにもおこりその部位に疼痛を訴えることがあります。

好発部位 腰椎を除いた好発部位

原因と病態

疲労骨折とは、1回の大きな外傷でおこる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって、骨にひびがはいったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態をいいます。
丈夫な針金でも繰り返し折り曲げ続けると折損してしまうのと似ています。

スポーツ選手では短期的に集中的なトレーニングを行ったときに生じることが多いのも特徴です。
選手側の要因としては、筋力不足、アンバランスな筋力、未熟な技術、体の柔軟性不足などが考えられ、環境側の要因としては、オーバートレーニング、選手の体力や技術に合わない練習、不適切なシューズ、練習場が固すぎたり、柔らかすぎるなどが考えられます。

様々な骨折の中でもゴルフで頻繁に発症するのが、肋骨の疲労骨折です。

スイングで大きく体を捻った状態は、胸郭きょうかくが圧迫されています。

更に、スイングの時に一時的に力んだり息を止めることで、胸郭内の圧が強まってしまいます。

その状態からボールを打つことで肋骨は大きな衝撃が加わり、知らぬ間に骨折してしまうなんてことも少なくありません。

肋骨骨折の特徴的な以下の症状が見られる人は要注意です。

肋骨骨折の特徴的な症状
  • 骨折部位の熱感・腫れ・内出血
  • 体を捻ったり肩を動かすと痛みが強くなる
  • 咳やくしゃみが響く、痛くなる
  • 深呼吸や息をするだけでも痛くなる

肋骨骨折では最悪の場合、肺やその他の臓器への損傷に繋がってしまう可能性もあるので早期に病院受診することが重要です。

 

肋間神経痛

肋間神経痛とは、背骨の中でも胸の骨である「胸椎」に繋がる肋骨に沿って走行する肋間神経が痛む症状のことです。

その症状の原因となる疾患は様々ですが、ゴルフで多く見られるのが上記でも説明した肋骨骨折によるものです。

肋骨の骨折によって障害された神経が痛みを引き起こす場合は、その障害された部位に「急激に電気が走るような痛み」を生じます。

痛みの範囲は障害部位である左右のどちらか一方の背中から脇腹、お腹周りから胸辺りで、体を前後に曲げたり左右に捻る動作で痛みが強くなるのが特徴です。

ひどい場合は息をするのも苦しいほど痛みが強くなり、呼吸が浅くなってしまうこともあります。

上記のような症状が見られる場合も、早急に病院受診することが重要です。

 

ゴルフで脇腹の筋肉が痛くなる原因

ゴルフで脇腹の筋肉が痛くなってしまうのは以下の原因が考えられます。

  • 腹斜筋に負担が掛かっている
  • 右手に力が入り過ぎている
  • 体幹の筋肉が硬い
  • スイングのバランスが悪い

 

腹斜筋に負担が掛かっている

脇腹周辺に存在する筋肉の中でも、ゴルフによって特に痛めてしまいやすい筋肉が外腹斜筋がいふくしゃきん内腹斜筋ないふくしゃきんです。

内外の腹斜筋は体を前屈・側屈・回旋させるときに働きます。

また、左右のどちらかが縮む時はもう一方は伸びることで、互いに助け合いながら働きます。

ゴルフのスイング動作は上半身と下半身を大きく捻り、その捻転差が大きくなることでより大きなパワーをボールに伝えることが出来ます。

この体を捻る動きにより脇腹の筋肉である腹斜筋も大きく捻られたり、上下に引き伸ばされたりしてしまいます。

反復するスイングによって、同じ方向へばかり体を捻る動きが繰り返さることが、腹斜筋の大きな負担となり痛みに繋がってしまいます。

 

右手に力が入りすぎている

テニスや卓球、野球の投球など、私たちの身近なスポーツは右手が主体となるものがほとんどです。

それに対してゴルフは左手を主体に使うスポーツですが、右利きの人は中々この動作に慣れずにどうしても右手に入った力が抜けにくくなってしまいます。

特に、ゴルフを始めたばかりの初心者の方はスイングに慣れずに、なんとか右手で操作してボールを飛ばそうとしてしまいます。

このように、右手に過剰な力が入ってしまうとそれにつられて右の脇腹にも無理な力が入ってしまいます

これが、右の脇腹の筋肉痛に繋がってしまいます。

 

体幹の筋肉が硬い

ゴルフで脇腹が痛くなる人の特徴として、体幹の筋肉が硬いこと考えられます。

ゴルフは体を大きく捻って、その捻転差でより大きなパワーを生み出しますが、この捻る動きは日常生活ではほとんど行わない人が多いです。

特にデスクワークが多くなった最近では、体幹周りの筋肉はガチガチに固まりやすく、筋肉だけでなく背骨も動きにくくなっています。

この状態で、ゴルフの時にいきなり体を捻ってしまうと、筋肉を痛めてしまいます。

 

