当院には、座ると足が痺れる人がよく来られます。
人によっては、座ってすぐに足が痺れてくる人もいたり、長時間座ると足が痺れる人もいたりして、梨状筋症候群や坐骨神経痛などと言われて治療を受ける人も多いと思います。
しかし、多くの人は病院や整体に行っても治らない人が多いです。
一方で、当院では座ると足が痺れる症状であれば、平均で3回以内に症状が改善する人が多いです。
なぜ?一般的な病院や整体では治らない人が多いのでしょうか?
座ると足が痺れる人の多くは、今まで以下のような治療を受けてきた人が多いです。
- マッサージ
- ストレッチ
- 腰の牽引
- 服薬
- カイロプラクティック
しかし、治らない人が多いのですが、その理由は原因やアプローチの考え方が違うからだと私たちは思っています。
実際に今までは、座ると足が痺れる人は神経や筋肉の問題と考えられていましたが、近年では違う原因がわかってきているので、この記事で解説をしていきます。
記事の後半では、実際に自分でできる対処法も解説をしますので、実際にやってみていただき効果を実感してみてください!
座ると足が痺れる時に考えられる3つのこと

座ると足が痺れる人は、以下の4つのことが考えられます。
- 坐骨神経痛
- 梨状筋症候群
- 腰椎椎間板ヘルニア
1.坐骨神経痛
坐骨神経痛はあなたも聞いた事があるかもしれません。
坐骨神経は腰から足まで続く長くて太い神経です。
ですので、この腰から足までのどこかで坐骨神経に問題が起こると、足の痺れが出ることが考えられます。
坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」がさまざまな原因によって圧迫・刺激されることであらわれる、痛みやしびれるような痛みなどの症状のことを指します。
多くの場合、腰痛に引き続いて発症し、次にお尻や太ももの後ろ、すね、足先などに痛みやしびれるような痛みがあらわれます。
引用:坐骨神経痛とは
2.梨状筋症候群
坐骨神経はおしりの中を通る太い神経なので、座る時に体重で圧迫されやすい神経です。
なので座ると足が痺れる人は、座っている時にこの坐骨神経に問題が起きている可能性が1つあります。
坐骨神経が骨盤出口部で、何らかの原因により股関節を支える筋肉(梨状筋)の圧迫や刺激を受け、疼痛が起きている状態のことです。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症に比べると、まれな疾患です。
![]()
引用:済生会 梨状筋症候群
3.腰椎椎間板ヘルニア
ヘルニアとは、腰の骨の間にあるクッションが後方に飛び出てしまい、神経を圧迫して痺れや痛みを出します。
ヘルニアによって腰から足まで通っている神経が圧迫されてしまうため、足に痺れが出ることが考えられます。
特にヘルニアは座りながら腰を曲げると負担がかかりやすいので、座ると足が痺れる時の原因の1つとして考えられます。
椎間板は線維輪と髄核でできていて、背骨をつなぎ、クッションの役目をしています。その一部が出てきて神経を圧迫して症状が出ます。椎間板が加齢などにより変性し断裂して起こります。
悪い姿勢での動作や作業、喫煙などでヘルニアが起こりやすくなることが知られています。
特に日頃から重いものを持ったり、長時間座っている人などは椎間板に負担がかかりやすいため、ヘルニアになりやすかったりします。
そして、ヘルニアになると以下のような症状が出ます。
- おしりの痛み
- 足の痺れ
ここで注意なのは、ヘルニアで腰痛は出ないという事です。
ここは勘違いされている人が多いですが、ヘルニアはあくまで腰の神経に負担がかかっている状態です。
この腰の神経は足に繋がっている神経なので、神経が圧迫されたら足に痺れや痛みが出るだけで、腰痛は起こりません。
なので、腰が痛い原因はヘルニアというのは実は間違っているんです。
ですので、腰痛がある人はヘルニア以外の原因が考えられます。
座ると足が痺れる原因3つ

