スポーツの時や歩き始めの一歩で「ズキッ」と膝に痛みが走る。
この記事をお読みの方は、きっと経験があることでしょう。
「なんとか痛みを取りたい!」
そんな思いで”筋膜リリース”について調べていることと思います。
最近はテレビやネットの記事で取り上げられることの多い”筋膜リリース”。
正直、筋膜リリースって膝の痛みに効果があるの?
と疑問に思う方も少なくはないかと思います。
ずばり、筋膜リリースではほとんどの膝の痛みを解消することができます!
しかも、場合によっては即効で痛みを和らげることもできます!
膝の痛みと筋膜リリースは、どのような関係があるのでしょうか?
今回は、筋膜リリースでできる膝の痛みの解消法について、痛みの原因や注意点を踏まえて解説します。
※当院では、国際的に認知されている筋膜リリースという技法を用いてあなたの痛みを即時的に解消する施術を行っております。
当院だからこそ出来る筋膜リリースの施術やその驚きの効果についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事を覗いてみてください。
さらに、痛みを今すぐどうにかしたい方に向けて、あなたの痛みに効く具体的な筋膜リリースの方法をLINEから無料でお伝えしています。ぜひご活用ください。
目次
そもそも筋膜リリースの効果とは?
なぜ、筋膜リリースは痛みに効果があるのでしょうか?
それは、筋膜の構造にあります。
筋肉を包み込んでいる膜のことを筋膜と呼びます。
この筋膜には、侵害受容器と呼ばれるセンサーが多く存在しています。
侵害受容器が過度に刺激されると、脳が不快なものとして認識し、痛みやしびれ・違和感などの症状が出ると言われています。
筋肉がスムーズに動くためには、筋膜の滑りの良さが不可欠です。
ですが、怪我や病気などがきっかけとなり、筋膜の滑りが悪くなってしまうことがあります。
現代では、この筋膜の滑りの悪さが痛みの原因となることがとても多いのです。
”筋膜リリース”では、筋膜を柔らかくし滑りを良くして、解きほぐすことで痛みの解消を狙います。
さらに、筋膜リリースは筋肉の柔軟性を引き出し、関節の可動域を拡大する効果が期待できます。
筋膜リリースが膝の痛みに有効な2つの理由
では、なぜこの筋膜リリースが膝の痛みに有効なのでしょうか?
その理由は2つあります。
1つずつ見ていきましょう。
膝の痛みのほとんどの原因が筋膜
膝の痛みのほとんどは、筋肉を包んでいる筋膜が影響しています。
膝は屈伸運動のように大きく曲げ伸ばしができる関節です。
逆に、何かが原因で曲げ伸ばしが邪魔されると、痛みが出る可能性があります。
膝に痛みが出る病気・怪我は、以下のようなものがあります。
- 変形性膝関節症
- 靭帯損傷(前十字靭帯・内側外側側副靭帯)
- 腸脛靭帯炎(ランナー膝)
- 鵞足炎
- 膝蓋靱帯炎(ジャンパー膝)
これらの場合、関節や筋肉、靭帯が損傷すると言われることが多いですが、実は同時に筋膜も傷ついています。
そして、筋膜が修復される過程で、他の筋膜とくっつき、滑りが悪くなることがあります。
靭帯や筋肉が修復したのに痛みが残る場合は、筋膜の滑りの悪さが痛みの原因かもしれません。
これが、膝の痛みと筋膜との関係です。
また、同じ姿勢を長く続けると、筋膜の滑りが悪くなり硬くなってしまいます。
デスクワークなどで長時間同じ姿勢を取る方,猫背など悪い姿勢の方も注意が必要です。
これらの原因で筋膜に問題が生じると、筋肉がしっかりと伸び縮みしなくなります。
そのため、膝を動かしたときに痛みが出やすくなります。
膝の痛みを根本から改善できる
膝の痛みに対して、ストレッチやもみほぐしマッサージでも効果が出ることはあります。
ただしこれらは、即時的な効果はあっても、時間が立つとまた元に戻ってしまうことが多いです。
なぜならば、これらは筋膜へのアプローチではないからです。
これに対して筋膜リリースは、硬くなったりくっついてしまった筋膜をほぐして整えます。
そのため、即時的な効果も長期的な効果も期待ができます。
これが、膝の痛みに筋膜リリースが有効な理由です。
筋膜リリースが有効な3つのケース
膝の痛みに対して、筋膜リリースが特に有効なケースが3つあります。
それは”変形性膝関節症””スポーツ障害””慢性的な膝の痛み”です。
これらはいずれも数ヵ月から数年の長引く痛みという特徴があります。
逆に怪我の直後や急に生じた激痛、炎症が続く病気は、筋膜リリースの対象にはなりません。
膝でいうと半月板損傷や靭帯損傷の直後、関節リウマチの炎症期がその一例です。
