「ゴルフの後になんだか首が痛くなる……」
「首が痛くて思うようなスイングができない……」
そんな悩みを抱えていませんか?
ゴルフで起こる首の痛みは、体に問題があるケースとスイングに問題があるケースの2つが関係しています。
初心者に限らず「飛距離を伸ばしたい」と頑張る上級者にも頻繁に起こってしまうものです。
放っておくと日々の生活に支障が出るほどひどくなってしまうこともあるので、早めに適切な対処をすることが大切です。
本記事では、そんなゴルフによって生じる首の痛みの原因から対処法まで詳しく解説していきます。
※すでにつらい痛みに悩まされている方は先に「ゴルフで首が痛い時の対処法」を先に覗いてみましょう。
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当院だからこそ出来る筋膜リリースの施術やその驚きの効果についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事を覗いてみてください。
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ゴルフで首が痛い時に考えられる事
ゴルフのスイング時や後からジワジワと生じる首の付け根あたりの重だるさや痛み。
その痛みの原因として主に
- 筋肉の痛み
- 関節の痛み
- 神経の痛み
の3つが考えられます。
筋肉の痛み
局所的な鋭い痛みではなく動かすことにより重だるさや痛みが生じる場合は、筋肉が原因となっている可能性が高いです。
常に約6〜8kgほどの重さがある頭を支えながら何度もスイングをするため、ゴルフでは特に首の筋肉への負担を受けやすいです。
それに加えて、普段から
- 長時間のデスクワークが多い
- 猫背・ストレートネックなどの不良姿勢
- 目の疲れを感じる
- 頭を締め付けられるような頭痛になる
などの悩みを抱えている人は、首〜肩まわりの筋肉が凝り固まっています。
筋肉は本来、伸び縮みしながら力を発揮し関節の動きを可能にしますが、血流が悪くなり硬くなってしまうとその動きが悪くなってしまいます。
この上、ゴルフのスイングのような過度な負荷が掛かると、無理に引き延ばされてしまい痛みを生じてしまいます。
さらに、上記で述べたような姿勢が崩れてしまっている状態では、回転の軸がずれたままスイングを繰り返してしまう為、どんどん負担が掛かってしまいます。
関節の痛み
首を上下、左右いずれかの方向に動かした時に痛みが生じる場合は、関節が痛みの原因となってしまっている可能性があります。
私たちの首(頚椎)は7つの小さな椎骨と呼ばれる骨が積み木のように積み重なって形成されます。
その7つの小さな骨は、
前方:椎間板
後方:左右の椎間関節
でお互いに繋がり合っています。
椎間板は、首にかかる衝撃を和らげるクッションの様なはたらきのほかに、椎骨の動きをスムーズにしてくれています。
椎間関節は、手足の関節と同じ様に、骨同士が過剰に動かないように靭帯で保護されずれてしまわないような構造をとっています。
この関節に何かしらの異常が生じると首を動かしたときに痛みが生じてしまいます。
7つの頚椎のどの関節の部分に障害が生じるかによって、痛みが生じる部分は変わってきます。
症状の特徴としては、他の原因と比べ以下の部分に局所的な痛みを感じることが多く見られます。
- 第2、3頚椎の間の障害では後頭部から首の後ろ
- 第3、4頚椎、第4、5頚椎の間の障害では首の後ろ〜首と肩の境目辺り
- 第5、6頚椎の間の障害では肩の上部
- 第6、7頚椎の間の障害では背中の上部
上記のように、痛みの部位が特定できる場合は関節に原因があるかもしれません。
神経の痛み
症状が痛みだけにとどまらず、腕や手先にしびれを生じる場合は神経に問題が生じてしまっているかもしれません。
ゴルフで起こりやすいのが、頚椎症性神経根症です。
頚椎症性神経根症
骨の内側には脊柱管という神経の通るトンネルを脳につながる神経の束である脊髄(頸髄)が通っています。
腕や手指につながる神経は、その頸髄から枝分かれをし、頚椎の骨と骨の間を通っていきます。
