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肋間筋損傷を早く治す方法は?原因から今すぐやるべき4つの対処法まで

肋間筋損傷を早く治す方法は?原因から今すぐやるべき4つの対処法まで

 

「重いものを持ち上げて脇腹が攣った」

「野球で思いっきりスイングしたら脇腹を痛めた」

「思いっきり咳き込んだら、何故か脇腹が痛くなった」

と、脇腹の痛みに悩み、ネットで情報を探している方。

 

その脇腹の痛みは、肋間筋損傷かもしれません。

 

「肋間筋損傷って何?」

「どのくらいで治るの?」

「病院に行ったほうが良い?」

これらの疑問をお持ちのことと思います。

 

この記事では、肋骨の痛みを抱えた方や肋間筋損傷について知りたい方に向けて、肋間筋損傷の原因や症状、早く治すための4つの対処法をお伝えします。

 

もし、長引く痛みでお困りの方は、一度当院へご相談ください。

 

肋間筋損傷の原因

肋間筋損傷は、一言で言うと肋骨に付く筋肉の肉離れです。

 

肋間筋は、左右12本ずつある肋骨の間(肋間)にある筋肉です。

隣り合う上下の肋骨を繋ぎ、肋骨を動かします。

肋間筋は、肋間を広げる外肋間筋肋間を縮める内肋間筋に分かれます。

肋骨の動きは深呼吸や咳払いなどに関わります。

 

肋間筋損傷は、この肋間筋がダメージを受けた状態です。

その原因の多くは、脇腹を何かにぶつけたり急激に引っ張られたりと、肋間筋に強い外力がかかることです。

スポーツや重労働で起こることが多いですが、咳などの症状が続くことで起こる場合もあります。

 

具体的には、次のような状況が考えられます。

  • 重いものを持ち上げる/運ぶ
  • 体(脇腹)を急激にひねる
  • おおきなくしゃみ
  • ゴルフのスイング
  • 野球(バッティングや送球)
  • コンタクトスポーツ(相手との接触)で脇腹をぶつけた
  • 転んで脇腹を打った

肋間筋損傷の症状

肋間筋損傷のおもな症状は、脇の下〜脇腹にかけての痛みです。

重症の場合は、痛みに腫れや内出血を伴います

 

具体的な症状は、以下のようなものがあります。

  • 脇腹(肋骨の間)を押すと痛む
  • 寝返りで痛みを感じる
  • くしゃみや咳で痛みがある
  • 深呼吸(息を吸う時/吐く時)で痛みを感じる
  • ベッドから起き上がるのが痛い
  • 痛む場所やその周りに腫れやあざ(内出血)がある

肋間筋損傷の治療法

一般的に、肋間筋損傷と診断されると、安静を指示されることが多いです。

脇腹の痛みが緩和まで仕事やスポーツは控え、安静にして過ごすよう指導されます。

 

痛みの程度に応じて、痛み止めの薬バストバンドが処方されることもあります。

 

いつ治る?肋間筋損傷の治療期間

肋間筋損傷はどのくらいで治るのか、ここは特に気になるところかと思います。

 

肋間筋損傷の治療期間は、損傷の程度により異なります

 

大きく体を動かした時にだけ脇腹が引き攣る目に見える内出血はないなどの場合は、比較的軽症と考えられます。

この場合、一般的には早くて3〜4日、長くても2週間程度で症状は緩和されます。

 

一方、安静にしていても痛みがあったり、目に見える内出血や腫れがある場合は、比較的重症と考えられます。

この場合、一般的には痛みが緩和するまで2週間から1ヵ月程度がかかると見込まれます。

※これらの症状は肋骨骨折の可能性も考えられるため、医療機関の受診をおすすめします。

 

これらの治療期間は、筋肉や血管の修復にかかる時間を指しています。

軽症・重症に関わらず、スポーツや重労働(特に受傷理由がはっきりしている場合)は治療中は控えましょう。

復帰時期は治療後が望ましいですが、肋間筋に負荷をかけない動きに関しては痛みの状況を見ながら行っても良いでしょう。

たとえば、座って行う作業や軽負荷での下半身トレーニング(例:エルゴメーター)などは、痛みが出ないのであれば実施してみてください。

ただし、体は怪我をした肋間筋を修復している最中ですので、無理は禁物です

いずれのメニューも軽負荷で行いましょう。

 

肋間筋損傷を早く治す4つの対処法

肋間筋損傷を早く治すためには、どのように対処するのが良いでしょうか?