これらの場合は、痛みの原因のほとんどが炎症です。
そのため、炎症を抑えることが痛みの解消に有効です。
医療機関を受診して、適切な治療をしましょう。
これらの病名でも、怪我から数ヵ月経っていたりや病気の進行が止まっている場合は、筋膜リリースの対象になることがあります。
気になる方は、まずかかりつけ医に相談してみてください。
それでは、筋膜リリースが有効な3つのケースについて、詳しく見てみましょう。
変形性膝関節症
膝の痛みの代表的なものとして、変形性膝関節症があります。
歩き始めや寝返りの時の痛み、正座や階段の昇り降りで膝の動きにくさや痛みが気になる方は変形性膝関節症の可能性があります。
変形性膝関節症とは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、使い過ぎによりすり減り、関節が変形するというものです。
参照元:公益社団法人 日本整形外科学会
変形性膝関節症の原因は加齢の影響が多いです。
ですが、肥満や遺伝、骨折や半月板損傷などの怪我の後遺症によるものも考えられます。
個人差はありますが、20〜30年かけて膝の関節軟骨がすり減っていきます。
重度の変形性膝関節症の方のレントゲンやMRIの画像を見ると、関節の隙間がなくなっています。
しかし中には、隙間が減っていない(軽症)にも関わらず、強い痛みを感じる方もいます。
このような場合、痛みの原因は関節ではなく、その周りの筋膜の可能性があります。
関節が変形すると、周りの筋膜も歪んでしまいます。
また、骨の変形により筋膜が引っ張られることで、痛みが出ることがあります。
「病院で軽症と診断されたけど、とても痛い」
「手術やリハビリを数ヵ月しても痛みが残る」
このような場合は、筋膜リリースが痛みの解消に有効な可能性が高いです。
スポーツ障害
スポーツ障害とは、いわゆる慢性痛です。
スポーツ障害とは、繰り返し同じ動きをしてある一定の部位に負荷がかかることによって痛みが生じることで、その痛みが慢性的に続くことです。少しずつダメージを受けていくので、疲労から過労になり、さらに悪化して病気になってようやく気が付きます。
参考:たけだクリニック
一度の大きな怪我ではなく、小さな怪我(ダメージ)の積み重ねであることがポイントです。
スポーツ障害は、ランニング、自転車、ゴルフなど、同じ動きを繰り返す種目に起こりやすいです。
いわゆる”ランナー膝””ジャンパー膝”などはスポーツ障害です。
スポーツ障害の場合、痛みの原因は次の3つが考えられます。
- スポーツのやり過ぎ
- 動き方が悪い
- 筋肉が硬い
休養すれば痛みも緩和しますが、スポーツを再開すると再び痛みます。
動き方が悪い場合は、フォームを改善しない限りは痛みが続きます。
筋肉が硬い場合は、その筋肉を包む筋膜も硬いことが多く、痛みに繋がります。
筋膜リリースで硬く滑らない筋膜を整えると、②の場合では体の動き方、③の場合では筋肉の柔軟性が変わります。
「ストレッチを続けているのに痛みが取れない」
「痛みが気になって存分にスポーツを楽しめない」
スポーツ障害でこのようなお悩みがある場合は、筋膜リリースが有効です。
慢性的な膝の痛み
変形性膝関節症やスポーツ障害でなくても、長引く膝の痛みに悩まされる方は少なくありません。
このような場合は、痛みが慢性化している可能性があります。
慢性痛とは、痛みが長く続いている状態をいいます。病気やケガによる痛みはほとんどが一過性のものですが、痛みがひどかったり長引いたりすると、原因自体がなくなっても、いつまでも痛み続けてしまう場合があります。(中略)慢性痛は痛み自体が病気であり、治療の対象になります。早めに適切な方法で対処することが大切です。
参考:痛みwith
慢性的な痛みは、平均で40代の半ばに起こりやすいです。
明確な男女差はありません。
肥満は直接膝への負荷を高めるため、慢性痛の要因に挙げられます。
次のような場合は、痛みが慢性化している場合があります。
- 歩き始め・動き始めに痛む
- 痛みが半年以上続く
- 痛みが広範囲ではっきりしない
- ビリビリ、ジンジンなど電気が走るような痛み
また過去の怪我の後遺症や、他の痛みをかばった結果膝を痛めてしまうこともあります。
ここで言う後遺症とは、怪我そのものは治っても筋膜の硬さ・滑りの悪さが残り、痛みの原因になる場合のことです。
他の痛みをかばう場合も、膝に負荷が集中してしまうことで、膝周りの筋膜に硬さ・滑りの悪さに繋がってしまいます。
これらの場合も、筋膜の硬さや滑りの悪さを整える筋膜リリースが痛みの解消に有効です。
膝の筋膜リリースは自分でもできる?
