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肉離れの見分け方は?筋肉痛との違いや軽度〜重度を見分ける方法について

肉離れの見分け方は?筋肉痛との違いや軽度〜重度を見分ける方法について

監修者について

この記事を監修している人:木城 拓也(理学療法士免許所有)

理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。

木城先生

肉離れは、運動中に大きな負荷がかかった場合に発生する症状です。

軽度であれば筋肉痛、こむら返りに近い症状が出ることもあり、見分け方が難しいこともあるでしょう。

本記事では、肉離れの特徴や肉離れが起こる原因、治療方法について解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

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肉離れってなに?

肉離れとは、筋肉の筋膜や細胞が傷付き断裂してしまう状態を言います。

おもに太ももやふくらはぎに起こりやすく、筋肉が断裂すると痛みが生じます。

 

特徴について

肉離れの特徴について、肉離れが起きやすい以下の部位ごとに解説します。

  • 太ももの前の肉離れ
  • 太ももの裏の肉離れ
  • ふくらはぎの肉離れ

 

太ももの前の肉離れ

太ももの前である大腿四頭筋の肉離れは、ストレッチで判断が可能です。

うつぶせの状態で膝を曲げ、90度以上曲がれば軽症の肉離れ、45度前後曲がれば中等症、ほとんど曲がらなければ重症であると判断できます。

太ももの前の肉離れの特徴的な症状は、歩行や走行中に急な痛みを感じて蹴り出し動作が困難になることです。

その他にも、腫れや打撲部位のような筋肉の硬さ、挫傷感などがあります。

このような症状が現れたときは、即座に運動を中止しアイシングと休息が必要です。

 

太ももの裏の肉離れ

太ももの裏であるハムストリングの肉離れは、大腿四頭筋と同様にストレッチで判断が可能です。

うつぶせの状態で膝を曲げ、70度以上曲がれば軽症の肉離れ、70度前後曲がれば中等症、ほとんど曲がらなければ重症であると判断できます。

太ももの裏の肉離れの特徴的な症状は、ダッシュやキック、ジャンプなどの急に力を入れる動作時に起こりやすいことです。

また初めて筋肉を使う場合や、筋肉が冷えているときに起こりやすいとされています。

そのため、運動前のウォーミングアップが大切です。

 

ふくらはぎの肉離れ

ふくらはぎ(下腿三頭筋)の肉離れは、アキレス腱のストレッチで判断が可能です。

ストレッチ時の痛みが軽い場合は軽症の肉離れ、膝を曲げていれば痛みが軽い場合は中等症、膝を曲げていても痛みがありつま先立ちができない場合は重症であると判断できます。

ふくらはぎの肉離れの特徴的な症状は、ふくらはぎのへこみや痛みです。

急な力の入れ方や突然の動きにより、ふくらはぎの筋肉が断裂すると目視でふくらはぎ部分のへこみで判断できます。

ふくらはぎに突然の痛みやへこみを感じた場合は、早めに病院などへ受診しましょう。

 

肉離れの症状について

肉離れの症状の度合いは、以下のとおりです。

  • 軽度の場合
  • 中度の場合
  • 重度の場合

それぞれみていきましょう。

 

軽度の場合

軽度の肉離れの症状には、筋肉の違和感と軽い痛みがあります。

しかし多くの場合は、筋肉の動きに制限がなく普段通りの歩行が可能です。

軽度の場合は、問題なく動けますが無理をすると症状が悪化し、重度の肉離れへと進行する可能性もあるため注意しましょう。

 

中度の場合

中度の肉離れの症状には、筋肉の激しい痛みがあります。

特にふくらはぎの肉離れは、歩行や走行中に強い痛みを感じるため、その場で動けなくなることがあります。

肉離れによる痛みは一時的なものではなく数日間続き、重症化すると腫れや内出血を伴うでしょう。

また、ストレッチ時や歩行時に感じる痛みの他にも、筋肉の一部が硬化や突出することがあり、まっすぐに伸ばすと痛むなど明らかな変形が見られることもあります。

中度の肉離れの痛みは、日常生活に支障をきたすため早期の治療が必要です。

 

重度の場合

重度の肉離れの症状には、筋肉の激しい痛みとともに機能障害が生じます。

この症状は、特にふくらはぎなど筋肉が激しく使われる部位でよく見られ、ふくらはぎにはへこみが見られます。

急な足の痛みにより全く歩けなくなり、腫れや内出血により皮膚が変色します。

また触ると痛みがあり、筋肉の一部が欠けたような感触が確認できることなどがおもな症状です。

重度の肉離れの場合は、ただちに医療機関へ受診しましょう。

 

肉離れの原因について

肉離れの原因は、筋肉にかかる大きな負荷です。

特にスポーツなどで日常ではやらない、跳ねたり勢いよく走り出したりする動作をすることによって起こります。

筋肉は、スポーツでの瞬発的な動きに耐えられず、負荷が蓄積されて肉離れになります。

 

再発の可能性にも注意する

肉離れになった場合は、再発にも注意しましょう。

肉離れは、筋肉の損傷部が完全には治癒せず、筋繊維が整然と並ばないまま組織が形成されてしまうため、一度起こると再発の可能性が高まります。

この組織は正常な筋肉と比べて強度が弱く、再度の損傷を受けやすい状態になります。

そのため、肉離れの予防や治療では完全な治癒を待つことが重要です。

肉離れの治療を急ぎすぎて早く動き始めると、再発を招く可能性が高まるため患部が完全に回復するまで十分な休養をとることが大切です。

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筋肉痛やこむら返りと見分ける方法

肉離れを筋肉痛やこむら返りと見分ける方法を解説します。

 

筋肉痛と肉離れの違いは?

