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筋膜リリースで股関節の硬さや痛みは取れる?その理由・注意点まで徹底解説!

筋膜リリースで股関節の硬さや痛みは取れる?その理由・注意点まで徹底解説!

 

『股関節が痛む』

『そけい部が詰まる』

『股関節が硬くて動かしづらい』

このような悩みは、一刻も早く解決したいですよね。

 

痛みや硬さの原因の一つは筋肉・筋膜の硬さにあると言われています。

その硬い筋肉・筋膜をほぐす方法として最近話題になっているのが”筋膜リリース”。

 

筋膜リリースって股関節の痛みや硬さに効果があるの?

と疑問に思う方も少なくはないかと思います。

 

また、テレビやネットの記事で話題になっているからこそローラーなどを使って自己流でやってしまう人がほとんどです。

しかし、間違った方法では本来の効果が出ないどころか、返って痛みを増強してしまう場合があります。

本記事では、筋膜リリースの専門家である当院のスタッフがこれらの疑問にわかりやすく答えていきます!

 

さらに、後半では実際にセルフ筋膜リリースの方法を動画付きで解説しています。

先に方法が知りたい人は、こちらから読み進めてください。

 

筋膜リリースで股関節の硬さや痛みは取れる?

結論から言うと、ほとんどの股関節の硬さや痛みは筋膜リリースで取ることができます!

なぜなら、股関節の不調の多くは筋膜に原因があるからです。

その不調を取り除く手段として、筋膜リリースはとても有効です。

 

ただし、まれに筋膜が原因でない症状もあります。

たとえば、すでに股関節の骨が変形している場合(変形性股関節症)や血流障害の場合(大体骨頭骨壊死)もあります。

これらはまず医療機関(整形外科)で医師の診断を仰いでください。

関節が変形していると、それに応じて筋膜も歪んでいることが多いです。

不調の原因が筋膜由来と関節由来の両方、という場合もあります。

このような場合は、医師と相談のもと筋膜リリースを行ってみると良いでしょう。

 

筋膜リリースが股関節に有効な本当の理由

なぜ、筋膜リリースが股関節に有効なのでしょうか?

その本当の理由を、筋膜施術の専門家が解説していきます。

 

筋膜リリースとは

筋肉を包み込んでいる膜のことを筋膜と呼びます。

筋肉がスムーズに動くためには、筋膜の滑りの良さが不可欠です。

筋膜を柔らかくし滑りを良くして、解きほぐすことを「筋膜リリース」と言います。

筋膜リリースは筋肉の柔軟性を引き出し関節の可動域を拡大する効果が期待できます。

 

股関節の硬さや痛みの9割は筋膜由来

股関節の痛みのほとんどは、筋肉を包んでいる筋膜の硬さが影響しています。

股関節は深く曲げたり開いたりと大きく動かせる関節です。

さまざまな動きができるよう、たくさんの筋肉・筋膜が周りを囲んでいます。

 

怪我で筋肉を傷めてしまうと、同時に筋膜も傷ついてしまいます。

そして、筋膜が修復される過程で、他の筋膜とくっついてしまうことがあります。

また、同じ姿勢を長く続けると、筋膜の滑りが悪くなり硬くなってしまいます

病気デスクワークなどで長時間同じ姿勢を取る方,猫背など悪い姿勢の方は注意が必要です。

 

これらの原因で筋膜に問題が生じると、筋肉がしっかりと伸び縮みしなくなります。

そのため、股関節を曲げた時に詰まるような感覚や痛みが出やすくなります。

結果として、股関節を深く曲げる動作やしゃがみ込みの動作に支障が出てしまいます。

 

このような症状は筋膜リリースで改善することができます。

 

筋膜を整えることが根本治療につながる

さらに、筋膜リリースは症状の根本治療にも繋がります。

 

股関節の不調に対して、ストレッチやもみほぐしマッサージでも効果が出ることはあります。

ただし、これらは筋膜へのアプローチではありません。

即時的な効果はあっても、時間が立つとまた元に戻ってしまうことが多いのです。

 

これに対して筋膜リリースは、硬くなったりくっついてしまった筋膜をほぐして整えます。

そのため、即時的な効果も長期的な効果も期待ができます

 

これが、筋膜リリースをオススメしたい本当の理由です。

 

筋膜リリースをセルフで意外な2つの注意点

最近ではよく書籍やネットの記事で”セルフ筋膜リリース”が紹介されています。

ご自身で筋膜リリースができたら、日頃のケアが出来てとても良いですね。

でも、気をつけなければならない注意点があります。

意外かもしれませんが、ゴリゴリほぐすのはNGです。

詳しくみていきましょう。

 

むやみにゴリゴリほぐすのはNG?

