シンスプリント、アキレス腱炎、捻挫後の後遺症、足底腱膜炎、ランニングによる膝痛・腰痛・股関節痛など

変形性膝関節症の治療で手術はまだ早い。1度筋膜施術を!

 
この記事を書いている人 - WRITER -
木城拓也
青山のサロンで体の痛みでお困りの方に対して、筋膜の施術をメインに行っております。長年整形外科に理学療法士として勤めてきた経験を活かして、他の記事よりも、より困っている人の役に立つ、突っ込んだ内容の記事を書いていければと思います。
詳しいプロフィールはこちら

青山で筋膜の施術をしている、理学療法士の資格を持ったパーソナルトレーナー木城です。

お医者さんから変形性膝関節症という診断名をつけられて、

「関節が変形しているから」

「軟骨がすり減っているから」

「内側が狭くなっているから」

と言われた。

だからもう膝痛いけど、

これは一生付き合っていくしかない。

手術するしかない。

そんな風に思っていませんか?

決してそんなことはありません!

変形性膝関節症の診断がついて、膝の痛みの改善をあきらめかけている方は、必ずこの記事を最後まで読んでください。

【変形性膝関節症の方のよくある症状は?】

膝痛

私は理学療法士として、変形性膝関節症の診断がついた方の治療をし続けてきました。

整形外科時代から数えると、延べ1000人以上は担当させていただいたと思います。

そんな中でもよくみられた症状は

  • 「階段の昇り降りで痛い」
  • 「歩くと痛い」
  • 「深く曲げると痛い」
  • 「しゃがめない」
  • 「正座ができない」
  • 「内側・外側にひねると痛い」
  • 「完全に伸びない」
  • 「水がたまる」

などでした。

この記事を読んでくださっているみなさんも、これらいずれかの症状をお持ちではありませんか?

もしこれらの症状でお悩みであれば、改善できる可能性があります。

【変形しているから痛い、軟骨がすり減っているから痛いは本当?】

医者説明

よく変形性膝関節症の患者さんと話していると、

「関節が変形しているから痛い」

「軟骨がすり減っているから痛い」

「内側が狭くなっているから痛い」

とおっしゃいます。

レントゲンを見せられながら、お医者さんに言われたりするそうです。

またインターネットでも「変形性膝関節症」と検索すると必ず、痛みの原因はクッションの役割をする軟骨がすり減っているから、だと書いてあります。

私はこういう記事を見るたびに強い憤りを感じます。

軟骨のすり減りと膝の痛みがほとんど関係ないと考える理由その1

インターネットなどで軟骨のすり減りが膝の痛みの原因と書いている方々は、たいてい専門家ではない人か、専門家でも現場で本当に膝が痛い人とちゃんと向き合ったことがない人です。

なぜなら、現場で膝の痛い人をみていると、軟骨がすり減っていても、関節が変形していても痛みが改善していくところを何度も経験するからです。

私もレントゲンに写っている、「関節の変形」「軟骨のすり減り」「内側の狭小化」という現象

これ自体は事実で、間違いはないと思います。

変形性膝関節症 レントゲン画像1

ただ、

「関節の変形」「軟骨のすり減り」「内側の狭小化」=痛い 

ではないと考えます。

そもそも軟骨がすり減って痛いのであれば病院のリハビリや治療院が存在する意味がなくなってしまいます。
だって体の外からの治療では軟骨を増やすことはできないですからね。

軟骨のすり減りと膝の痛みがほとんど関係ないと考える理由その2

私たち理学療法士の参加する学会や最新の論文などでは既に、画像所見(レントゲン、MRIなど)と実際の症状との相関性はほとんどないと言われています。

膝の話ではないのですが、画像所見の異常=痛み、ではないことが研究データをもとに海外で論じられている記事があったのでご紹介します。

腰痛論文

(以下記事内容要約)

腰痛のない人を対象にMRIとCTをとりました。

結果、

20代で37%に

50代で80%に

80代で96%に

腰椎間の退行変性があったそうです。

腰椎間の退行変性とは要するに、「変形していたり」、「すり減っていたり」、「潰れて狭くなっていたり」などを指します。

なんと腰痛がない人でも、50代だと10人に8人は、画像上は何らかの問題があるのです。

腰痛がないのにですよ。

むしろレントゲン上何も異常がない方がめずらしいのです。

このデータからも、

画像所見の異常=痛み

ではないことがわかっていただけたのではないでしょうか?

