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おしりの筋肉痛!なぜ痛いの?症状の原因と対処法を紹介!

おしりの筋肉痛!なぜ痛いの?症状の原因と対処法を紹介!

監修者について

この記事を監修している人:木城 拓也(理学療法士免許所有)

理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。

木城先生

おしりの痛みの原因がわからないまま、なかなか症状が改善せずに悩んでいる方は少なくないのではないでしょうか。

おしりの痛みはひどくなると生活に支障が出る可能性が高いため、早めの対処を行うことが重要です。

本記事では、おしりの筋肉の痛みの原因とその症状について解説します。

おすすめのセルフストレッチについても紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。

さらに、痛みを今すぐどうにかしたい方に向けて、あなたの痛みに効く具体的な筋膜リリースの方法をLINEから無料でお伝えしています。ぜひご活用ください。

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おしりの筋肉が痛い?筋肉痛?なぜ?

おしりの筋肉に筋肉痛のような痛みがある場合、単なる運動による筋肉痛以外に、おしりの筋肉に対して長時間負荷がかかる姿勢を取り続けることが原因として挙げられます。

そのほかおしりの筋肉の緊張が強くなってしまうと、その近くを通っている神経を刺激したり、圧迫したりして痛みが生じている場合も考えられるでしょう。

 

臀部痛?腰痛?痛みの場所や部位は?

おしりの痛みは一般的に臀部痛でんぶつうと呼びますが、部位によっては腰痛の一種としてよくみられます。

おもに、以下の部位に痛みが生じます。

  • おしりの中心部
  • おしりの中心部のすぐ外側
  • おしりの上部の外側
  • 片方のおしりの中心部
  • おしりの真横
  • 片方のおしりの下部
  • おしりの中心の下部

 

おしりの中心部

おしりの中心部で仙骨せんこつという骨がある部位に痛みがある場合、腰痛の一種として痛みがみられる場合がほとんどです。

 

おしりの中心部のすぐ外側

同じく仙骨のすぐ外側にある仙腸関節せんちょうかんせつにも痛みが生じる場合があり、この部位に痛みがある原因として仙腸関節障害せんちょうかんせつしょうがいを起こしていると考えられます。

 

おしりの上部の外側

おしりの上部の外側に痛みがある場合、中臀筋ちゅうでんきん大臀筋だいでんきんが筋肉痛を起こしている可能性が高いでしょう。ここに漢字フリガナ

 

片方のおしりの中心部

片方のおしりの中心部分に痛みがある場合、おしりのより深層にある梨状筋りじょうきんという筋肉が原因で、その周囲を神経を圧迫して梨状筋症候群りじょうきんしょうこうぐんを起こしていたり、股関節障害を起こしていたりする場合が考えられます。

 

おしりの真横

おしりの真横で骨が出ている部分のやや下の部位で痛みがある場合、腸脛靭帯ちょうけいじんたいという靭帯が炎症を起こしている可能性が高いでしょう。

 

片方のおしりの上部

片方のおしりの下部に痛みがある場合、坐骨結節ざこつけっせつという骨が飛び出てている部位があり、その部位が椅子や床などに当たって痛みが生じている可能性があります。

 

おしりの中心の下部

おしりの中心の下部に痛みがある場合、その部位にある尾骨という骨が何らかの原因で痛みを起こしていることがほとんどです。

 

おしりが痛いときに考えられる2つの原因

おしりの筋肉が痛いときに考えられるおもな原因は、以下の2つです。

  • 梨状筋症候群
  • 肉離れ

それぞれみていきましょう。

 

原因①:梨状筋症候群

1つ目の原因は、梨状筋症候群です。

以下で詳しく解説します。

 

梨状筋症候群の症状について

梨状筋症候群は、長い時間座っているなどが原因で、骨盤の中心の骨から股関節についている梨状筋の緊張が強くなり、腰から足に向かってその近くを通っている坐骨神経が圧迫されることで、痛みや痺れが起こる疾患です。

梨状筋は、通常柔らかく坐骨神経に圧迫する可能性は低いといえますが、長時間梨状筋を圧迫する姿勢を取り続けることで梨状筋の緊張を高めてしまいます。

梨状筋症候群のおもな症状は、以下のとおりです。

  • 坐骨神経痛
  • おしりの痛み
  • 下半身の痛みや痺れ

 

梨状筋症候群になりやすい方

梨状筋症候群になりやすい方は、以下のとおりです。

  • 長時間仕事で座っている方
  • 長時間運転する方
  • おしりに負荷がかかる生活をしている方

梨状筋症候群は、軽症の場合は痛みが生じる姿勢をとらないよう1ヵ月ほど安静にすることで回復します。

なかなか痛みが改善せず症状が強いままという方は、医療機関を受診するのがおすすめです。

早期の段階の受診であれば、ストレッチや鎮痛剤などの治療で改善が可能です。

しかし痛みを放置していると、場合によっては手術が必要になる可能性もあるため早めに医療機関を受診しましょう。

 

原因②:肉離れ

2つ目の原因は、肉離れです。

以下で詳しく解説します。

 

肉離れの症状について

肉離れは、普段使っていない筋肉を急に使うことで起こる筋肉の断裂です。

特に、筋肉へ過剰な負荷を急激に与えた際に起こりやすいと言えます。

肉離れの症状は、以下のとおりです。

  • 動作時の痛み
  • 圧を加えた際の痛み
  • 腫れや熱感

 

肉離れになりやすい方

肉離れになりやすい方は、以下のとおりです。

  • 運動不足の方
  • 普段行わない運動を急に行なった方

肉離れは、普段運動をしない方や慣れない運動をいきなり行なった方などに多く発症します。

症状が軽度の場合は、1ヵ月ほど安静にすることで改善していきます。

一方で、生活や普段の仕事に支障が出るほど重度の痛みがみられ、なかなか症状が改善しない方は早急に医療機関を受診するのがおすすめです。

おしりの筋膜に対してのリリース方法も詳しく解説しています。

ぜひご覧ください。

 

おしりの痛みの予防、簡単セルフケアのご紹介!