頚椎が何らかの原因で変形してしまう病気を「頚椎症」と言いますが、この病気により神経が圧迫されると痺れや痛みが生じてしまいます。
脊髄が通るトンネル部分で神経が圧迫されると「頚椎症性脊髄症(頚髄症)」、枝分かれした部分(神経根)で圧迫されると「頚椎症性神経根症」と呼ばれます。
症状
中年~高齢の人で肩~腕の痛みが生じます。腕や手指のシビレが出ることも多く、痛みは軽いものから耐えられないような痛みまで程度はそれぞれです。
一般に頚椎を後ろへそらせると痛みが強くなりますので、上方を見ることや、うがいをすることが不自由になります。上肢の筋力低下や感覚の障害が生じることも少なくありません。
原因と病態
加齢変化による頚椎症(椎間板の膨隆・骨のとげの形成)の変化によって、脊髄からわかれて上肢へゆく「神経根」が圧迫されたり刺激されたりして起こります。
遠近両用眼鏡でパソコンの画面などを頚をそらせて見ていることも原因となることがあります。
手術が必要な場合もあるので、しびれなどの症状が現れた場合は悪化する前に早めの受診が必要です。
※他にも、タイミングや動きによって生じる首の痛みの原因や対処法について、下記の記事でわかりやすく解説しています。
同じような症状でお悩みの方は覗いてみてください。
ゴルフで首が痛くなる5つの原因
ゴルフで首が痛くなる人には、ある程度共通する原因があります。
ここでは、よくある5つの原因を紹介します。
- ボールを見る事を意識しすぎている
- 首の筋肉が硬い
- 体が力んでいる
- 普段の姿勢が悪い
- 体が冷えている
1つでも当てはまる場合は意識しが必要です。
1.ボールを見る事を意識しすぎている
「ボールを最後まで見て打つ」
「頭がブレないように意識する」
ゴルフを始めると、スイングの基本としてこのように教わることが多いですよね。
確かに、体の軸がブレてしまわないように頭を固定することはスイングの重要なポイントの一つです。
しかし、これを意識しすぎるあまり必要以上の力が首に入ってしまう人が多いんです。
「頭を固定する」ことの意味は、あくまでインパクトの瞬間まで回転軸がブレないように上下や左右に動かないようにすることです。
中にはボールを打った後まで、ボールを置いている地面を見続けてしまう人も多く、これが痛みの原因となってしまっています。
- 頭の固定はあくまで軸がブレないこと
- 意識するのはインパクトの瞬間まで
- ボールを打った後は、体の自然な動きに合わせる
上記の意識で行ってみましょう。
2.首の筋肉が硬い
スイングの時に首を回旋させるといっても、首まわりの筋肉がガチガチに硬くなってしまっている人はそれ自体が困難です。
筋肉が硬くなるとその分関節の動きは制限され自分で動かせる範囲も狭くなってしまいます。
しかし、スイングではクラブの重さや体の勢いがつくことで本来持っている関節の動き以上に動いてしまうことがあります。
これによって、無理に引き延ばされた筋肉を痛めてしまったり関節を痛めてしまったりするんです。
無理のないスイングためには、それを可能にする筋肉の柔軟性が必要不可欠です。
3.体が力んでいる
特に上級者に多いのが必要以上に体が力んでしまっている人です。
ゴルフが上達するにつれ、飛距離を伸ばすことに意識が向いてしまうと自然とクラブを振る腕に力が入ってしまいます。
首の筋肉は肩まわりにも付着しているため必要以上に力んでしまったり、よく言う手打ちの状態となると結果的に首へのストレスも大きくなってしまいます。
あくまで、体の回旋を意識してそこから生まれる捻転差によって生み出されるパワーをボールに伝えるようなスイングをすることが痛みの予防につながります。
4.普段の姿勢が悪い
- 猫背
- 巻き肩
- ストレートネック
- 眼精疲労や偏頭痛を抱えている人
などの首にまつわる不良姿勢は、デスクワークが増えた現代で多くの人に見られます。
ゴルフ場に行っても、クラブを握る腕の動きや腰の振りなどを意識する人は多いですが、首の位置まで気に出来ている人は中々いません。
スタートの状態からこのような不良姿勢となっていると、クラブヘッドの重みや回転の勢いがつくスイングでの負荷が重なり痛みが生じてしまいます。
5.体が冷えている
首に限らず、真冬の寒い時期に体の節々が痛くなった経験はありませんか?