筋膜リリースがときに「筋膜はがし」と呼ばれることがあります。

この言葉のせいなのか、筋膜リリースは”強い力でゴリゴリほぐすもの”というイメージをもたれていることがあります。

ですが、やみくもに強い力ではがそうとしても、筋膜はリリースされません。

 

筋膜は体の中で何層にも重なっていますが、一番浅い層は皮膚の真下にあります。

そのため、ときには弱い力でも十分に筋膜リリースができます。

このときゴリゴリしてしまうと、効果がないだけではなく、逆に正常な筋膜を壊してしまいます

無理に筋膜をはがす(壊す)と、その時は気持ちよさを感じたり動きが良くなったように感じます。

ですが、壊れた筋膜が修復される過程で、再び筋膜がくっついてしまいます。

これを何度も繰り返すと、なめらかな筋膜が硬くなってしまい、より一層体が動かしにくくなります。

 

また、痛みのある場所だけをむやみにゴリゴリし続けるのも良くはありません。

筋膜は全身に張り巡らされており、ある部位の痛みの原因が別の場所の筋膜にあることもあります。

股関節の硬さの原因がふくらはぎの筋膜にある、ということもあるのです。

ですので、股関節が痛いからと言ってその周りだけをゴリゴリし続けると、正常な筋膜を壊してしまうかもしれません。

 

筋膜リリースは症状と体の状態を評価し、不調の根本を見極める必要があるのです。

力任せにゴリゴリほぐすのは絶対にやめましょう。

 

詳しくは以下の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。

股関節が痛い人の9割は筋膜リリースで改善する?

 

ローラーは実はNG?

最近では、筋膜リリースのための器具も販売されています。

中でもこのようなローラー状のものが有名です。

ローラー
ローラー状のセルフ筋膜リリース器具

パンパンに張った筋膜をこれでゴロゴロすると、痛気持ち良いです。

ツボを押されたような感じがして、硬い筋膜もほぐれそうですよね。

 

しかし、実際にはこれで筋膜がものすごくほぐれることはありません。

なぜなら、筋膜をほぐすには器具が大きすぎるからです。

 

筋膜が硬くなる時は、数ミリ〜数センチ程度のツボのような場所が硬くなります。

ですので、筋膜をほぐす時にはそのツボをピンポイントでほぐす必要があります。

 

ですが、ローラーでは接触面積が大きすぎるため、刺激が分散されてしまいます。

これでは、十分に筋膜をほぐすことは難しいです。

 

ご自身で筋膜リリースをするときは、ローラーよりも接触面積の小さいな物を選びましょう。

身近なものだと、手やテニスボールの使用をオススメします。

 

筋膜リリースで股関節の硬さ・痛みをとる方法【動画】

ここまで、筋膜リリースが股関節の症状に効果的な理由と注意点をお伝えしました。

ここからは『セルフ筋膜リリースで股関節の硬さや痛みを取りたい!』という方のために、股関節周りのセルフ筋膜リリースの方法を解説します。

 

まずは、全てのセルフ筋膜リリースの手順を確認しましょう。

  1. 筋膜の硬い部分(コリ)を見つける
  2. コリの場所を3〜10分間前後刺激する
  3. コリが複数箇所ある場合は、他の部分で①②を繰り返す

注意点したいポイントは刺激の強さです。

セルフ筋膜リリースにはゴリゴリとした強さは必要ありません

なぜなら、強すぎる刺激は正常な筋膜まで壊してしまうからです。

 

また、コリの部分は痛みセンサーが過敏になっているため、軽い圧でもかなり痛みを伴います

刺激の強さは、気持ち良いと感じる圧で行うようにしましょう

 

ではさっそく、股関節の前側・横側・内側・外側と部位別に説明していきます。

ご自身の症状に合わせて行ってみてください。

 

股関節の前側

股関節の前側のセルフ筋膜リリースを1つ紹介します。

股関節の前側は腸腰筋や大腿四頭筋など、大きな筋肉があります。

これらの筋肉は、下半身をよく使うスポーツや猫背などの悪い姿勢により硬くなりがちです。

股関節の前側が硬くなると、股関節がつまったり、深く曲げた時に痛みが出やすくなります

スポーツ活動や仕事の合間にケアしたい部位です。

 