英語になってしまいますが、この研究の原文をみたい方は、↓のサイトをご覧ください。

Your MRI Might Not Give You The Entire Picture

現にうちの父はもう何年も前に医者で

「膝の軟骨がすり減ってますねー」

と言われてましたが、今まったく膝に痛みはなく、元気に趣味のバトミントンをしています。

逆に30代でまだレントゲン上まったく問題なくても、膝が痛いと言って来る方はいっぱいいます。

みなさんの周りにも、すごく膝が変形していてO脚なのに、痛みはないって人いませんか?

もっと言うと、腰がものすごく曲がったおじいちゃんは必ず腰が痛いかというと、そうとは限らないですよね?

だから、

「関節が変形しているから」

「軟骨がすり減っているから」

「内側が狭くなっているから」

これは一生付き合っていくしかない

手術するしかない

なんて決めつけてあきらめないでください!!

もちろん手術しないとダメなケースもあります。

でもそれって私の経験上、そんなに多くないです。

大半の人は、しっかり知識と技術を持った者が治療すれば良くなります。

【コンドロイチンやグルコサミンで変形性膝関節症の痛みが改善するは本当?】

「コンドロイチンやグルコサミンのサプリメントを飲んでいるんですが、効きますか?」
と最近聞かれることがよくあります。

CMや雑誌などでも変形性膝関節症に効くと言われて売られていますね。

結論から言うと、コンドロイチンもグルコサミンも変形性膝関節症の痛みにはほとんど効果がありません!

これには大きく分けて2つの理由があります。

コンドロイチンやグルコサミンを飲んでも膝の痛みが良くならない理由その1

コンドロイチンやグルコサミンの販売ページの内容を読むと、コンドロイチンやグルコサミンが減ってしまった軟骨を再生させるため、変形性膝関節症の痛みが改善するというような記載があります。

ここで、1つ目の間違いです。

この記事の【変形しているから痛い、軟骨がすり減っているから痛いは本当か?】の見出しのところでも書きましたが、変形性膝関節症の方のほとんどが、そもそも軟骨がすり減っているから痛いわけではないのです。

そのため、仮にコンドロイチンやグルコサミンで軟骨が増えたとしても、膝の痛みが改善するとは考えづらいです。

コンドロイチンやグルコサミンを飲んでも膝の痛みが良くならない理由その2

コンドロイチンやグルコサミンを口から摂取しても軟骨は増えません。

これは、コンドロイチンもグルコサミンも軟骨になる前に体内でアミノ酸と糖に分解されてしまうからです。

この軟骨を構成する成分の中にはアミノ酸と糖から作られるものも多く含まれているので、これが軟骨になるのだと言われれば完全に間違いではないかもしれません。

ただ、それならはじめからアミノ酸と糖を直接摂取する方が効率が良いです。

またこのアミノ酸と糖は、軟骨を作るためだけに使われているわけではなく、体のいたるところで必要とされています。
その中で、膝の軟骨を作ることに使われるかどうかをこちらでコントロールすることは不可能です。

