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首に湿布は危険!?間違った使い方をしていませんか?正しい使用方法を解説します。

首に湿布は危険!?間違った使い方をしていませんか?正しい使用方法を解説します。

監修者について

この記事を監修している人:木城 拓也(理学療法士免許所有)

理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。

木城先生

痛みがある際、とりあえず湿布をして様子をみる方も多いのではないでしょうか。

湿布はどこでも貼れるため便利な反面、首に貼る場合は注意が必要です。

首の痛みにはいくつかの原因がありますが、多くの人が経験するのは寝違えでしょう。

朝起きた際に痛みを感じ、自分で対処する方法として湿布を貼ることがあります。

間違った使い方をすると、トラブルを起こす原因となり注意が必要です。

本記事では、首の痛みに対し湿布を使用するうえでの注意点や、間違った湿布の使い方を続けることで起こる副作用について紹介しています。

寝違えによる首の痛みに対する改善方法も解説しているため、湿布の正しい使い方を知りたい方寝違えの対処法について知りたい方は、ぜひご一読ください。

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首を寝違えたとき湿布を貼るとよい?

結論として、首を寝違えたときには湿布を貼って大丈夫です。

湿布には痛みを和らげる成分が含まれているため、一時的に痛みを緩和する効果が期待できます。

しかし首の後ろなどは、神経の束が集中している場所でもあるため使い方には十分注意が必要です。

湿布は対処法の一つであり、根本の原因の改善にはなりません。

間違った湿布の使い方をしていると、さまざまなトラブルを引き起こします。

湿布を使う際は正しく使用し、トラブルに気を付けながら痛みの緩和を図りましょう。

 

首を寝違える原因について

首を寝違える原因について解説します。

首を寝違える原因として、以下の3つが考えられます。

  • 寝るときの姿勢が悪い
  • 寝具が身体に合っていない
  • ストレスを抱えている

寝違えの原因を知っておくことで、予防が可能です。

寝違えの治し方や対策なども詳しく解説しています。

 

1.寝るときの姿勢が悪い

1つ目の原因は、寝ているときの姿勢が悪く首に負担がかかることです。

長時間同じ姿勢で寝ている、首が過度に上を向いているなどの姿勢は寝違えの原因となります。

寝ているときの姿勢が悪いことで首周りの血流が低下し、筋肉の硬さにつながるため寝違えを引き起こします。

 

2.寝具が身体に合っていない

2つ目の原因は、寝具が身体に合っていないことです。

身体に合っていない寝具は、寝ている間に筋肉へ負担をかける原因となります。

筋肉に蓄積された負担は、起きた際に寝違えを引き起こします。

寝具には、枕の高さやマットレスのやわらかさなどさまざまなものがありますが、自分に合った寝具を選びましょう。

身体に合っている寝具は、寝ている際に身体がまっすぐになっています。

寝具選びの際のポイントを、以下に挙げます。

  • 耳、肩、膝、かかとが一直線になっていること
  • 頭とおしりの割れ目が一直線になっていること
  • 楽に寝返りが打てること
  • 寝たときに肩が枕についており、朝まで枕から頭が落ちていないこと

 

3.ストレスを抱えている

3つ目の原因は、ストレスを抱えていることです。

ストレスを抱えていると、睡眠の質が下がり寝違えの原因となります。

ストレスで自律神経が乱れることで、リラックスできなかったり、寝られなかったりなどの問題が発生し、筋肉の緊張状態が長く続き寝違えが起こります。

ストレスを抱えている際は、ストレッチや湯船に浸かるなどでリラックスして、ゆっくり寝られる環境を整えましょう。

また寝つきが悪い場合は、寝る1〜2時間前にホットドリンクを飲むのがおすすめです。

冷えもストレスの原因となるため、入浴やホットドリンクなどで身体を温めたり、リラックスして寝たりなどの対処が必要です。

 

首が痛いから湿布はOK?寝違えによる痛みを改善する方法

首を痛めた際に、湿布は使用しても大丈夫です。

しかし、湿布の使い方によっては痛みを悪化させたり、湿布によるトラブルが起こったりする場合もあり注意が必要です。

ここでは、寝違えによる痛みを改善する方法を紹介します。

寝違えにより首を痛めた際には、以下の2つの方法が良いでしょう。

  • 冷湿布を貼る
  • 痛み止めを服薬する

適切に対処しても痛みが長く続く場合には、速やかに医療機関へ相談しましょう。

 

