上を向くと頭が痛い、そんな悩みありませんか?
頭痛というと、痛み止めくらいしか自分でできる対策はないように思うかもしれません。
ですが、頭痛でも原因は様々で自分で対処できない、場合によっては危険な頭痛もありますが、そうでない場合は整体や自分で対処することもできます。
今回は、危険な頭痛とそれ以外の頭痛の見分け方、危険な頭痛でない場合の対処法を解説します。
上を向くと頭が痛い時にチェックしたいこと

上を向くと頭が痛い場合にチェックしたい項目を挙げました。
ご自身の症状と照らし合わせて、まずは危険な頭痛なのかそうでないのかを見極めましょう。
少しでも危険な頭痛である可能性がある場合、脳神経内科を受診しましょう。
危険な頭痛の見分け方
頭痛は明らかな原因のない一次性頭痛と脳の血管の病気や外傷による二次性頭痛に分けられます。
危険な頭痛というのは、二次性頭痛にあたり、脳出血や脳梗塞など、何らかの大きな病気が背景に潜んでいる可能性があります。
二次性頭痛の原因としては、大きく以下の4つに分けることができます。
- 頭部の外傷
- 脳卒中に伴う頭痛
- 感染症による頭痛
- 頭蓋骨、首、目、耳、鼻、歯、口など顔を構成する要素に問題がある
そして、これらを疑うポイントとして以下の8つが挙げられます。
もし、8つの内、どれかに当てはまって、かつ、頭痛があるのなら、すぐに脳神経内科に受診することを強くお勧めします。 上記で解説した一次性頭痛は背景に病気が潜んでいる可能性のある二次性頭痛と比べると、安全で問題ない可能性が高いです。 一次性頭痛の見分け型としては、下記のような症状に当てはまるかチェックしてみてください。 上記に当てはまる頭痛の場合、多くは背景に病気が潜んでいる可能性がある二次性頭痛ではなく、一次性頭痛である可能性が高いです。 いわゆる、偏頭痛や緊張型頭痛と呼ばれる頭痛のことを指します。 このような頭痛は、肩や首、頭の筋肉や筋肉を覆う筋膜という膜が緊張して硬くなることが関係していることが多いです。 それによって、血管や神経が圧迫され、それが刺激となって頭痛を引き起こしたり、痛みを起こす化学物質が放出されることで頭痛が起こります。 その場合は、ストレッチやマッサージ、運動で和らげることができる可能性が高いです。 ですが、一次性頭痛に関しても、自分で判断するのは難しいので、少しでも不安を感じるのなら脳神経内科へ受診してください。 上を向くと頭が痛い時の多くは、一次性頭痛の中でも緊張型頭痛に分類される可能性が高いです。 なので、ここでは緊張型頭痛とはどんな頭痛なのか、緊張型頭痛が起こる原因とはどんなものがあるのかについて解説します。 緊張型頭痛の特徴としては、以下のような特徴が挙げられます。 一次性頭痛の中でも、最も多いのがこの緊張型頭痛とされています。 よく名前を聞く、偏頭痛と違うのは偏頭痛がズキズキと脈打つような頭痛なのに対し、緊張型頭痛は締め付けられるような頭痛で、頭痛の程度は弱いという特徴があります。 偏頭痛と緊張型頭痛では、原因や対策も微妙に異なるので、上を向いて頭が痛くなる方は上記の緊張型頭痛の特徴に当てはまるかどうかチェックしてみてください。 緊張型頭痛の原因としては、おもに以下の4つに分けられます。 それぞれ解説します。 頭痛には、肩や首の筋肉の硬さが関係しています。 何故なら、肩や首の筋肉は頭蓋骨から肩や首へ伸びているので、肩や首の動きは筋肉を通して頭蓋骨に伝わるからです。 また、頭痛を訴える方は、肩や首の筋肉を押すと痛みがある場合が多いです。 押すと痛いというのは、筋肉自体に普段から負担が加わっているということが言えます。 このことからも、頭痛が肩や首の筋肉と関係しているのが分かるでしょう。 さらに、肩や首の筋肉を覆う筋膜は、頭や顔の筋肉も覆っています。 つまり、筋膜を通して間接的に肩や首と頭はつながっているということ。 筋肉の硬さは筋膜も硬くするので、その硬さがそこに通っている神経を刺激し、それが頭痛の原因にもなります。 姿勢の悪さは、肩や首、頭の筋肉に負担をかけます。 