膝の痛みに対して、筋膜リリースが有効な理由を解説してきました。
ここまで読んで「筋膜リリースを自分でやってみたい!」と思った方も多いでしょう。
膝の筋膜リリースは、自分でもできるのでしょうか?
結論から言うと、膝の筋膜リリースは自分でもできますが、注意も必要です。
自分で筋膜リリースをしたいと思った時は、本や動画を参考にする方が多いでしょう。
(この記事でも以下に筋膜リリースの方法を載せています)
その際、やり方が正確に理解できず、自己流になってしまう場合がほとんどです。
自己流でやると必要以上に強い力をかけてしまい、正常な筋膜も壊すリスクがあるため注意が必要です。
また、一口に筋膜リリースと言っても、皮膚をなでたり、ストレッチしたりと、実際の方法はバラバラです。
注意しておきたいのは、これら筋膜リリースの多くは治療効果に科学的根拠がないんです。
そのため、必ず痛みが取れるとは限りません。
ご自身で筋膜リリースを行う際には、これらの注意点を念頭において行ってください。
ご自身でやってみて痛みが改善する場合は継続してみても良いと思います。
ですが、痛みが改善しない場合はセルフケアには限界があるかもしれません。
筋膜リリースの専門店との違いは?
自分で行っても痛みが取れなかったり根本治療が難しかったりと、実は難易度の高い筋膜リリース。
なので、痛みをしっかりと解消したい方は、筋膜リリースの専門店での施術をおすすめします。
筋膜リリースの専門店で施術を受けると、このようなメリットがあります。
- 医学の知識・技術を持ったスタッフが施術をする
- 痛みの部位だけでなく全身の筋膜をチェックする
- 痛みの原因を正確に特定できるため、痛みの根本的な解消に繋がる
- 適切な刺激で筋膜をほぐすため、無駄な痛みがない
- 短期間で痛みが解消(最短即日)
- 姿勢指導などと合わせて再発予防もできる
特に、全身の筋膜をチェックすることが専門店の一番のメリットです。
なぜなら、筋膜は全身を覆っているので、痛みと原因が離れた部位にある場合があるからです。
たとえば、股関節の硬さや痛みの原因がふくらはぎの筋膜にある、ということがあります。
こういうケースでは、自己判断で原因を特定することは難しいです。
筋膜リリースの専門店では、全身の筋膜をチェックし膝の痛みの原因を探し出します。
痛みの原因を正確に特定することは、痛みを根本から解消することに繋がります。
また、自分でリリースすると必要以上に強い力をかけてしまい、筋膜の損傷に繋がってしまいかねません。
筋膜リリースの専門店であれば、筋膜の状態をその都度チェックしながら施術します。
そのため、ゴリゴリマッサージのように強い痛みが出ることはほとんどありません。
【要注意】ローラーやボールは効果なし?
筋膜リリースと聞くと、筋膜リリースのための器具を思い浮かべる方もいると思います。
実は、これらの器具は痛みに効果がないだけでなく、かえって悪化させてしまうことがあるため注意が必要です。
たとえば、スポーツ用品店などで見かけるローラー状の器具。


パンパンに張った筋膜をこれでゴロゴロすると、痛気持ち良いです。
ツボを押されたような感じがして、硬い筋膜もほぐれそうですよね。
しかし、実際にはこれで筋膜がほぐれることはありません。
なぜなら、筋膜をほぐすには器具が大きすぎるからです。
筋膜が硬くなる時は、数ミリ〜数センチ程度のツボのような場所が硬くなります。
ですので、筋膜をほぐす時にはそのツボをピンポイントでほぐす必要があります。
ですが、ローラーでは接触面積が大きすぎるため、刺激が分散されてしまいます。
これでは、十分に筋膜をほぐすことは難しいです。
ご自身で筋膜リリースをするときは、ローラーよりも接触面積の小さいな物を選びましょう。
身近なものだと、手やテニスボールの使用をオススメします。
また、ボールを使う場合は、やみくもに強い力ではがそうとしても、筋膜はリリースされません。
筋膜は体の中で何層にも重なっていますが、一番浅い層は皮膚の真下にあります。
そのため、ときには弱い力でも十分に筋膜リリースができます。
このときゴリゴリしてしまうと、効果がないだけではなく、逆に正常な筋膜を壊してしまいます。
無理に筋膜をはがす(壊す)と、その時は気持ちよさを感じたり動きが良くなったように感じます。
ですが、壊れた筋膜が修復される過程で、再び筋膜がくっついてしまいます。
