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太ももの裏に筋肉痛のような痛み?原因と対策について紹介!

太ももの裏に筋肉痛のような痛み?原因と対策について紹介!

監修者について

この記事を監修している人:木城 拓也(理学療法士免許所有)

理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。

木城先生

太ももの裏に筋肉痛のような痛みを感じたことはありませんか?

実は太ももの裏には、日常生活やスポーツなどで頻繁に使う筋肉があるだけでなく、たくさんの神経や血管が通っています。

そのため、神経や内科的な疾患が原因となって痛くなることもあるのです。

本記事では、太ももの裏に生じる筋肉痛のような痛みについて解説していきます。

原因と対策方法も紹介しているため、太ももの裏の痛みにお悩みの方はぜひ参考にしてください。

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太もも裏にある筋肉(ハムストリングス)について

太ももの裏には、おしりから膝の裏に向かってついている大きな3つの筋肉があります。

  • 半腱様筋はんけんようきん
  • 半膜様筋はんまくようきん
  • 大腿二頭筋だいたいにとうきん

上記3つの筋肉を総称して、ハムストリングスといいます。

ハムストリングスは、股関節の動きや膝の動きに関わる筋肉です。

硬くなると、太もも裏の痛み以外に腰痛や股関節痛、膝痛の原因にもなります。

そのため、普段から柔軟性を保っておきましょう。

 

太ももの裏の筋肉が痛い!筋肉痛?肉離れ?骨折?何が原因なの?

なぜ太ももの裏の筋肉が痛くなるのでしょうか。

おもに筋肉痛や肉離れ、場合によっては骨折や神経、血管が原因となっていることもあります。

太ももの裏の筋肉が痛くなる原因のひとつである筋肉痛について、以下で解説します。

 

太ももの裏は筋肉痛が起きやすい?

太もも裏にあるハムストリングスは、日常生活やスポーツにおいて強い力や瞬発力を必要とすることが多い筋肉です。

そのため、しばしば筋肉痛が起こります。

筋肉痛を予防するためには、日頃からストレッチやトレーニングにより筋肉の柔軟性や強さを保つことが大切です。

また、アイシングで筋肉を冷やすことも有効です。

しかし、筋肉痛になってしまった場合は注意しましょう。

筋肉を伸ばして痛みがあると筋繊維が損傷している可能性があるからです。

そのような場合、無理にストレッチしてしまうと痛みが治らないどころか、かえって悪化させてしまうこともあります。

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太ももの裏が痛くなる原因で考えられること

太ももの裏に筋肉痛のような痛みが出る場合、いろいろな原因が考えられます。

  • 坐骨神経痛ざこつしんけいつう
  • 梨状筋症候群りじょうきんしょうこうぐん
  • 外側大腿皮神経痛がいそくだいたいひしんけいつう
  • 閉鎖神経痛へいさしんけいつう
  • 閉塞性動脈硬化症へいそくせいどうみゃくこうかしょう
  • 肉離れ

上記のうち、外側大腿皮神経痛と閉鎖神経痛は裏側に直接関わる痛みではありませんが、太ももに出る痛みとして紹介します。

それぞれみていきましょう。

 

坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛とは、坐骨神経が何らかの原因によって圧迫されて起きる痛みです。

症状は、以下の部位に痛みが放散します。

  • おしり
  • 太ももの後ろや外側
  • 足先

坐骨神経痛は病気の名前ではなく、上記の部位に痛みが生じている場合にいわれる総称であり、原因となる疾患が存在します。

腰仙部から坐骨神経の支配領域,すなわち殿部,下肢後面あるいは外側面へ放散する疼痛自体,あるいは疼痛を呈する症候群の総称.原因は種々あるが,椎間板ヘルニアがもっとも多い.