たとえば、多いのはデスクワークやスマホを操作する際に、背中が丸くなり、首が前に出て、頭だけ起こして前を見るような姿勢です。 その姿勢を再現すると分かると思いますが、肩や首の筋肉に負担となっています。 短時間ならそこまで影響はないかもしれませんが、そのような姿勢を長時間とっていると、重たい頭を支えるために肩や首の筋肉が頑張らないといけず、慢性的に筋肉が緊張した状態となります。 筋肉が緊張した状態が続くと、血管は圧迫され細くなり、血流が悪くなります。 血流が悪くなると、疲労物質や痛みを起こす物質が放出され、そこに溜まっていきます。 その結果、頭痛を起こしてしまうのです。 頭痛にはストレスの高さが関係しているとされています。 いわゆる、心因性の頭痛であり、怪我や病気など痛みを起こす原因がないのにもかかわらず、痛みを感じてしまうことを指します。 頭痛がある方は、普段の生活の中でストレスを感じていないでしょうか? ストレスを感じる原因として多いのは以下のような要因です。 あくまで例ですが、上記に当てはまる方は少なくないのではないでしょうか。 このようなストレスと上述した筋肉の硬さや姿勢の悪さが組み合わさると、頭痛を生む悪循環に陥ってしまいます。 肩や首の筋肉の緊張が頭の神経を刺激して頭痛が起こる。 頭痛が起こることで、また頭痛が起こるかもしれない不安を感じながら生活する。 不安を感じながらの生活が、「自分はこんなに頑張っているのに」、「何で周りは助けてくれない」と周りへのストレスを生んでしまう。 不安やストレスが余計にストレスを強くし、結果として頭痛を繰り返して慢性化してしまうことになります。 個々のライフスタイルも頭痛に関係しています。 たとえば、頭痛に関係するようなライフスタイルは以下のようなものが挙げられます。 普段から運動する習慣がない、十分に睡眠時間を確保できない、スマホの使いすぎによる目の疲れ、喫煙する習慣がある、など個人のライフスタイルの違いも頭痛に関係します。 上記に当てはまる項目がある方は、見直せるものがあるのなら見直してみてはいかがでしょうか。 上を向くと頭が痛い時の原因が分かったら、次はどう対処するかです。 ここでは、対処法として以下の4つを挙げています。 それぞれ解説します。 私たちは過去や未来のことを考える時間が非常に多くを占めています。 特に過去の失敗や未来への不安というネガティブなことほど、多く考えてしまう傾向にあります。 そうした状態から抜け出し、心を今に向ける状態をマインドフルネスと言います。 頭痛が長引いている場合、頭痛に対する不安から今後に対する不安や恐怖という感情で一杯になってしまっていることが多いです。 そうした考えが、頭痛を長引かせたり、症状を強くしてしまう原因になりかねないので、そうした場合にマインドフルネスが有効です。 たとえば、マインドフルネスの方法の1つとして、呼吸を使ったものがあります。 頭痛や頭痛に対する不安や恐怖ではなく、呼吸に、自分の体の部位に注意を向けることで、頭痛のことでいっぱいになっている頭を整理しましょう。 普段の生活に取り入れやすい姿勢の直し方は、座っている姿勢を直すことです。 上述した、背中が丸くなり、首が前に出て、頭だけ起こして前を見るように姿勢の場合、以下のようなポイントを踏まえて姿勢を直してみてください。 常に上記の姿勢を保つのも疲れてしまうので、30分から1時間で休憩を挟みつつ実践するのがベストです。 危険な頭痛とそうでない頭痛があるので、まずはご自身がどちらに当てはまるのかを確認しましょう。 もし、危険な頭痛に当てはまるのなら、すぐに脳神経内科を受診してください。 そうでないのなら、どんな原因で頭痛が起こっているのか、どんな対策ができるかを考え、普段の生活に取り入れてみてください。
安全な頭痛の見分け方
上を向くと頭が痛い時の多くは緊張型頭痛?
緊張型頭痛とは?
緊張型頭痛の原因は?
筋肉が硬い
姿勢が悪い
緊張やストレス
ライフスタイル
上を向くと頭が痛い時の対処法
マインドフルネス
(たとえば、右足首→右膝→右股関節→お腹→胸→首→頭)ストレッチ
マッサージ
姿勢を直す
まとめ