これを何度も繰り返すと、なめらかな筋膜が硬くなってしまい、より一層体が動かしにくくなります。
詳しくは以下の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
筋膜リリースで膝の痛みを解消する2つの方法
筋膜リリースで膝の痛みを解消するには”自分で行う”と”筋膜リリースの専門店に行く”の2つの方法があります。
ここでは自分で行う場合の方法や気をつけたいポイント、専門店に行く方が良いケースについて解説します。
ご自身に合う方法を選び、膝の痛みの解消に繋げてください。
自分で行う方法
『セルフ筋膜リリースで膝の痛みを取りたい!』という方のために、膝周りのセルフ筋膜リリースの方法を解説します。
全てのセルフ筋膜リリースは以下の手順で行いましょう。
- 筋膜の硬い部分(コリ)を見つける
- コリの場所を3〜10分間前後刺激する
- コリが複数箇所ある場合は、他の部分で①②を繰り返す
では、部位別にみていきましょう。
ご自身の症状や痛みの部位に近いものを試してみてください。
太ももの前側のセルフ筋膜リリース
- 太ももの正面でコリコリとした筋肉を見つける
- 指を少し外側にずらす
- 股関節と膝の丁度真ん中あたりの高さにずらす
- 上下・左右・斜めなどいろんな方向にマッサージする
膝の前側は大腿四頭筋という大きな筋肉があります。
この筋肉は、下半身をよく使うスポーツで硬くなりがちです。
膝の前側が硬くなると、膝を大きく曲げ伸ばした時にお皿(膝蓋骨)の上下が痛みやすいです(ジャンパー膝)。
また、猫背などの悪い姿勢でも大腿四頭筋が緊張してしまい、硬くなってしまうことがあります。
スポーツ活動や仕事の合間にケアしたい部位です。
膝の内側のセルフ筋膜リリース
- 手の付け根を膝のお皿の上に当てる
- 太ももを掴んだときに指4本分のエリアをマッサージする
膝の内側にも膝・股関節に関係する筋肉・筋膜が多く存在します。
鵞足炎や膝の内側の痛みが気になる方は試してみてください。
※上記の他に、当店では効果的に痛みを改善出来るよう、あなたの痛みに効くおすすめの筋膜リリース動画をLINEから無料でお伝えしています。
筋膜リリースの専門店に行く
長引く痛みにお悩みの方は、是非筋膜リリースの専門店に行ってみてください。
特にこのような場合は、専門店での施術がおすすめです。
- セルフ筋膜リリースを続けても痛みが変わらない
- セルフ筋膜リリースで痛みが悪化した
- 自分なりにストレッチなどしているが、痛みがなくならない
- 痛みが複数箇所ある
- 少しでも早く痛みから解放されたい
- 日常生活に支障をきたすほどの痛みがある
- 痛みを根本から解消したい
- 痛みだけでなく姿勢の悪さも気になる
1つでも当てはまる項目があった方は、一度お近くの専門店を調べてみてください。
今すぐ痛みを解消するなら理学ボディ
「今すぐ痛みをなくしたい!」
即効で痛みを解消したい場合は、是非私たち理学ボディにご相談ください。
理学ボディは全員が理学療法士という国家資格を取得しており、医学的知識をもとに施術します。
その中でも、私たちは筋膜に特化した施術(筋膜リリース)を行います。
私たちが行う施術は国際的にも認められ、効果が期待できる方法です。
これは、実際に当院で施術をされたランナー膝(膝の外側が痛い方)の例です。
この方の場合は、ももやふくらはぎなどに筋膜の硬い場所がありました。
これに対し、当院独自の筋膜リリースを行ったところ、ランナー膝の痛みがその場で改善しました。
さらに、後日になってもランナー膝の痛みは出ていないそうです。
この方の場合、痛みは即効で解消し、再発も防げた、と言えそうです。
理学ボディは3回以内に卒業できることにこだわっています。
もちろん、全員が1〜3回の施術で改善するわけではありませんが、他の整体や病院に行くよりは少ない回数で改善できる自信があります。
ですので、なかなか膝の痛みが改善しない方は、一度ご相談いただければと思います。
理学ボディは北海道から九州まで店舗を展開しています。
症状にお困りの方は、一度お近くの店舗にご相談ください。
まとめ
今回は、筋膜リリースでできる膝の痛みの解消法について、痛みの原因や注意点を踏まえて解説しました。
膝の痛みの多くは筋膜リリースで解消することができます。
痛みをより早く、正確に、そして根本からなくしたい方は、是非私たち理学ボディを頼ってください。