- 走ると膝が痛い・・
- 膝が痛くて走れない・・
- 大会が近いから早く治したい
この記事を読んでいるあなたは、このような事で悩んでいませんか?
実際に、当院にも走ると膝が痛くて困っている人が多く来られます。
その多くの人を施術してきた感想としては、これらの人には共通点がある!!です。
もちろんですが、走ると膝が痛くなる原因があります。
さらに言いますと、原因は1つだけではなくて4つあり、その複数膝の痛みに影響しているケースが多いです。
そのため、考えられる4つの原因とその対処法を全て知っておき、自分の場合はどれが当てはまるのか?と言う事を、この記事を通して気づいていただければ嬉しいです。
また、記事の最後では実際に走ると膝が痛い人が筋膜をほぐす事で改善した例も紹介します。
レントゲンなどで異常がわかる膝の痛み

基本的に膝に何かしらの変化があれば、レントゲンやMRIで痛みの原因を見つける事ができますので、まずはレントゲンなどで異常がわかる膝の痛みを紹介します。
- 変形性膝関節症
- 骨壊死
- 骨折
- 半月板損傷
- 靭帯損傷
1.変形性膝関節症
変形性膝関節症は、骨と骨の隙間が狭くなったりぶつかったりして痛みが出る状態です。
これは基本的にはレントゲンを撮る事で、異常を発見する事ができます。
そして、レントゲンで異常と判断されるのは、以下のグレードが3,4の人です。
グレードが0.1.2の人は、隙間が狭くなってるとは言われるかもしれませんが、異常とは言われることはないです。
![]()
引用:変形性膝関節症とは
2.骨壊死
骨壊死は60代の女性に多いと言われており、体重がかかる膝の関節の骨が壊死してしまう病気です。
初めのうちはレントゲンでは異常を発見できませんが、MRIでは異常を確認できるため、MRIを取れば異常があるかないかわかります。
主に体重のかかる大腿骨の内側、顆部(かぶ)という場所に骨壊死が生じます。
特に発症時は膝の激痛を伴うことも少なくありません。
発症後1~2カ月はレントゲンでは変化がみられないため、特有な初期症状がない例では、この年代に良くみられる変形性膝関節症と区別できないことも多くあります。
ですので、MRIを撮っても異常がないと言われた人は、これには当てはまりません。
3.骨折
骨折の場合はレントゲンを撮ることで異常を確認できるため、レントゲンを撮っても異常がない人は当てはまりません。
4.半月板損傷
半月板損傷は膝の間にある半月板というクッションが損傷して痛みを出す症状です。
これはレントゲンではわからないため、MRIで異常がないかを確認する事が多いです。
半月板損傷は、膝関節内にある半月板に亀裂が生じたり、欠けたりした状態です。
![]()
引用:半月板損傷とは?
半月板の損傷があればMRIでわかるので、異常がないと言われた人は当てはまらないです。
5.靭帯損傷
膝には様々な靭帯などがあるため、以下の靭帯が痛みを出している可能性があります。
- 前十字靭帯
- 後十字靭帯
- 内側側副靭帯
- 外側側副靭帯
- 腸脛靭帯
しかし1~4の靭帯については、強い衝撃が伴わなければ損傷をしないので、ぶつかったりした経験がない人は当てはまりません。
また、MRIでも異常を確認できるため、MRIを撮っても異常がないと言われた人も当てはまりません。
5.の腸脛靭帯についても、病院にいけば検査などでわかるため、異常がないと言われた人は当てはまらないです。
膝のレントゲンでは異常は無いが痛みがある原因