おしりの痛みの原因とそれを予防する簡単なセルフケアを紹介します。

  • 臀筋群のマッサージ
  • 股関節深層筋のケア

それぞれみていきましょう。

 

臀筋群のマッサージ

臀筋群のマッサージ方法は、以下のとおりです。

  1. 骨盤の中心の外側の上部分にある出っ張った骨を見つける
  2. その骨のすぐ外側を指で上下にマッサージする
  3. 逆足も同様に行う

 

股関節深層筋のケア

股関節深層筋にある梨状筋のケアとして、以下の2つを紹介します。

  • 梨状筋のストレッチ
  • 梨状筋のマッサージ

それぞれ紹介します。

 

梨状筋のストレッチ

椅子に座った状態で行う方法は、以下のとおりです。

  1. 椅子に浅く座り、片足であぐら姿勢を作る
  2. 手で足を押し込みながら、身体を前に倒す
  3. 15~30秒キープ
  4. 逆足も同様に行う

 

梨状筋のマッサージ

梨状筋のマッサージ方法は、以下のとおりです。

  1. おしりと太ももの間にある出っ張った骨の外側を見つける
  2. そのすぐ外側を指で、上下左右、斜めにマッサージする

※上記のほかにも痛みを根本から改善できるよう、あなたの痛みに効果的な筋膜リリース動画をLINEにて無料でお伝えしています

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このおしりの痛みは大丈夫?病院に行くべき?

おしりの筋肉に痛みがある方で、この痛みは大丈夫かどうか不安になる方もいらっしゃるでしょう。

生活に支障がないほどの軽症の場合は、1ヵ月ほど安静にすれば回復していきます。

ただし痛みが強かったり、なかなか改善せず長期間痛みが続いたりする場合は、一度医療機関を受診するのをおすすめします。

また腫れや、痺れなどの症状も併せてみられる場合は、早急に医療機関への受診が必要です。

 

病院での検査方法

おしりの筋肉の痛みの症状で病院を受診する場合、症状の原因を明確にするためにさまざまな検査を必要とします。

おもな検査項目としては、以下のとおりです。

  • 姿勢や歩行の分析
  • 動作確認
  • 筋力検査
  • 感覚検査
  • 画像診断(レントゲン・CT・MRIなど)

 

病院での治療法

おしりの筋肉の痛みに対しての治療法は、以下のとおりです。

  • 運動療法
  • 梨状筋ブロック療法
  • 手術

それぞれ簡単に解説します。

 

運動療法

安静にする時期を過ぎてから、少しずつ運動を開始します。

座って行う梨状筋の静的ストレッチや、簡単なラジオ体操などの動きながら行う動的ストレッチを用いて、筋肉の緊張を緩和して本来の関節の動きを再獲得し、さらなる症状の改善を図る治療です。

 

梨状筋ブロック療法

症状が強くなかなか改善しない場合は、皮膚の上から梨状筋へ注射を行う梨状筋ブロック療法を用います。

超音波などで観察しながら梨状筋に薬液を注射し、梨状筋を支配している神経やおしりの筋肉の痛みの改善を図ります。

ただし梨状筋ブロックの副作用で、足に力が入らない状態が続いて数時間歩けなくなる可能性があるため、医師と十分に話したうえで決断しましょう。

 

手術

梨状筋ブロック療法でも症状が改善しない場合は、手術を行う場合もあります。

ただし、手術を行うのはいたって稀なケースといえます。

 

おしりの筋肉が痛い場合、何科を受診すればいい?

おしりの筋肉が痛い場合に、受診すべき医療機関と受診する際に必要な準備について解説します。

 

痛みが続く場合は整形外科を受診

おしりの筋肉の痛みがなかなか改善せずに続く場合は、筋肉や関節、坐骨神経などの問題が考えられるため整形外科を受診しましょう。

整形外科を受診し、検査で原因を明確にして適切な治療を受けることで、症状が早く改善する可能性が高といえます。

特に筋肉の痛み以外に、以下のような神経症状が出ている方は、腫瘍や内臓疾患の可能性も考えられるため早急に医療機関を受診する必要があります。

  • 休んでいても痛みや痺れがある
  • 足に力が入らない
  • 歩けなくなった
  • 尿失禁などの排尿・排便障害

 

整形外科を受診する前に準備しておくこと

おしりの筋肉の痛みで整形外科を受診する場合に準備しておくことは、以下のとおりです。

  • おしりの筋肉の痛みや痺れの症状がみられるようになった時期
  • 症状がみられるようになったきっかけ
  • 症状がみられる部位
  • 症状が強くなる姿勢や動作
  • 一日の中で症状に差があるか
  • これまでに同様の症状を経験したことがあるか
  • 服用中の薬品
  • 既往歴

上記の内容は整形外科を受診する際に必要な情報ですが、実際に診察を受ける際に、忘れてしまう可能性があります。

そのため整形外科を受診する前に、項目ごとにメモをしておくなどの準備をしておきましょう。

 

まとめ

今回は、おしりの筋肉の痛みの原因とその症状について解説しました。

おしりの筋肉の痛みの予防を目的とした簡単セルフストレッチについても紹介しているため、ぜひ実施してみてください。

理学BODYではおしりの筋肉の痛みの原因となる筋膜へアプローチし、症状を根本から改善と再発の予防を行います。

もし病院や治療院へ通ってもなかなか症状が改善しない場合は、筋膜のプロである私たちに一度ご相談ください。

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