先ほどは、座ると足が痺れる人が病院に行くと言われる診断名について解説をしました。
しかし、実際は診断名はそこまで関係がないことが多く、どこにどんな問題が起きているのか?という部分が大事になってきます。
実際に座ると足が痺れる人は、以下の3つが問題になっていることが多いです。
- 神経に問題が起きている
- 筋肉に問題が起きている
- 筋膜に問題が起きている
1.神経に問題が起きている
座ると足が痺れる人は、腰から出ている神経に問題が起きていることが考えられます。
と言っても首から出ている神経は、腰〜足先まで繋がっているため、このどこで問題を起こしているのか?というのは病院に言って検査をしてもわかりにくいです。
また、神経はこの後に解説する筋膜に包まれているため、筋膜の影響を受けやすい組織です。
ですので、筋膜の状態が悪い事で神経の状態も悪くなり、足にしびれが出ることがあります。
2.筋肉に問題が起きている
腰から出ている神経は、指先に行くまでに様々な筋肉の間を通っています。
ですので、筋肉が硬くなっていると神経に問題が起こり、足のしびれが出てしまうことがあります。
しかし、この筋肉も筋膜に包まれているため、筋膜が硬くなってしまう事で筋肉も硬くなってしまい、神経に問題を起こしてしまうことが考えられます。
3.筋膜に問題が起きている
筋膜は神経や筋肉を包んでいる膜なので、この筋膜が硬くなってしまうと神経や筋肉も硬くなってしまい、しびれを引き起こしてしまうことがあります。
実際に今までは、座ると足が痺れる原因は神経や筋肉などしか考えられていませんでしたが、近年になって筋膜の問題でも足に痺れが出ることがわかってきています。

なので、座ると足が痺れる人は筋膜に問題を起こしていることが多いです。
座ると足が痺れる原因は筋膜

ここまで読むと、座ると足が痺れる人は筋肉や神経ではなく、それらを包んでいる筋膜に問題が起きている人が多い事を説明しました。
しかし、筋膜という言葉自体が最近になって初めて聞いた人も多く、よくわかっていない人も多いと思います。
なので、次は筋膜について解説をしていきます。
筋膜とは
筋膜は筋肉や神経を1本1本包んでいる薄い膜です。

そしてこの筋膜は全身を包むように繋がっているため、足の筋膜は腰や背中まで繋がっています。

なので、しびれが出ているのが足だったとしても、本当の原因は足と繋がっている膝や股関節などの筋膜にあったりする事も普通にあります。
また、筋膜をほぐすには筋肉と違った方法でほぐす必要があるため、いくら筋肉をマッサージしたりストレッチしても筋膜はほぐれないため、しびれが治らない人が多くいます。
一方で、硬くなっている筋膜の場所を見つけ、適切な方法でほぐす事で筋膜はほぐれるので、しびれが軽減していく人が多いです。
当院で行っている筋膜の施術に関しては、以下の動画と記事にも詳しく書いてあります。
筋膜が硬くなる原因
しびれの原因になることが多い筋膜は、以下の原因で硬くなります。
- 軽い怪我(捻挫など)
- 骨折、ヒビ
- 手術
- 固定(ギプスやサポーターなど)
- 使いすぎ
- 長い時間座る
また、これは今現在だけの話ではなく、子供の頃に経験したことがある人も、筋膜が硬くなっている可能性が高いです。
ですので、過去に上記の内容などを1つでも経験している人は、その場所の筋膜が硬くなってしまい、繋がっている足にしびれを引き起こしている可能性があります。
それ以外では、筋膜は長時間座りっぱなしなどでも硬くなることがわかっているので、長時間座る事も足が痺れる原因となってる可能性があります。
座ると足が痺れるのを治す

ここまで読むと、座ると足が痺れることが原因である可能性が高いことがわかってきたと思います。
なので、次は実際に硬くなっている筋膜をほぐしていきます。
筋膜をほぐす
基本的に筋膜は、硬い場所に対して3〜5分程度刺激を与えることでほぐれます。
また、座ると足が痺れる人の筋膜が硬くなりやすい場所もある程度決まっているため、以下の場所をほぐすのが効果的です。
実際にやってみてください。
ストレッチでほぐす
それでも治らない人へ

今回紹介した対処法で座ると足が痺れる症状が改善する人もいれば、あまり変わらない人もいると思います。
あまり変わらない人は、自分でやるには限界があると思いますので、私たちプロに任せてください。
実際に、当院には座ると足が痺れる人が多く来られていますが、多くの人が1〜3回以内の施術で改善しています。
もちろん、あなたも必ず1〜3回以内に座ると足が痺れる症状が改善するとは言い切れませんが、他の整体よりは早く改善できる自信があります。
ですので、私たちに任せてください!
あなたは、足のしびれが改善したら、
- どれだけ楽になりますか?
- すごい嬉しくありませんか?
- 気持的にも楽ですよね?
私たちがそれを実現させるために、全力でサポートさせていただきます。
少しでも気になる事がありましたら気軽にお問い合わせしてください!