「下を向くと背中が痛い…」
そんな痛みを感じて悩んでいませんか?
「マッサージやストレッチしても良くならない」
「痛み止めもその場は良いけど飲まないと痛いし…」
何をやっても良くならずに、仕方ないと諦めていませんか?
下を向いた時だけ痛むのであれば、原因が筋肉に問題があるケースがほとんどです。
この場合は、適切に対策すると痛みを和らげることができる可能性が高いです。
筋肉以外の問題でも、原因に応じた適切な対処をすることで痛みを和らげることができる可能性はあります。
「どうせ良くならないから…」と悲観的になり始めていた人に向けて、
今回は下を向いた時に背中が痛い原因は何なのか対処法も合わせて解説していきます。
※当院では、国際的に認知されている筋膜リリースという技法を用いてあなたの痛みを即時的に解消する施術を行っております。
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下を向くと背中が痛い時に考えられる症状


下を向くと背中が痛い時に考えられる事としてはおもに以下の3つがあります。
- 首や肩甲骨、背中付近の筋肉の痛み
- 頚椎椎間板ヘルニア
- 頚椎症性神経根症
ですが、背中の痛みとして考えられることで、下を向くと痛い時には当てはまらないのに、原因として考えてしまっている方もいます。
それが以下の3つです。
- 肋間神経痛は考えにくい
- 胸郭出口症候群は考えにくい
- 内臓の痛みは考えにくい
なので、ここでは下を向くと痛い時に考えられる3つの事と、可能性としては考えにくい3つの事を解説します。
首や肩甲骨・背中付近の筋肉の痛み
首や背中の筋肉は、首や背中を伸ばしたり反らす働きがあります。
なので、下を向く、つまり、首を曲げると首や背中の筋肉は伸ばされます。
筋肉に柔軟性が十分にあれば、筋肉が伸ばされても問題ありません。
ですが、筋肉が緊張して硬くなっていると、筋肉は十分に伸びません。
伸びないので、ある角度まで首を曲げると、それ以上曲がらなくなります。
ですが、それ以上の角度を曲げようとすると、筋肉には無理な力が加わり、繰り返すうちに筋肉には小さな傷がつきます。
それ自体も痛みの原因になりますし、それよって炎症が起こると、それも痛みの原因になります。
首の筋肉は、肩甲骨にも背中にも広がっているため、痛みは広範囲に起こる可能性があります。
頸椎椎間板ヘルニア
頚椎椎間板ヘルニアは、背骨をつなぐクッションの役割をしている椎間板がおもに加齢変化による後方に飛び出すことによって起こります。
参照元:公益社団法人 日本整形外科学会
下を向くと、背骨と背骨の間が広がるので、間にある椎間板が後ろへ飛び出しやすくなります。
飛び出た椎間板は、後ろにある脊髄や神経根を圧迫するため、関連する部位にしびれや痛みが起こります。
飛び出す場所により、神経根の圧迫、脊髄の圧迫あるいは両者の圧迫が生じます。
参照元:公益社団法人 日本整形外科学会
背骨の後を通る、脳から降りてきた神経の束を脊髄と言い、脊髄が各背骨の間から枝分かれして出た部分のことを神経根と言います。
ヘルニアが首のどこで起こるかによってしびれや痛みが出る場所も変わりますが、首から出る神経はおもに腕や肩周り、肩甲骨を含む背中の感覚や筋肉を支配しています。
なので、頚椎のヘルニアによって背中の痛みを起こす可能性があります。
そして、首のヘルニアは首を曲げることで悪化しますので、下を向いた時の背中の痛みとも関係します。
※他にも頸椎に問題が生じることで感じる痛みについて、具体的な疾患や原因を下記の記事で解説していますので覗いてみてください。
肋間神経痛は考えにくい
肋間神経痛は、肋間神経が何らかの原因で障害され、肋間神経が支配する部位に痛みが出現することを言います。