筋肉痛と肉離れの違いを見分ける方法は、痛みの程度と出現するタイミングです。

筋肉痛の特徴は、おもに筋肉の痛みで痛みは運動後に徐々に現れ、個人差によっては翌日以降に痛みが出ることもあります。

肉離れの特徴は、筋肉が断裂する点です。

そのためすぐに強い痛みが生じ、場合によっては歩行困難となることもあります。

 

こむら返りと肉離れの違いは?

こむら返りと肉離れの違いを見分ける方法は、痛みの持続時間です。

こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が緊張状態となり痙攣するため、引っ張られる感覚があります。

運動や睡眠中に「つった」または「つる」ことで知られている症状です。

こむら返りが起こった場合、すぐに足を伸ばすストレッチをすることで比較的早くに痛みは治まります。

一方で肉離れは、走る、跳ぶといった運動を行った際に、筋肉が強く引き伸ばされて部分的に断裂し痛みが発生します。

肉離れは筋肉が断裂しているため、痛みがすぐに治まらない点が大きな違いです。

このような違いを理解し、症状に対して適切な対応を行うことが大切です。

 

肉離れの治療方法

肉離れの治療方法について、肉離れのような痛みを感じたら病院に行ったほうがいいのか、行くなら何科を受診するべきかを解説します。

 

病院に行ったほうがいい?

肉離れは、スポーツなどで筋肉に一定の負荷がかかることにより筋肉が断裂した状態をいいます。

肉離れの治療方法としては、まず「RICE」(レスト・アイシング・コンプレッション・エレベーション)と呼ばれる初期対応を行いましょう。

これは、安静にする、冷やす、圧迫する、患部を持ち上げることを意味します。

肉離れの判断は軽度なら自己判断も可能ですが、自覚症状が強いとき、痛みが引かないとき、歩行困難があるときは病院を受診することが大切です。

特に、中度・重度の肉離れでは病院での治療が必要です。

自己判断できないときや痛みが激しいときなど、自分での対応が難しい場合には早めに病院を受診することをおすすめします。

 

何科へ行けばいい?

肉離れの治療は、何科へ行けばいいでしょうか。

まずは整形外科を受診することをおすすめします。

また、スポーツ医学に特化したクリニックやリハビリテーション科も有用です。

治療は、まずはレスト(安静)、アイシング(冷却)、コンプレッション(圧迫)、エレベーション(挙上)を行い、その後適切なリハビリテーションを行うことが一般的といえるでしょう。

専門家の適切な指導のもと、治療に励むことが早期回復につながります。

 

治療方法と期間について

肉離れの治療方法と期間について、症状が軽度から重度まで順番に解説します。

 

軽度の場合

肉離れの症状が軽度の場合には、安静にし患部にアイシングを行うことで熱感や腫れが治まります。

次に、筋肉の回復を促進するために、理学療法などのリハビリテーションでストレッチをしていきます。

軽度の肉離れであれば、おおむね2~3週間程度で治癒が見込めますが、体調や休養状況には個人差があるため、治療は必ず専門医の指導のもと行うことが大切です。

 

中度の場合

肉離れが中度の場合には、軽度の場合と同様に患部へのアイシングを行い熱感や腫れを鎮めます。

その後、医師の指示のもとストレッチを行います。

中度の肉離れは、軽度の状態よりも治療は長引き、治癒までに大体4週間程度を要するとされています。

 

重度の場合

肉離れが重度の場合には、アイシングで患部の炎症や腫れを抑えて圧迫や挙上など、痛みを和らげるための処置が必要です。

その後治療として安静にし、痛みを消すことが重要と言えます。

回復後は適度なリハビリが求められ、障害部位を強化する筋トレやストレッチ、血流改善のためのマッサージなどが行われるでしょう。

また栄養バランスにも注意が必要で、タンパク質やビタミンCを多く含む食事がおすすめです。

重度の肉離れの場合、治療期間は4ヶ月から半年以上と多少長くなることもあります。

場合によっては手術を検討するケースもあります。

 

肉離れの治療中の過ごし方

肉離れの治療中の過ごし方について解説します。

治療中は急激な動きや無理な運動は避け、痛みが落ち着くまでは安静に過ごすことが重要です。

医師の指示のもと適度にストレッチを行うことが大切ですが、必要以上に動き回ったり、激しいスポーツはできません。

特に症状の重症度が高くなるほど、怪我をする前までの状態まで完治させることが難しいとされています。

肉離れが完治するまでは、必ず医師の指示に従うことが大切です。

 

この記事のまとめ

今回は、肉離れの特徴や肉離れが起こる原因、治療方法などを解説しました。

肉離れは、激しいスポーツをした場合など筋肉に一定以上の負荷がかかったときに発生します。

痛みはあるけど病院を受診したほうが良いのか判断が難しい状態であれば、お気軽に当院へご相談ください。

軽度の肉離れであれば、当院の施術で改善が見込めます。

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