レントゲンで異常がないけど膝が痛い場合、基本的にほとんどの痛みが筋膜です。
そして、筋膜のはレントゲンやMRIなどでは明らかな異常を確認できません。
なので、いくら筋膜に問題が起きていてもレントゲンでは異常が見つからないんです。
筋肉ではなくて筋膜?
と思う人もいると思いますが、筋膜は筋肉を包んでいるので、筋膜が硬くなるだけで筋肉にも悪影響が出たりするんです。
筋膜が硬いと痛みが出る?
筋膜が硬くても痛みに影響するって知っていましたか?
筋膜は最近テレビで聞いて知った人も多いと思いますが、痛みに影響する組織と言う事がわかっています。
難しく言うとこんな感じで言われています。
筋膜は,機械的受容器と侵害受容器を含む多くの知覚性神経終末によって高密度に神経を分布されている。そして,それは急性の筋筋膜痛症候群の原因になりうる。
簡単に言いますと、筋膜には痛みを感じるセンサーや神経がたくさんあるため、何かの問題が起きると痛みを出す。と言う事です。
筋膜を硬くする何かの問題については、以下のように言われています。
筋膜は様々な原因で変性する。外傷、廃用、循環不全による運動不足、反復運動、長期間にわたる不良姿勢などは膠原繊維束のねじれによって筋膜に高密度化を生じさせ、最終的に脱水が生じて基質を硬くゲル状にしてしまう。
引用:筋膜マニピュレーション
簡単に言いますと、
- 同じ姿勢をよくする
- 同じ動きをよくする(走るなど)
- 使いすぎ
- 過去の怪我(捻挫や肉離れ、腰痛など)
などによって筋膜が硬くなってしまうんです。
具体例を出しますと、5年前に右の足首を捻挫した場合、捻挫の痛みは1ヵ月で治っていても筋膜の硬さはずっと残っており、その影響で捻挫した足首と繋がってる膝の筋膜も硬くなり、痛みを出すようになる。
と言う事が現実で起こります。
そのため、過去に捻挫や靭帯を伸ばした部位、骨折やヒビがあった部位の筋膜が硬くなり、膝の痛みに影響している可能性があるんです。
そして、それはレントゲンでは異常を確認する事ができません。
じゃあ、どうやって異常を確認するんですか?
って思うと思いますが、筋膜の異常は筋膜に対して専門的な技術を持っている人が触らないとわかりません。
お医者さんはわからないんです。
そして、筋膜の異常を改善するには、硬くなった筋膜をほぐす必要があるので、その周りを念入りにマッサージする事やストレッチする事が有効になります。
人によって、過去に痛めている場所が違うので、一概にどこをマッサージすればいいとは言えないのです。
なので、昔の怪我を思い出して見ましょう!
そこにあなたの膝の痛みのヒントがあるはずです。
具体的なマッサージポイントについては後ほど紹介します。
ここまで聞いてもイメージがつかないと思いますので、実際にレントゲンで異常無しと言われても膝の痛みが出続けていたNさんの例でも解説をします。
膝のレントゲンでは異常は無いが痛みがあるNさん

今回紹介するNさんも、今まで膝のレントゲンやMRIでは異常は無いと言われてきましたが痛みがある状態が続いていました。
しかし、結論から言いますと、Nさんは足首の筋膜をほぐす事で膝の痛みが改善しました。
え!足首の筋膜?
って思うかもしれませんが、続きを読む事で理解できます。
Nさんの状態
まずはじめにNさんの筋膜の状態を確認しました。
すると、Nさんが痛くなるのは膝の内側でしたが、筋膜が硬い場所は膝と繋がっている以下の場所に多かったです。
- モモの内側
- ふくらはぎの内側
- 足首の内側
実際に筋膜の硬さなどの異常をレントゲンで発見することはできないので、気づかない人が多いです。
実際に触った感じでは、特に足首の内側の筋膜がとても硬くなっていました。

このように、膝のレントゲンには異常は無いと言っても、筋膜に異常があるケースは多いです。
このようなケースでは、筋膜をほぐす事で膝の痛みが改善する事が多いです。
Nさんは1回でほぼ改善しました
実際にNさんはこの硬い筋膜をほぐす事で、長距離を走っても膝が痛くなることはなくなりました。
そのため、Nさんの施術は1回で終了になりました。
実際にNさんは以下の場所が硬く、この場所は膝が痛い人が硬くなりやすい場所ですので、あなたも試してみる事をオススメします。
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
当院で行っている筋膜の施術に関しては、以下の動画にも詳しく書いてあります。
本気で膝の痛みを治したいあなたへ

上記の問題を解決しても膝の痛みが改善しない場合は、自分の力では限界があります。
なので、その際は私たちプロに任せてください。
私たちは、レントゲンでは異常が無いけど膝が痛いケースであれば、1〜3回以内の施術で改善できるケースが多いです。
あなたは膝の痛みが改善したら、
- 何をしたいですか?
- どこに行きたいですか?
- どれだけ嬉しいですか?
私たちがそれを実現させるために、全力でサポートさせていただきます。
他にも気になる事があれば、気軽にお問い合わせしていただければと思います。