肋間神経は背中も支配しているので、背中の痛みを起こす可能性はあります。
ですが、肋間神経痛は何も首の動きだけに関係するわけではありません。
なので、下を向いた時だけに背中が痛い場合に肋間神経痛とは考えにくいです。
肋間神経痛の特徴としては、咳や呼吸時、体を動かした時の痛み、灼けるようなチクチク刺すような痛みなので、下を向いた時に痛いかどうかではなく、それらに当てはまるかどうかで考えた方が良いでしょう。
※肋間神経痛の原因や痛みのメカニズム、見分け方などは下記の記事で詳しく解説していますので不安な方はチェックしてみてください。
胸郭出口症候群も考えにくい
胸郭出口症候群は、つり革につかまる時や、物干しの時のように腕を挙げる動作で上肢のしびれや肩や腕、肩甲骨周囲の痛みが生じます。
参照元:公益社団法人 日本整形外科学会
胸郭出口症候群でも背中は痛くなる場合がありますが、これも肋間神経痛と同様に必ずしも首の動きに関係して痛くなるわけではありません。
首の動きよりは、腕を挙げた時の痛みが特徴なので、下を向いた時に背中が痛いからと言って、胸郭出口症候群とは考えにくいです。
※胸郭出口症候群の原因や見分け方、対処法は以下の記事にもわかりやすくまとめてあります。
内臓の痛みも考えにくい
あまりイメージが湧かないかもしれませんが、内臓が原因で背中が痛くなることもあります。
内臓に問題があると、放散痛や関連痛という言い方をしますが、神経などのつながりで、内臓とは離れた場所に痛みを起こすことがあります。
たとえば、心臓の病気になると、心臓で感じるはずの痛みを背中や腕で感じることがあります。
もし、背中の痛みが内臓からの放散痛ではなく、筋肉による痛みが原因であれば、お風呂で温めたりマッサージでほぐすことで痛みが和らぎます。
それでも痛みが和らがない場合、筋肉は痛みとはあまり関係ないかもしれません。
また、内臓による痛みであれば、下を向くなど首の動きは関係ないので、首の動きに関わらず痛いですし、内臓は自分で動かせるものではないので、安静にしていても痛いことが多いです。
下を向くと背中が痛い人に考えられる原因


下を向くと背中が痛い時に考えられること、考えにくいことを解説しました。
ここでは、下を向くと背中が痛い人に考えられる原因について解説します。
原因として考えられるのは、おもに以下の3つです。
- 筋肉の硬さ
- 首の神経的な問題
- 姿勢が悪い
筋肉の硬さ
既に述べた通り、首の後ろ側の筋肉は首を伸ばしたり反らしたりする働きがあります。
なので、下を向いて首を曲げると、筋肉は伸ばされます。
ですが、筋肉が硬いと、十分に伸ばされないので、ある角度を越えると筋肉に負担がかかって、傷や炎症を起こすことで痛みを感じます。
首の神経的な問題
これも既に述べましたが、頚椎椎間板ヘルニアによる頚椎の神経根の圧迫によって、神経と対応する部分のしびれや痛みを起こす可能性があります。
首から出る神経は、腕や肩周り、肩甲骨を含む背中を支配しているので、ヘルニアで神経根が圧迫されると腕や背中に痛みを感じる場合があります。
また、首から出た神経は細かく枝分かれして体の隅々まで伸びていますが、筋肉の下や筋肉を貫いて体表に出ている神経もあります。
そのような神経は、筋肉の緊張や硬さによって圧迫される可能性があるので、それもまた背中の痛みを起こす原因になります。
姿勢が悪い
こちらはおもにデスクワークやスマホをよく使う方に当てはまります。
デスクワークをしていると、無意識のうちにあごが前に出て、首が曲がり、背中が丸くなっていませんか?
スマホを使う時も、首を曲げて下を向いたまま、スマホの画面を長時間見ていることがありませんか?