このように、体の冷えはよくないとなんとなく理解している人も多いのではないでしょうか。
冷えによって体の痛みを引き起こすメカニズムは以下の通りです。
体が冷えて血管が収縮する
⇨血の巡りが悪くなっていく
⇨筋肉に酸素や栄養が行き届かなくなる
⇨血液中に老廃物が溜まりやすくなる
⇨筋肉がどんどん硬くなってしまう
⇨硬くなった筋肉が血管や神経を圧迫する
⇨結果的に痛みが生じる
特にゴルフのラウンド中で、自分の順番を待っているときなどは体が冷えてしまいます。
冷えによって首や肩まわりの筋肉が硬くなり、痛みを生じてしまう人もいます。
ゴルフで右の首が痛くなる人の特徴
右の首ばかり痛くなる人は、スイングの際に右腕に余計な力を入れすぎているかもしれません。
腕の付け根である肩と首の筋肉はつながっているため、右手に余計な力みがあると首の右側も同じように緊張状態となってしまいます。
また、グリップを握る右腕に力が入りすぎてしまうとバックスイングの時点から、肩が内旋(内向き)気味になってしまいます。
この状態でスイングをすると、斜め上から地面を叩きつけるような形になるためダフリにもつながりやすく、首にも衝撃が加わってしまいます。
首の右側に痛みを抱える人は、グリップの握り方やバックスイングの方の向きを意識してスイングの修正をしてみましょう。
ゴルフで左の首が痛くなる人の特徴
反対に左の首が痛くなる人は、左の肩全体に負担が掛かるスイングになってしまっているかもしれません。
もともと、ゴルフのスイングは
- テークバックの時には左の肩や肩甲骨につく筋肉が引き延ばされる
- インパクトに向かって先ほど引き延ばされた筋肉は勢いよく収縮し力を発揮する
この2つの動きが繰り返されます。
このように【伸ばす・縮める】の動きが繰り返されると、肩や首まわりの筋肉には過度なストレスが掛かってしまいます。
これが痛みに繋がってしまうのです。
グリップを握る手は軽く、腰ー胴体ー肩の回旋動作から生まれる捻転差を意識してスイングすることを意識してスイングの修正をしていきましょう。
ゴルフで首が痛い時の対処法
ここでは、首が痛い時の対処法について解説していきます。
基本的には、自宅で出来るセルフケアの方法を解説していきます。
※この時点で
「痛みをいち早く取りたい」
「ゴルフのラウンドを直近で控えている」
という方に向けて当店では、あなたの痛みに効くおすすめの筋膜リリース動画をLINEから無料でお伝えしています。
痛みが強い場合は安静にする
痛みが強い場合は、まず無理に動かさずに安静にすることが優先です。
特に、
- じっとしてても痛い
- 痛みが強くて動かせない
- 生活に支障が出るほど痛みがある
といった症状があるときは、炎症が起きている可能性もあるので早めに病院を受診しましょう。
痛み止めの内服や、湿布などの外用薬を併用し炎症が治るのを待ちましょう。
ストレッチ
痛みが引いてきたら、痛みのない範囲でストレッチを行うことが重要です。
筋肉が硬くなってしまうと、痛みの原因となりやすいためストレッチは毎日こまめに行うとより痛みの軽減や予防に繋がります。
ここでは首まわりのストレッチを2種類紹介します。
ゴルフの前後だけでなく日々のデスクワークの合間などにも取り入れてみましょう。
首の後ろのストレッチ
頭を後ろから支える首の後を側の筋肉を伸ばすストレッチです。
首だけでなく、左右の肩甲骨まわりの筋肉も一緒に伸ばす意識で行うとより効果的です。
- 背筋を伸ばし、両手を頭の後ろで組む
- 息を吐きながら、手で頭を支えながら下を向く
- 顔の前で両肘をくっつけるように首の後ろを伸ばし10秒〜20秒キープ
首の左右のストレッチ
首の左右の筋肉を伸ばすストレッチです。
左右非対称な動きをするゴルフでは負担がかかりやすい部分です。
首〜肩の余計な力みをとり、リラックスした状態で行いましょう。
- 背筋を伸ばして立つ
- 首を右に倒し、右手を左耳の上あたりに置く
- 右手の重さを利用して首をさらに倒して10〜20秒キープ
※左右同じように行いましょう
マッサージ
マッサージでは、ストレッチでほぐしにくい部分を中心に優しくほぐしていきます。
ここでは首の誰でも気軽に行える首のマッサージを2種類紹介していきます。
ゴルフの合間やデスクワークで疲れたときなどに取り入れてみましょう。
首の後ろのマッサージ
首の後ろに付く筋肉の緊張を緩めるマッサージです。
ゴルフだけでなく、パソコン作業やスマホ操作など眼精疲労を伴う人にも効果的です。
- 両手の中指と薬指を後頭部の髪の生え際にある窪み(硬い骨のすぐ下の柔らかくなっている部分)に当てる
- 両手は固定しゆっくりと上を見上げ、首の後ろ側を緩める
- そこから首を小刻みに左右に振り優しくマッサージ
首の後ろのマッサージ②
指の腹を使ってやさしくもみほぐすマッサージです。
痛みのない範囲で力を加減しながら行いましょう。
- マッサージ①と同じ部分に両手の中指と薬指を当てる
- 顔を正面に向け、ゆっくりと小さな円を描くように優しくマッサージする
まとめ
重たい頭を支えている割には、首の骨は小さく普段から負担がかかりやすい部分です。
不良姿勢やもともとの筋肉の硬さに加えて、ゴルフのスイングによるストレスがかかった時に首の痛みが生じてしまします。
本記事で紹介している対処法を実践し、首の痛みをなくしていきましょう。
いくらセルフケアを続けても良くならない方、今すぐ取りたい痛みでお悩みの方は、ぜひ筋膜リリースの専門家である当院に、一度ご相談ください!
※他にもゴルフによって生じる背中や腰、肩・肘の痛みについてお悩みの方はぜひ覗いてみてください。