肋間筋損傷への対処法は、次の4つがあります。

  1. 安静
  2. 固定
  3. ストレッチ
  4. 生活上での工夫

それぞれの対処法や注意点をみてみましょう。

 

痛みが強い時は安静

動くのが苦痛になるくらい痛みが強い時は、無理をせず安静にしましょう。

痛みが強いのに無理をして動くと、かえって逆効果になりかねません。

まずは安静にして様子を見ましょう

併せて痛み止めの薬や湿布(消炎鎮痛剤)を使ってみても良いでしょう。

 

肋間筋損傷の方の中には「朝ベッドから起き上がるのが辛い」という方もいます。

その場合は、一度うつ伏せになり、両手をベッドについて体を支えながら起きるようにしましょう。

 

症状が緩和してくるようであれば、痛みの程度に合わせて徐々に活動範囲を広げていきましょう。

仕事や家事は、痛みの出ない範囲で少しずつ再開しましょう。

重い物を持ったり、急に脇腹をひねるような動きは症状を悪化させる可能性があります。

痛みが完全になくなるまでは控えるようにしましょう。

 

固定

これは、痛みのある場所の周りを包帯やバストバンドで巻く方法です。

肋骨の動きを制限することで、症状が緩和する場合があります。

 

ただし、自己判断で行うのはおすすめしません

なぜなら、固定は塩梅が難しいからです。

第一に、過度な固定は息苦しさを引き起こします

また、必要以上に長期間固定してしまうと、固定した脇腹周りの筋肉が硬くなり、肋骨の動きが悪くなってしまいます

これは、パフォーマンスを落としてしまうだけでなく、次の肋間筋損傷の原因にもなりかねません。

 

固定の必要性は、医療機関を受診し、医師の指示を仰ぐのが良いでしょう。

 

ストレッチ

痛みが治まり動けるようになってきたら、安静より適度に動いたほうが症状が軽くなります

自分で簡単にできる方法としては、ストレッチがおすすめです。

ポイントは、いきなり痛い部分のストレッチやマッサージはせず、少し離れた場所のストレッチから始めることです。

肋間筋損傷の場合は、肩や首のストレッチから始めてみましょう。

 

ここでは、肩・首・脇腹のストレッチを紹介します。

 

肩のストレッチ

胸から肩につく筋肉(大胸筋)のストレッチです。

猫背のような姿勢や長時間のデスクワークでは、この筋肉が硬くなりがちです。

この筋肉が柔らかくなると、背筋を伸ばしやすく、息を吸うのも楽になります。

 

次の順番で行ってみましょう。

  1. 壁に対して横を向いて立つ
  2. 肘を肩の高さまで挙げ、手のひらから肘を壁につける
  3. 手のひらから肘を壁につけたまま、手と反対から後ろを振り向くようにする
  4. 胸の筋肉が伸びる位置で10~20秒ストレッチ

壁から手のひらから肘が離れると、十分に筋肉が伸びないので注意しましょう。

 

首のストレッチ

脇腹が硬いと、代わりに首の筋肉を使い過ぎてしまい、首こりや肩こりに悩まされることばあります。

首周りの大きい筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋)をストレッチしてみましょう。

筋肉がほぐれると血流が良くなり、首や肩の周りがスッキリと感じるでしょう。

 

次の順番で行ってみましょう。

  1. どちらか片方の肩を下へ下げる
  2. 下げた肩と反対へ首を倒す
  3. そのまま10~20秒ストレッチ

首と肩で上下に引き合うようなイメージで、首から肩にかけての筋肉を伸ばしてあげましょう。

 

脇腹のストレッチ

脇腹にある肋間筋や腹斜筋群のストレッチです。

痛みが緩和してきたら、徐々に取り入れてみましょう。

この筋肉が柔らかくなると、息を吸うのが楽になったり、体が捻りやすくなります。

仕事や体を捻る動きで肋間筋損傷を引き起こした方は、怪我の前から脇腹が硬い場合が多いです。

再発予防のためにも、しっかり伸ばしておきたい筋肉です。

 