両者に共通するのは、首が曲がっているということ。
首が曲がっている状態で長時間同じ姿勢で作業すると、首の後ろ側の筋肉は頭を支えるために常に緊張していないといけません。
もし、首の後ろの筋肉が緩んでいると、首が曲がると頭の重さで前に倒れますよね。
そうならないために、首の筋肉が頑張ってくれているわけです。
そうして、首の筋肉が常に緊張すると、筋肉内には疲労物質が蓄積し、それと同時に痛みを発する物質も蓄積します。
本来なら、筋肉が緊張したり緩んだりするので、疲労物質も血流で流してくれるのですが、常に緊張したままだと疲労物質も痛みの物質も首に蓄積したままです。
その結果、首や背中の痛みを感じます。
下を向くと背中が痛い人に効果的な対処法


ここまで、下を向くと背中が痛い時に考えられること、その原因について解説しました。
ここでは、下を向くと背中が痛い場合に効果的な対処法について、以下の4つを解説します。
- 姿勢を直す
- ストレッチ
- マッサージ
- 強い痛みやしびれがある場合は病院や整体へ
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姿勢を直す
姿勢の悪さが原因で背中の痛みが起こる可能性があると解説しました。
なので、シンプルに考えると、悪い姿勢を直せば痛みを和らげることができる可能性があります。
上で挙げた例ですと、デスクワークやスマホを操作する時の姿勢を直しましょう。
たとえば、デスクワークでパソコンの画面が目線の高さより下にあると、どうしても下を向く必要があるので、首は自然と曲がってしまいます。
対策としては、パソコンスタンドのようにパソコンの位置を高くする、あるいは、パソコンを置く机自体を高くするなどが考えられます。
また、普段の生活の中でも軽くあごを引き、背中を上から引っ張られているようなイメージで伸ばす意識を持つことが大切です。
ストレッチ
下を向いた時に背中が痛いのは、首の後ろ側の筋肉が硬いのと、胸の筋肉や腹筋が硬いことで背中が丸くなってしまうことが考えられます。
なので、ストレッチとしては、首の後ろ側、胸筋、腹筋の3つを伸ばしてみましょう。
以下にそれぞれのストレッチ方法について解説します。
首の後ろ側のストレッチ
- 首を左右どちらかに倒す
- 首を左右どちらかに倒したまま、前に倒す
- そのまま10〜20秒キープする
胸筋のストレッチ
- 壁を正面にして立つ
- 片方の手と肘を壁につける
- 手と肘が壁から離れないように、体を反対側へひねる
- ひねった位置で10〜20秒キープする
腹筋のストレッチ
- うつ伏せになる
- 手を顔の横に置く
- 手で押して体を反らし、肘を伸ばす
- 腹筋が伸びる位置で10〜20秒キープする
マッサージ
マッサージはストレッチでは伸ばしにくいが硬い部分に対してするのがお勧めです。
以下にマッサージの方法を解説します。
後頭部のマッサージ
- 後頭部の骨の出っ張りを探す
- 骨が出っ張った部分を見つけたら、そのすぐ下をさわる
- 皮膚のすぐ下をほぐすようなイメージで優しく30秒くらいマッサージする
鎖骨の周りのマッサージ
- 鎖骨の下をさわる
- 鎖骨の下を端から端まで満遍なく、皮膚のすぐ下をほぐすイメージで優しく30秒くらいマッサージする
強い痛みやしびれがある場合は病院や整体へ
以下のような症状がある場合、まずは病院で整形外科の受診をお勧めします。
- じっとしていても痛みがある
- 腕にしびれがある
- 眠れないくらい痛みがある
- 首を動かすと激しい痛みがある
- 首や肩が熱い感じがする
- 痛みが次第に強くなって経過している
- 以前に原因となる疾患の診断を受けている場合
上記には当てはまらないが、自分でストレッチやマッサージをしていてもあまり効果が感じられない場合は、整体で症状を見てもらうのがお勧めです。
自分で解決できない場合は、悩んでいる時間がもったいないので、専門家を頼りましょう。
まとめ
下を向くと背中が痛む場合の考えられること、考えにくいことを解説しました。
それに対する原因として、筋肉の硬さや姿勢の悪さがあるので、それをストレッチやマッサージで解消することが必要です。
特にコロナ禍では、デスクワークの機会が激増していますので、今まで何ともなかった方でも姿勢の悪さや筋肉の硬さで症状が出現することも考えられます。
既に痛い方も遅くないですし、今は痛くない方でも今後痛くなる可能性があるので、本記事で首にかかる負担を知り、しっかりと対策、予防していきましょう。
今回ご紹介したセルフケアでも良くならない痛みでお困りの方は、ぜひ一度当院へご相談ください!
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