1.冷湿布を貼る

1つ目の方法は、冷湿布を貼ることです。

消炎鎮痛成分を配合している冷湿布を貼ることで、痛みを抑える効果が期待できます。

寝違えは軽い炎症を伴うため、温湿布ではなく冷湿布を使用しましょう。

痛めてから48時間程度ならば、痛みを和らげる効果があります。

冷湿布を長時間貼ることで、首が冷えすぎることには注意が必要です。

首を冷やしすぎると首周りの血流が低下し、身体の自然治癒作用に影響したり、冷えることにより筋肉が硬くなったりします。

冷湿布を使用する場合は、1時間程度を目安に使用しましょう。

 

2.痛み止めを服薬する

2つ目の方法は、痛み止めを服薬することです。

痛み止めにはロキソニンをはじめとする、非ステロイド消炎鎮痛剤やカロナールなどの非ピリン系鎮痛剤、リリカなどの神経障害疼痛治療薬など複数の種類があります。

痛み止めをドラッグストアなどで購入しても良いですが、痛みの種類により効果がある痛み止めは異なります。

可能であれば、医師に処方してもらって服薬することが望ましいです。

痛み止めの服薬により、一時的に痛みが緩和しても寝違えが治癒したわけではないため、無理に動かしたり、首や肩回りに負担が大きい動きをしたりすることはできるだけ避けましょう。

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首を痛めたときにやってはいけないこと

寝違えで首を痛めたときにやってはいけないことを紹介します。

首を痛めたときにやってはいけないことは、以下の3つです。

  • 長時間冷やす
  • 患部を温める
  • ストレッチをする

上記の3つをしてしまうと痛みが長引いたり、悪化する原因となったりするため注意しましょう。

 

1.長時間冷やす

1つ目のやってはいけないことは、長時間冷やすことです。

冷湿布の解説でも触れましたが、身体の冷えは痛みを悪化させる原因になります。

痛めた直後に30分ほど冷やす程度は問題ありませんが、長時間冷やし続けると血流が低下し回復が遅くなります。

冷湿布の使用や氷のうでのアイシングは、時間を決めて行いましょう。

 

2.患部を温める

2つ目のやってはいけないことは、炎症しているときに患部を温めることです。

炎症が起こると、患部は熱をもちます。

熱を持っている部分を温めると、悪化の原因になるため注意が必要です。

痛みが出てから2〜3日後に、一時的に温めてほぐすことは効果的な場合もありますが、寝違えた直後の痛みが強い時期には患部を温めることは避けてください。

 

3.ストレッチをする

3つ目のやってはいけないことは、ストレッチをすることです。

寝違えで痛みがある際は、なんとなくストレッチをしたくなる方も多いのではないでしょうか。

しかし、寝違え直後のストレッチは避けたほうが良いです。

寝違え直後は炎症を起こすとともに、痛めた周囲の筋肉が硬くなっています。

硬くなっている筋肉をストレッチで無理に伸ばそうとすると、痛めている筋肉に負担をかけることになります。

さらに、周囲の損傷していない筋肉を痛める原因にもなりかねません。

痛めた直後は安静を保ち、ストレッチをすることは避けましょう。

 

湿布に関するよくある間違い

湿布を使用するうえで、よくある間違いを解説します。

湿布は手頃に使用できるため、身体が痛い場合はとりあえず湿布を貼るといった使い方をしている方もいるのではないでしょうか。

しかし湿布も薬の一種であるため、間違った使い方をしていると副作用を起こすことがあります。

正しい使い方を守りながら、痛みの緩和を図りましょう。

 

湿布薬の危険性について確認

湿布薬の危険性について確認します。

湿布に関するよくある間違いを繰り返した結果、以下のような副作用や二次的な障害が起こる危険性があります。

  • 皮膚のかぶれ
  • 喘息
  • 消化性潰瘍(消化管出血)
  • 光線過敏症

湿布で副作用を実感することはあまり多くないイメージですが、間違った使い方を続けた結果痛みが引かないばかりか、ほかの医療機関への相談が必要になる場合があるため十分に注意が必要です。

 