人間の髪の毛の成分の80%はたんぱく質でできていると言われています。

ですが、ハゲている人がたんぱく質を大量に摂取したからといって、髪の毛がふさふさになるわけではありませんよね。

コンドロイチンやグルコサミンのように、少し難しい横文字になると、なんとなく正しい気がしてしまいますが、騙されないようにしてください。

【では変形性膝関節症の膝の痛み原因は何なのか?】

私は全身の筋肉を覆っている『筋膜』が原因になっていることが多いと考えています。

筋膜には、侵害受容器と呼ばれる刺激を受け取る器官が多く存在しています。

その侵害受容器が過度な刺激を受けると、脳がその情報をキャッチして、痛みやしびれ、その他違和感となって身体に現れると言われています。

このように最近の研究では筋膜が痛みの原因となる組織であると、科学的に立証されています。

また筋膜は全身を覆っており、もちろん骨にもついています。

つまり筋膜の硬さは骨を引っ張り、結果的に関節の位置がズレることで痛みが生じたり、動きを制限したりするのです。

そのため、もし仮に痛みの原因が直接的に筋膜ではなかったとしても、筋膜の硬さを改善することで、骨が正しい位置に戻り、関節の痛みが改善します。

筋膜については▼の記事で詳しく書いていますので、こちらをご覧ください。

筋膜についての記事

【筋膜の治療はどこで受けられるの?】

最近では、テレビや雑誌などでも『筋膜』が頻繁に話題になっており、一般的になってきました。

ただそれに伴って、しっかりとした筋膜の教育を受けておらず、医学的根拠や知識がないのに、筋膜リリースや、筋膜ストレッチなどのキャッチな謳い文句で打ち出している、健康器具メーカーや治療家をよく目にします。

筋膜はただこすったり、伸ばせばいいというものではありません。

間違った方法で筋膜への介入を行うと、筋膜のバランスを崩し、余計に症状が悪化してしまいます。

私はイタリアのドクターや理学療法士が研究を重ねて考案され、世界各地で普及している『筋膜マニピュレーション』という国際コースで、全カリュラムを修了し、試験にも合格し活動しています。

そのため、筋膜に対して根拠のある正しい治療を行うことができますのご安心ください。

筋膜マニピュレーション修了証

【変形性膝関節症の改善事例】

今回はテニスが趣味の変形性膝関節症の50代女性の方

一年程前からテニス中に右膝が痛み出し、趣味のテニスをお休みしなければならなくなってしまったとのことでした。

正座はもう1年以上しておらず、膝を曲げて足を持ち上げる動きでも痛みを伴うという状態でした。

お話を聞いていくと、膝以外にも4年程前から太腿の裏側と、ふくらはぎを何度か肉離れしているとのこと。

このお話をもとに、右の下肢を中心に筋膜の動きの確認をしていきました。

すると、大腿と下腿の外側、足首の外くるぶしの前に、筋膜の硬い部分がありました。

そのため、これらの位置の筋膜を治療していきました。

すると、膝を曲げて足を持ち上げる動きをしても痛みが出なくなり、試しに正座をしてもらうとお尻が踵につくようになっていました。

まだ痛みがあり体重を全てかけることはできない状態でしたが、この日から数回にわたり、筋膜の治療を繰り返しました。

そして改めて正座をしてもらうと、

体重を全てかけてもほとんど膝の痛みが出なくなりました。

この頃にはテニスを普通にしても痛みなくできるようになり、

「もっと早くお願いすればよかった」と、凄く喜んでいただけました。

今回、膝自体はほとんど治療することはありませんでした。

膝に限ったことではありませんが、私は痛みの原因は今現在痛い部位にはないことの方が多いと考えています。

みなさんも、今痛いところ(例:腰とか膝とか)を治療しても、その時は楽になるだけですぐにまた戻ってしまった経験はありませんか?

現場で多くの人の治療を経験すると、今痛いところよりも過去に痛めたことのある部位のことをしっかりと教えてもらい、その周囲の状態を細かく確認することの方が、より痛みの根本的な改善につながると感じています。

【変形性膝関節の方へ】

変形性膝関節症のおじさん

変形性膝関節の大半の方は、軟骨がすり減っていても、内側が狭くなっていても、手術をせずに痛みを改善することができます。
もちろん手術をしないと無理なケースも稀にありますが、数としては圧倒的に治るケースの方が多いです。

もし膝が痛いけど、どこに行ってもよくならない方や、医師に手術と言われたけど手術はしたくないという方、お役に立ちたいです。

一度ご相談ください。

この記事を書いている人 - WRITER -
木城拓也
青山のサロンで体の痛みでお困りの方に対して、筋膜の施術をメインに行っております。長年整形外科に理学療法士として勤めてきた経験を活かして、他の記事よりも、より困っている人の役に立つ、突っ込んだ内容の記事を書いていければと思います。
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 青山筋膜整体 理学BODY , 2017 All Rights Reserved.