特に痛めた覚えもないのに
- スイングをすると足の付け根に違和感がある
- 体重をかけると痛みが走る
- ラウンドをするのも億劫になるほど痛む
など、ゴルフのスイング動作時や練習前後に感じる【股関節の痛み】に悩まされていませんか?
この痛み、一度のアクシデントで生じることは極めて少なく、ほとんどがスイング時に掛かる負担が繰り返されることによって生じます。
特に、普段の姿勢が悪い人や、元々体が硬い人に多い股関節の痛み。
「歳のせいかな?」「使い過ぎかな?」
と我慢して放っておいてしまう人が多いのですが、実は要注意です!
そのままにしておくと、痛みが慢性化しスイングがうまくできずスコアが伸びないどころか、ゴルフを続けられなくなるほど悪化してしまうケースが少なくともありません。
でも、大丈夫です。
本記事を読めば、あなたの痛みの原因から痛みを解放する方法までを知り、正しい対処ができるようになります。
痛みで困っている方や、痛みなくゴルフをしてスコアを伸ばしたい方は必見です!
※既に辛い痛みに悩まされている場合は、後述する『対処法』を先に覗いてから、後ほどゆっくり最後まで読んで参考にしてみてください。
※当院では、国際的に認知されている筋膜リリースという技法を用いてあなたの痛みを即時的に解消する施術を行っております。
当院だからこそ出来る筋膜リリースの施術やその驚きの効果についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事を覗いてみてください。
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ぜひご活用ください。
ゴルフで股関節が痛い時に考えられること
まずは、痛みの原因から探っていきます。
ゴルフのプレー中や練習前後で生じる股関節の痛みの原因は主に2つ。
- 関節の痛み
- 筋肉の痛み
です。
関節の痛み
股関節は両足の付け根の関節で上半身と下半身を繋いでいます。
その関節の形状は、受け皿の役割を果たす「寛骨臼」と球体の形をする「骨頭」から構成されています。
この連結している部分が球体のような形状をとっているため、関節の動きの自由度が高くなり、前後・左右に様々な方向への動きが可能となります。
しかし、この関節の動きをスムーズに行うためには関節を支える筋肉や筋膜の十分な柔軟性が必要不可欠です。
筋肉や筋膜が硬くなり、この柔軟性を失ってしまった状態でゴルフによる負荷が加わると、股関節を痛めやすくなってしまいます。
また、ゴルフのスイング時では、股関節をしっかりとスイングする方向に捻る事で綺麗な体の回転動作が可能となります。
しかし、この捻れの動きは関節の摩擦を伴い、同じ方向へのスイングを繰り返すほど関節に負担が掛かってしまいます。
負担が積み重なり、耐えきれなくなると股関節に痛みが生じてしまいます。
筋肉の痛み
ゴルフで股関節が痛む原因として1番多いのが、この筋肉の痛みです。
股関節の周辺には関節を支える筋肉が多数存在します。
その中でもゴルフでは日常生活であまり行わない股関節を捻る動きが多くなることから、普段使われない筋肉に負担が掛かって痛めてしまいやすくなります。
そもそも、筋肉は一部分に負担がかかる動きを繰り返すと一時的に血流が滞り、凝り固まってしまいます。
この硬くなった状態では関節の動きも悪くなってしまいますが、
それでも練習を無理に続けてしまうと筋肉が無理に引き伸ばされたり、周りの靭帯や骨とこすれて炎症が起きてしまうこともあります。
これが筋肉の痛みに繋がってしまいます。
※他にも股関節の痛みの原因や対処法、危険なケースの見分け方については下記の記事にわかりやすくまとめています。
ゴルフで痛めやすい股関節の筋肉
ゴルフで特に痛めてしまう股関節の筋肉は主に以下の3つです。
- 腸腰筋
- 内転筋
- 臀筋
ゴルフで痛めてしまうというと、スイング動作によって痛めてしまうイメージがまず第一に思い浮かびます。
確かに、スイング時に体重を支えながら勢いよく股関節を捻る動作は股関節に大きなストレスが掛かってしまいます。
しかしそれだけではなく、ラウンド中にコースを歩き回ったり、ボールを拾い上げたり、重たいゴルフバックを持ち運ぶ時など様々な部分で筋肉には負担が掛かってしまいます。
腸腰筋
腸腰筋は、上半身と下半身をつなぐ筋肉で、背骨の下部で腰に近い部分から骨盤を通り太ももの内側についています。
腹部〜股関節の深い部分に位置することからインナーマッスルとも言われています。
股関節を曲げる際に働く筋肉で、日常生活の中では歩く時に足や膝を持ち上げたり、段差を超える際に大きく足を踏み出したりする働きを担っています。
また、数ある筋肉の中でも、重力に逆らって体を支える筋肉である「抗重力筋」でもあり、立ち姿勢を保ったり体幹のバランスをとったりとあらゆる側面で働いています。