1.皮膚のかぶれ

湿布の間違った使い方により起こる副作用の1つ目は、皮膚のかぶれです。

湿布は、皮膚に直接貼ることで痛みや炎症を和らげます。

長時間の使用や皮膚が過敏な状態であるときは、薬の成分により皮膚のかぶれを引き起こす場合があります。

湿布を使用する際は、貼る部分を清潔に保ち生傷や湿疹のある場所には貼らないといった工夫が必要です。

また、汗をかいた場合は速やかにふき取り、長時間の使用を避けるように貼り替えましょう。

使用している湿布で皮膚トラブルを起こさないためにも、自身の体質に合っているか分からない湿布を使用するときは、1cm四方の小さな湿布を腕の内側などの柔らかい場所に貼り観察するパッチテストを行いましょう。

湿布で皮膚のかぶれが起き、改善が見られない場合は医療機関を受診してください。

 

2.喘息

2つ目の湿布の間違った使い方で気を付けなければいけない副作用に、喘息があります。

湿布に限らず、鎮痛消炎剤を使用して90分以内に起こる喘息をアスピリン喘息といいます。

アスピリン喘息は湿布だけでなく、飲み薬やクリーム状の鎮痛消炎剤でも起こる場合があり注意が必要です。

アスピリン喘息の原因は、まだはっきりとは分かっていません。

しかし、アスピリン喘息といいながらも湿布薬のような非ステロイド鎮痛消炎剤でも、喘息が起こることが分かっています。

湿布を使用する場合は、使用してから90分以内に喘息の症状が出ないかの観察が必要です。

もし喘息の症状が出た場合は、適切な対処が必要なため早急に医療機関を受診してください。

 

3.消化性潰瘍(消化管出血)

3つ目に紹介するのは、消化性潰瘍(消化管出血)です。

よく目にする痛み止めに、ロキソニンがあるのではないでしょうか。

ロキソニンは湿布薬と飲み薬がありますが、主成分であるロキソプロフェンナトリウムは胃や腸をはじめとする消化管へ負担があるとされています。

ロキソプロフェンナトリウムを配合している代表的なものとして、ロキソニンテープやモーラステープ、ボルタレンなどがあります。

湿布であっても飲み薬であっても、身体の中にロキソプロフェンナトリウムが吸収されていることに変わりありません。

湿布を長く大量に貼り続けると、消化管への負担が大きくなり消化性潰瘍の原因となるため注意しましょう。

 

4.光線過敏症

湿布の間違った使い方で注意しなければならない副作用の4つ目は、光線過敏症です。

光線過敏症とは光を浴びることで皮膚が赤くなったり、かゆくなったりする皮膚の症状が起きる病気です。

使用している湿布にケトプロフェンが含まれている場合は、光線過敏症に注意が必要でしょう。

湿布の一種であるケトプロフェンテープを貼っている部分に直射日光があたると、光線過敏症が起きる可能性があります。

実際にケトプロフェンテープの説明にも、直射日光を当てないことと記載されています。

また、湿布をはがした後も湿布の成分は皮膚の上に残るため、4時間は直射日光を避けることが必要です。

この点もケトプロフェンテープの説明に記載されているため、使用している湿布の説明をよく読んでから使用しましょう。

 

湿布を適切に使用するために気をつけること

湿布を適切に使用するために気を付けることとして、説明や注意書きをよく読み用法用量を守って使用することです。

多くの湿布に共通する注意点として、以下が挙げられます。

  • 長時間同じ場所に使用しない
  • 傷や湿疹の上に貼らない
  • 汗をかいた場合取り替える
  • 皮膚に異常が出た場合はすぐに使用を中止する

ほかにも注意点は存在しますが、使用する湿布により注意点や禁止事項などは異なるため、説明書きをよく読んでから使用しましょう。

 

この記事のまとめ

今回は寝違えの痛みに対して、首に湿布を貼ることの注意点や寝違えの原因、やってはいけないことを解説しました。

湿布の正しい使い方や間違った使い方をした場合の副作用も理解できたのではないでしょうか。

湿布は、身体の痛いところにすぐに貼れる手軽さがメリットの反面、間違った使い方をしている方も多くいます。

また、湿布は痛みには効果があるかもしれませんが、根本的な痛みの原因を改善できるわけではありません。

一時的に痛みが和らいでも原因が改善されていないため、痛みが再発することもあるでしょう。

長く続く痛みを根本から解決したいときはぜひ、理学BODYを利用してみてください。

理学ボディは筋膜に対するアプローチすることで、痛みに関する悩みを最短で解決することをコンセプトにしている整体院です。

寝違えに限らず、身体の痛みに悩まされ、日常的に湿布している方などには特におすすめの整体院です。

湿布を使い続けることで起こる副作用を避けるためにも、痛みの原因を根本から解決しましょう。


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