以下の手順で行います。

太ももの前側のセルフ筋膜リリース

  1. 太ももの正面でコリコリとした筋肉を見つける
  2. 指を少し外側にずらす
  3. 股関節と膝の丁度真ん中あたりの高さにずらす
  4. 上下・左右・斜めなどいろんな方向にマッサージする

 

股関節の後ろ側

股関節の後ろ側のセルフ筋膜リリースを2つ紹介します。

股関節の後ろ側は大臀筋などおしりを覆う筋肉があります。

おしり周りが硬くなると、坐骨神経痛梨状筋症候群の症状が出やすくなります。

そのため、デスクワークで長時間座りっぱなしの方坐骨神経痛に悩む方は積極的にケアしたい部位です。

 

それぞれ、以下の手順で行います。

おしりのセルフ筋膜リリース

  1. 手の付け根を骨盤のてっぺんに当てる
  2. 指をおろしたときに指先で硬い骨を触る
  3. 硬い骨の3cmくらい後ろを上下にマッサージする

 

坐骨(おしりの骨の出っ張り)周りの筋膜リリース

  1. 坐骨(座ったときに体重が乗る骨)の場所を確認する
  2. おしりの外側から坐骨に向けてマッサージする

 

股関節の内側

股関節の内側のセルフ筋膜リリースを2つ紹介します。

股関節の内側は足を閉じる内転筋があります。

内転筋が硬くなると、歩いているときにそけい部が痛くなったり股関節のつまりが気になったりします。

そけい部の痛み関節のつまりが気になる方は積極的にケアしたい部位です。

内もものセルフ筋膜リリース

  1. 太ももを持ち上げる
  2. 太ももの内側で浮き出る筋肉を見つける
  3. 太ももの真ん中あたりを触り上下にマッサージする

 

また、膝の内側にも股関節に関係する筋肉・筋膜が多く存在します。

膝の内側のリリースも行ってみましょう。

膝の内側のセルフ筋膜リリース

  1. 手の付け根を膝のお皿の上に当てる
  2. 太ももを掴んだときに指4本分のエリアをマッサージする

 

股関節の外側

股関節の外側のセルフ筋膜リリースを1つ紹介します。

股関節の外側は足を開く外転筋があります。

外転筋が硬くなると、片足立ちのバランスが悪くなったりおしり周りの痛みに繋がったりします。

これらの症状が気になる方は積極的にケアしたい部位です。

外もものセルフ筋膜リリース

  1. 太ももの半分より膝より手の付け根を膝のお皿の上に当てる
  2. もも裏の筋と真横の筋の間に指を入れる
  3. 指を入れた場所をマッサージする

 

股関節痛を今すぐ改善するなら専門家へ

今回紹介した筋膜リリースで、股関節の痛みが改善する人もいればしない人もいると思います。

痛みが改善する場合はセルフケアを継続していただけたらいいですが、痛みが改善しない場合はセルフケアには限界があるかもしれません。

 

筋膜はいくつもの層になって全身を覆っており、時に互いに影響を及ぼします。

そのため、股関節の硬さや痛みの原因がふくらはぎの筋膜にある、ということもあります。

自己判断で正確に原因を特定することは難しいです。

 

また、むやみに強い力でリリースを行おうとすると、かえって筋膜の損傷に繋がってしまいます。

専門家であれば、全身の筋膜の状態をみながら、時には症状がある部位から離れた筋膜にアプローチすることができます。

ご自身でのケアに限界を感じたら、私たちプロを頼ってください。

 

筋膜リリースの専門店なら理学ボディ

症状が軽くならない場合は、ぜひ私たち理学ボディにご相談ください。

理学ボディは全員が理学療法士という国家資格を取得しており、医学的知識をもとに施術します。

私たちは筋膜に特化した施術(筋膜リリース)を行います。

そして3回以内に卒業できることにこだわっています。

もちろん、全員が1〜3回の施術で改善するわけではありませんが、他の整体や病院に行くよりは少ない回数で改善できる自信があります。

ですので、なかなか股関節の痛みが改善しない人は、1度ご相談いただければと思います。

 

理学ボディは北海道から九州まで店舗を展開しています。

症状にお困りの方は、一度お近くの店舗にご相談ください。

 

まとめ

今回は、筋膜リリースで股関節の硬さや痛みは取れるのかについて、その理由や注意点を解説しました。

ご自身のケアは逆効果にならないよう、ゴリゴリを避けて行うようにしましょう。

また、症状の根本治療を望むときは、是非私達専門家を頼ってください。


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