ゴルフの際には、
- ラウンドで歩き回る時
- アドレスで正しい姿勢をとる時
- スイング時に股関節を固定する時
に働いています。
常に働いている筋肉だからこそ、練習のやり過ぎや負荷が大きすぎると腸腰筋に負担が掛かり過ぎて痛めてしまいます。
また、股関節が硬くなった状態で、無理な姿勢でスイングを繰り返したりすることも腸腰筋を痛める原因となってしまいます。
内転筋
内転筋は股関節を内側から支える筋肉で太ももの内側に存在しています。
股関節を内側に閉じる・内側に捻る(内旋)時に主に働き、その他にも股関節を曲げる・伸ばす際にも働きます。
日常生活の中では、立っている時や片足立ちをしたときに股関節を固定し体が倒れないようにバランスをとってくれています。
また、内転筋が弱くなると、足の外側の筋肉ばかりに負担が掛かり「O脚」になりやすくなるのは、ご存知の方も多いと思います。
ゴルフでは、スイング時に体を大きく捻ってボールを打ちますが、その際内転筋は土台となる下半身をしっかりと固定して安定したフォームを保つ働きをしてくれています。
- テークバックで右足に体重が乗る際
- ダウンスイングからフォローで左足に体重が乗る際
に骨盤がぶれたり体重が外側に行き過ぎない様に作用するのが内転筋です。
練習のやり過ぎでストレスが掛かり過ぎたり、元々内転筋が硬い人などは、ゴルフのスイング動作によって内転筋を痛めてしまいます。
臀筋
臀筋はお尻にある筋肉で、「大臀筋」・「中臀筋」・「小臀筋」の3つの筋肉の総称です。
股関節を支える上で最も重要な働きをする臀筋ですが、主に股関節を伸ばす働きを担っています。
大臀筋は立ち上がる際に身体を伸ばしたり、まっすぐな立ち姿勢をキープしたり、歩く時や段差を登るときなどに股関節を支えてくれています。
大臀筋の奥深くにある中臀筋・小臀筋は、股関節を捻ったり、外側に開く時にも働いています。
あらゆるスポーツで股関節の支えとなる臀筋ですが、それはゴルフの際も同様です。
臀筋がしっかりと働くことで、アドレス時に正しい姿勢を保ったり、スイング時に股関節を安定させることができます。
しかし、日常生活ではデスクワークが増えた分、座っている時間が長くなり筋力が衰えてしまっている人が多くなってきています。
また、大きな筋肉である分、加齢に伴い筋力が低下してしまいやすい為、久しぶりにゴルフを行った時に痛めてしまう中年以降のプレイヤーがたくさんいます。
ゴルフで股関節が痛くなる原因
普段やらないことを急に行なった際に筋肉痛になってしまうなんてことは、誰もが経験したことがあると思います。
ゴルフでも同じ様に、普段の生活ではあまり使われない身体を捻る動きをすることで股関節に痛みを生じてしまいます。
その中でも、特にゴルフで股関節が痛くなる原因として考えられるのが
- 捻るストレスが加わりやすい
- 元々筋肉が硬い
- 余計な力みがある
この3つです。
捻るストレスが加わりやすい
ゴルフで股関節を痛めてしまう大きな原因の一つが「捻る」動きです。
この捻る動きの原動力となるのが股関節の捻りの動きですが、体重にクラブの重さが加わった状態で勢いよく動かすとストレスが掛かってしまいます。
アドレスの際に、股関節がしっかりと正しい位置で固定出来ていれば良いのですが、不良姿勢でのスイングや、手に力が入り過ぎて身体がぶれてしまったりするとそのストレスはさらに大きくなってしまいます。
また、コースでは練習場とは違い、林の中や斜面でのスイングも少なくありません。
このような不安定な場所でのスイングは、より股関節への負担を強めてしまい、痛める原因となってしまいます。
元々筋肉が硬い
どのスポーツでもそうですが、元々筋肉が硬い人は怪我をしやすくなってしまいます。
特に股関節周りの筋肉は、普段の生活で意識して使うことが少なく硬くなりやすいのも特徴です。
デスクワークが多いと股関節は常に曲がった状態となりガチガチに固まってしまいます。
ゴルフでは、股関節を開く・伸ばす・捻る動きをする筋肉が主体となりますが、これらの筋肉は普段の生活であまり意識して使うことが少なく硬くなりやすい部分でもあります。
また、歳を重ねるごとに身体が硬くなっていくため、ゴルフをした際に柔軟性を失った筋肉が過度に引き伸ばされると痛めてしまいます。
余計な力みがある
ゴルフでは、テークバックで右足へ体重が移ってから、フォローに掛けて左足へ体重移動をしながら身体をスイング方向に回旋させていくことで綺麗なスイングが行えます。
しかし、骨盤の歪みでアドレス時の姿勢が崩れてしまったり、クラブを持つ両手に過剰な力が入ってしまうと回旋の軸がずれてしまいます。
この様に、身体の回転軸がずれてしまうと、不安定となった身体をなんとか支えようとして土台となる股関節に余計な力みが生じてしまいます。