引用:脊椎脊髄病用語事典

そのため痛みを治療するには、坐骨神経痛の原因となる疾患を特定することが重要です。

坐骨神経痛の原因となるおもな疾患には、以下の2つがあります。

  • 腰椎椎間板ようついついかんばんヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう

それぞれみていきましょう。

 

腰椎椎間板ヘルニアについて

腰椎椎間板ヘルニアは、背骨の骨と骨の間にある椎間板の中にある髄核という組織が、背骨の後ろに飛び出して神経を圧迫する疾患です。

日本整形外科学会では、以下のように説明しています。

椎間板は腰の背骨に加わる衝撃を緩和するクッションの役割を担っています。椎間板は中心部にゼリー状の髄核と呼ばれる柔らかい組織とその周囲の繊維輪と呼ばれる丈夫な外層とで構成されています。この椎間板の内容物が押し出され突出します。これを椎間板ヘルニアと呼びます。

引用:日本整形外科学会

症状は、以下の部位に痛みや痺れがあらわれます。

  • おしり
  • 太ももの裏

また、腰椎椎間板ヘルニアがどこで起きたかによって、症状の出る場所が異なるのが特徴です。

たとえば、太ももの裏に症状が出る場合は、5つある腰椎(腰の骨)の4番目と5番目の間にある腰椎椎間板ヘルニアが原因です。

  • 体を前にかがめる
  • 重い荷物を持つ
  • 長時間運転する

上記の姿勢や過ごし方による腰へのストレスが、頻繁にかかったり持続的にかかったりすると繊維輪が脆くなって、腰椎椎間板ヘルニアを起こしやすくなります。

 

腰部脊柱管狭窄症について

腰部脊柱管狭窄症は、腰椎にある神経の通り道であるトンネル(脊柱管)が狭くなり、その中にある神経が圧迫される病気です。

狭くなる原因は、加齢にあります。

長い年月をかけ、椎間板やじん帯、背骨と背骨の関節などが変形してくると脊柱管が細くなります。

症状は、以下の部位に痛みや痺れが現れます。

  • 太ももの裏
  • すね
  • ふくらはぎ

立ったり、歩いたりすると症状が悪化し、座ったり、前かがみになったりするとやわらぐのが特徴です。

そのため、少し歩いては休み、また歩くといった定期的な休憩が必要です。

このように、歩行と休息を繰り返す歩き方を間欠性跛行といいます。

 

梨状筋症候群とは?

梨状筋症候群とは、おしりと太ももの骨を結んでいる筋肉に負担がかかって起こる痛みです。

前述したように、坐骨神経痛は腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症が原因で起きますが、梨状筋症候群も原因となります。

おしりにある坐骨神経の出口のところで梨状筋による圧迫があると、坐骨神経の通り道に沿って痛みが出るのです。

梨状筋に強く負担がかかる原因として、以下の動きや生活習慣があります。

  • 長時間の運転
  • 中腰姿勢
  • スポーツ

上記が原因となり、おしりの外側や太ももの裏側にチクチクピリピリとした痛みや痺れが出ます。

 

外側大腿皮神経痛とは?

外側大腿皮神経痛とは、太ももの前側と外側に沿って起きる痛みです。

外側大腿皮神経は、骨盤の前側で上・外側にある骨のでっぱりの下を通り、太ももの前側と外側に向かっています。

でっぱりの下にあるトンネルから出てくる部分で神経が痛むと、通り道に沿って痛みが出ます。

チクチクと刺されるような痛みやしびれを感じますが、運動麻痺(脱力し、思ったように動かせない状態)は起こりません。

ベルトやコルセットなどできつく締めたり、きついズボンを履いたりする習慣があると、神経が圧迫されて起きることがあります。

また、肥満や妊娠中の方でも同様に圧迫によって痛みが出現することもあります。

神経の通り道をみると、太ももに出る痛みではありますが、裏の筋肉の痛みには直接関わりません。

 

閉鎖神経痛とは?

閉鎖神経痛とは、太ももの内側にある筋肉や皮膚に向かっている神経が圧迫されて起きる痛みです。

原因には、以下があります。

  • 加齢
  • 骨盤のゆがみ
  • 妊娠中の方

症状は、太ももの付け根の前側や内側にチクチク、ピリピリした痛みや痺れが出て、けいれんを起こすこともあります。

閉鎖神経痛も太ももに出る痛みではありますが、外側大腿皮神経痛と同様に太ももの裏の痛みには関わりません。

 

閉塞性動脈硬化症とは?