スイングのバランスが悪い

本来、全身をバランスよく使ってスイングができる人は、痛みに悩まされることはほとんどありません。

体幹だけでなく、肩関節・股関節などを連動してスイングする際に、体のいずれかに硬さがあると他の部分に頼るようになってしまいます。

例えば、肩関節の動きが硬い人はその分体幹を過剰に捻ってしまったり、スイングの際の軸がぶれやすくなり、それを支える体幹の筋肉に負担が掛かってしまいます。

このように、体のいずれかの動きが悪くなると、スイングの際の体のバランスが崩れ、脇腹の痛みに繋がってしまうケースもみられます。

 

普段の姿勢が悪い

普段の姿勢が悪い事も、一つの原因となります。

猫背や反り腰など、普段の姿勢が悪い人は体の特定の部分に負担が掛かりやすくなっています。

特に、デスクワークでずっと同じ姿勢で仕事をしている人は、日常生活で体を捻ったり背骨や体幹周りの筋肉を使う機会が極端に少なくなっています。

その状態が続くと、体まわりの筋肉の柔軟性が失われ怪我をしやすくなってしまいます。

普段から、ストレッチなどを習慣にし、柔軟な体を作ることが大切です。

 

ゴルフで脇腹が痛い時の対処法

脇腹が痛くなる原因を踏まえた上で、今ある痛みを解消するための方法として主に以下に示す3つがあります。

  • 腹斜筋のストレッチ
  • 肩甲帯のストレッチ
  • スイングの修正

ゴルフのスイングで特に負担の掛かりやすい腹斜筋や、肩関節の柔軟性に関連する肩甲帯をしっかりとストレッチをすることで、脇腹に掛かる負担を減らしていきましょう。

 

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また、脇腹に負担が掛かる様なスイングをしている人は、そのスイングを修正することも痛みの軽減につながります。

 

腹斜筋のストレッチ

ゴルフのスイング時に欠かせない体の捻転を可能にするのが脇腹にある腹斜筋の十分な柔軟性です。

ゴルフの前後だけでなく、休憩中などにも簡単に行えるストレッチを紹介します。

脇腹の痛みに合わせて無理のない範囲で行ってみましょう。

  1. 両手でクラブを横にして持ち、足は肩幅に広げて立つ
  2. 腕を伸ばしてクラブを頭の上に持ち上げます
  3. 左右にゆっくり倒し、20秒ずつゆっくりと脇腹を伸ばします

 

肩甲帯のストレッチ

肩周りの硬さがスイング時に脇腹の痛みに繋がってしまっているケースも少なくありません。

肩甲帯が硬くなると、スイング時に過度に右手に力が入り過ぎてしまったり、体周りの過度な捻れにつながったりと脇腹にストレスが掛かってしまいます。

脇腹が痛いからといって、脇腹の周辺ばかりストレッチするのではなく肩周りもしっかりとストレッチを行い、柔軟に保つことが大切です。

  1. 両手を左右それぞれの肩に当てる
  2. 肘で大きな円を描くように前にゆっくりと回す
  3. 続いて後にゆっくりと回す
  4. 肩甲骨の動きを感じながらそれぞれ10回ずつ行う

 

スイングの修正

脇腹の痛みの改善には、体周りや肩周りなどのストレッチをして全身の柔軟性を出すことが大切です。

その上で、もう一つ脇腹の痛みの改善に重要となるのがスイングの見直すことです。

普段から右手に頼ったスイングをすると、右の脇腹を痛めてしまうと説明してきましたが、それを改善するためには本来主体となる左手をしっかり使ったスイングを行うことが重要となります。

左手を使う意識をするのが中々難しい方におすすめなのが、左手での片手打ちの練習です。

左手でのスイングの練習を行うことで、体との連動が意識しやすくなり安定したスイングが行える様になります。

結果的に脇腹に掛かる負担が軽減し、痛みの改善にもつながってきます。

 

まとめ

ゴルフで生じる脇腹の痛みは、肋骨の疲労骨折や肋間神経痛、筋肉の痛みなど様々な原因が関係しています。

その中でも、骨折や肋間神経痛が原因の場合は、重症化する前に早期の病院受診が必要となります。

そのためには、痛みの範囲や症状から、痛みの原因を正しく見極めることが必要です。

筋肉の痛みが原因の場合は、痛みの原因となる筋肉のストレッチやスイングの修正など、適切な対処をすることが重要です。


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ABOUT US
木城 拓也
理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。 その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。 筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。
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