この状態では、股関節周りの筋肉の働きがアンバランスとなり、負担の掛かっている部分を痛めてしまいます。
このように、何らかの要因で股関節に余計な力みが加わると、痛みを生じてしまう原因となってしまいます。
股関節の痛みを改善する方法
股関節の痛みを改善する方法には、痛みの原因となっている部分に対して正しく対処することが重要です。
ゴルフによって生じる股関節の痛みは、筋肉由来のものや、フォームの不具合から生じるものがほとんどです。
そのため、
- 腸腰筋のストレッチ
- 内転筋のストレッチ
- 臀筋のストレッチ
- フォームや力みの修正
が重要となってきます。
※上記の方法の他にも、当店ではあなたの痛みに効くおすすめの筋膜リリース動画をLINEから無料でお伝えしています。
腸腰筋のストレッチ
正しいアドレスの姿勢をとる際や、スイング時の安定性を高めるためにも腸腰筋のストレッチは欠かせません。
日常生活では縮こまってしまう部分であり、なかなかストレッチされない筋肉であるため、ゴルフの前後やプレーの合間にしっかりとストレッチをしていきましょう
- 足を前後に開いて立つ
- 後ろ側の足のかかとを挙げて、膝を軽く曲げる
- 骨盤を後ろに傾けるようにし、後側の足の付け根をゆっくりと伸ばす
- 左右それぞれ20秒キープ×2〜3セット行う
内転筋のストレッチ
スイング時に股関節を安定させるために働く内転筋は、普段使わない分、過度なストレスが加わると痛みにつながってしまいます。
O脚の人や、シニア世代では特に伸びにくくなっている部分でもあります。
ゴルフの前後には欠かさずにしっかりとストレッチしていきましょう。
- 両足を肩幅程度に開いて立つ
- 体操の「伸脚」の動きと同じ様に、片足を深く曲げ腰を落とす
- 伸ばしている方のつま先は上向きにし、太ももの内側をゆっくりと伸ばす
- 左右それぞれ20秒×2〜3セット行う
臀筋のストレッチ
股関節を支える最も重要な筋肉であるのが臀筋です。
スイングだけでなく、ラウンドでの移動でも疲れが溜まりやすい臀筋は、ゴルフの練習前後だけでなく、日常的にしっかりとストレッチをすることで痛みの軽減につながります。
臀筋のストレッチ①
まずは、硬くなりやすいお尻の筋肉全体をほぐすストレッチです。
このストレッチをやる際、背中全体が丸まってしまう人がいますが、ここでしっかりと伸ばしたいのは背骨ではなく臀筋です。
骨盤が床から離れて浮いてしまわないように注意しながらじっくりと伸ばしていきましょう。
- 仰向けに寝た状態で両膝を抱える
- 両膝を胸に近づけるようにし、両方のお尻をゆっくりと伸ばす
- 20〜30秒×2〜3セット行う
臀筋のストレッチ②
椅子に座りながら気軽に行えるストレッチです。
ゴルフの前後だけではなく、デスクワークの合間などにも行うとより効果的です。
股関節が硬い人で、始めの姿勢をとるのが大変な場合は、膝の角度を緩めて行ってみましょう。
- 椅子に座り、右の太ももの上に左足を乗せる
- ゆっくりと息を吐きながら、身体を前に倒す
- 右お尻の外側が伸びていることを感じながら20〜30秒キープ
- 左側も同様に行う
フォームや力みの修正
筋肉を痛める原因となる不良姿勢でのスイングや、筋肉の余計な力みをとることも股関節の痛みを和らげるためには重要です。
スイングに伴う下半身〜体幹の捻りが上手く行えない場合は、一度クラブを置いて動きだけを確認する練習も効果的です。
アドレスの状態から、しっかりと左右の足で地面を踏ん張り土台を作った上で、両手を胸の前で交叉し右〜左へと股関節から上半身を捻ってみましょう。
両手や股関節の余計な力みを減らし、単純な身体の軸回旋を行う感覚がつかめると思います。
次にクラブを持って素振りの状態で行い、イメージを掴んでから実際にボールを打ってみましょう。
この様に、正しいフォームへ改善することも股関節の痛みを改善させるのには重要となります。
自分のスイングがうまく修正できない時は、動きの専門家である理学療法士に診てもらうのが一番効率的でもあります。
当院はスタッフ全員が理学療法士であり、痛み改善の施術だけでなく姿勢や動きの指導やアドバイスにも自信があります!
全国に店舗を拡大していますので、ぜひお近くの店舗でその効果を実感してみてください!
まとめ
日常生活であまり意識して使うことがなく、痛くなってから気付くことが多いのが股関節周りの筋肉の痛みです。
特に、股関節を土台としてスイングをするゴルフでは、この筋肉を痛めてしまう人が少なくありません。
痛みの原因をしっかりと理解し、負担となるフォームを修正することや、こまめにストレッチをすることが長くゴルフを楽しむためにも重要となります。
ゴルフでの股関節の痛みに悩んでいる方は、是非、本記事を参考にしてみてください。
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