次の順番で行ってみましょう。

  1. 痛みがない側の手をバンザイして、肘を曲げる(手のひらが後頭部に来るように)
  2. その肘を痛みがある側の手で支える
  3. 体を痛みがある側に倒し、痛みがない側の脇腹を伸ばす
  4. 脇腹が気持ち良く伸びるところで、3回大きく深呼吸する
  5. 逆側も同様に行う

動きや伸び具合を確認するためにも、痛みがない側から始めましょう

肋間筋を伸ばしすぎないためには、気持ち良く伸びるところで側屈を止めることがポイントです。

 

生活上での工夫

普段の生活で、肋間筋に負荷をかけない工夫も大切です。

特に、日常生活の何気ない動きで肋間筋挫傷を起こしてしまった方は、再発防止のための習慣の見直しが大切です。

 

たとえば、普段の生活で次のようなことがないかチェックしてみましょう。

  • 仕事や家事で、体をひねることがある
  • 仕事で同じ作業を繰り返すことがある
  • 重いものを持ち上げたり、持ち運ぶことがある
  • 重いものを運ぶ時、つい力任せにやってしまう
  • 強く咳き込むことがある
  • 普段運動習慣がない
  • デスクワークで長時間パソコン作業をする

当てはまるものはありましたか?

 

体を捻る動きや、重たいものを持ち上げると、肋間筋に負荷がかかります。

特に、反動をつけたり力まかせに動こうとすると、より強い負荷が肋間筋にかかります

これでは、怪我を悪化させてしまいかねません。

 

重いものは小分けにして運ぶ台車などを使うなど、持つ時間を減らす工夫が大切です。

どうしても重いものを運ばなければならない場合は、荷物を体の近くで持つ(胸に抱える)と、肋間筋にかかる負荷を軽くすることができます。

 

また、肋間筋は呼吸や咳ではたらく筋肉です。

風邪や喘息など、強く咳き込む症状がある場合は、咳を抑える治療が肋間筋の痛みの軽減に繋がります。

 

また、姿勢の悪さ長時間の同じ姿勢により体が硬くなってしまうと、ふとした動きで肋間筋で引き伸ばされ、筋挫傷を引き起こしてしまうことがあります。

 

一度、普段何気なく行っていることを、一つ一つ意識して生活してみてください。

もし、上記の項目に当てはまるものがあれば、打開策を考えてみましょう。

運動習慣をつけるには、散歩などの軽い運動がおすすめです。

通勤中に階段を利用してみたり、少し遠いお店まで歩いてランチに行くなど

普段の生活に無理なく取り入れられると良いですね。

 

今すぐどうにかしたい痛みは理学ボディ

もし、脇腹の痛みが肋間筋損傷であるようなら、まずは病院の受診か4つの対処法を試してみてください。

 

それでもし、

「1ヵ月以上経って腫れや痛みは減ったのに、まだ脇腹が痛い」

と後遺症に悩むことがあれば、ぜひ私たち理学ボディにご相談ください。

 

理学ボディは全員が理学療法士という国家資格を取得しており、医学的知識をもとに施術します。

その中でも、私たちは筋膜に特化した施術(筋膜リリース)を行います。

私たちが行う施術は国際的にも認められ、効果が期待できる方法です。

 

当店には脇腹の痛みでお悩みの方が来られますが、筋膜をほぐす事でその場で痛みが改善します。

 

筋膜とは?と思われた方はこちらの記事をチェック↓

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あなたの脇腹の痛みも、どこかの筋膜が硬くなっているのが原因かもしれません。

そのような場合は、私たちの筋膜整体が痛みを和らげる力になれます。

少しでも気になる事があれば、是非お近くの理学ボディにお問い合わせください。

 

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ご自身の痛みが気になっている方は、気軽にお問い合わせください。

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まとめ

今回は、肋間筋損傷の原因や4つの対処法を解説しました。

 

ご自身の脇腹の痛みが肋間筋損傷だと感じたら、まずは数日安静にして、回復に努めましょう。

そして、再発予防のためにストレッチや生活習慣を見直してみてください。

腫れや内出血、安静にしても痛みが続く場合は、無理をせず医療機関を受診しましょう。

 

長引く痛みでお困りのときは、是非お近くの理学ボディにお問い合わせください。

 


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