閉塞性動脈硬化症は、動脈硬化(動脈が硬く、弾力を失った状態)によって足の血管が詰まったり、細くなったりして血液の循環が悪くなる病気です。

症状は、太ももの裏やふくらはぎに痛みや痺れが出ます。

脊柱管狭窄症と同様に、少し歩くと症状が悪化し、一度休憩するとまた歩けるようになる間欠性跛行が特徴です。

動脈硬化の原因は、以下の生活習慣や病気が原因で起こります。

  • 長年の喫煙習慣
  • 糖尿病
  • 高血圧症
  • 脂質異常症
  • 肥満

そのため、骨や筋肉、関節などに異常がなくても痛みが出る場合は、閉塞性動脈硬化症の可能性が考えられます。

坐骨神経痛と痛みの範囲が似ていますが、足先が冷たくなっている点が閉塞性動脈硬化症の特徴です。

冷たくなるのは、血管の詰まりによって必要な酸素や栄養が行き渡らないからです。

 

肉離れとは?

肉離れとは、筋肉が部分的に断裂することです。

ジャンプやダッシュなど、スポーツの場面において筋肉に強い負荷がかかったときに起こります。

日本整形外科学会では、以下のように説明されています。

大腿部のものは、前面は大腿四頭筋、後面はハムストリングの筋部分断裂です。筋肉が伸ばされながら収縮すると、筋力に負けて部分断裂を生じることがあります。それが「肉離れ」です。

引用:日本整形外科学会

肉離れは安静にしていれば痛まず、筋肉が動いたときに痛くなります。

そのため患部を押したり、引っ張ったりして痛みが出れば、肉離れの可能性があります。

仰向けで足を真っすぐに伸ばして持ち上げたときに、どのくらいの角度で痛みが出るかによって重症度が分かるため、以下を参考にしてください。

  • 70°で出現:軽症
  • 30°~70°で出現:中等症
  • 30°で出現:重症

また、肉離れになりやすい方の特徴は、以下のとおりです。

  • 筋肉が疲労している
  • 筋肉の柔軟性が低下している
  • 準備運動が不足している
  • 太ももの表と裏の筋力の強さがアンバランスである

日頃からマッサージやストレッチにより、筋肉を柔らかくしておくことが大切です。

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太ももの裏の筋肉痛をやわらげる方法

太ももの裏の筋肉痛を和らげるには、正しい方法でストレッチしましょう。

以下で、おすすめのストレッチ方法を解説します。

注意点として、太もも裏の痛みに加えて腰痛や痺れがある場合、やってはいけないストレッチもあります。

かえって痛みを悪化させないように、ぜひ参考にしてください。

 

太ももの裏のおすすめストレッチ方法

ストレッチは硬くなった筋肉を柔らかくし、神経の圧迫によって起きる痛みに対して有効です。

以下の方法で行ってみましょう。

  1. 椅子に浅く座り、膝を伸ばす
  2. 膝が曲がらないように手で押さえる
  3. そのまま身体を前に倒す
  4. 逆足も同様に行う

 

太ももの裏の筋肉痛が治らないときは何科に行く?

太ももの痛みには、何科に行くのでしょうか。

結論からいうと、まず整形外科を受診しましょう。

脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどが原因の場合、レントゲンやMRI検査により痛みの原因を特定しやすいからです。

しかし、画像所見で痛みが特定できない場合、治療が難渋する可能性があります。

そのような場合、筋肉の硬さが原因で神経を圧迫している可能性があるため、正しいストレッチやトレーニングを指導してもらうことが大切です。

 

この記事のまとめ

今回は、太ももの裏に出る筋肉痛のような痛みの原因や対策について紹介しました。

筋肉痛のような痛みといっても、神経痛や内科的な疾患が原因で痛むこともあります。

そのため、日頃からストレッチや運動により筋肉の柔軟性を保つとともに、生活習慣を見直すことも大切です。

しかし、自己流のトレーニングでは本当に効果があるのか不安だという方もいらっしゃるでしょう。

もちろんストレッチやテーピングなどで症状が改善することもありますが、あくまで対症療法です。

もし症状が改善しない場合は、痛みを根本から改善するお手伝いをしている私たち理学BODYにご相談ください。

太ももの裏の痛みの原因を特定し、効果的な筋膜の施術を行います。

理学BODYでは太ももの裏の痛みの根本の原因となる筋膜へアプローチし、症状の改善と再発の予防を行います。

もし、病院や整体院へ通っても症状が思うように改善しない場合は、筋膜のプロである私たちに一度ご相談ください。

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