当院の新型コロナ対策

私が開業を決めた理由と現状

開業する理由

私は理学療法士として長い間整形外科クリニックで働いてきました。

 

高校生の時に怪我をしてから、人の体を治すこの理学療法士という仕事に憧れ、実際に当時希望していた仕事にはずっと就けていました。

 

もちろん今まで嫌なことや辛いことはありましたが、それでもこの仕事を辞めたいと思ったことは1度もなかったですし、整形外科クリニックで働くことにやりがいも感じていました。

 

じゃあ何でわざわざ開業なんかするの?

病院の看板なくてお客さん来ると思ってるの?

好きな仕事できてるなら今のままでよくない?

金儲けがしたいの?

もっと医療の現場でやれることあるんじゃない?

 

価値観は人それぞれなので、いろいろな考え方やご意見あると思います。

 

私もいろいろ考えました。

 

結果、それでもどうしても開業したかったんです。

 

今回は私がどうしても開業したかった理由と現状を赤裸々に書いていきたいと思います。

開業を決めた3つの理由

開業を決めた理由は、細かいところを言い出したら結構いっぱいありますが、

 

大きく分けると3つです。

 

1.患者さんに自分のベストを尽くしたい

整形外科クリニックのリハビリは1人につき20分が基本です。

 

たまに2コマ取れる方もいますが、それでも40分が限界です。

 

なので私も、もともとはこの時間内で結果を出すことを目指して、日々治療技術を磨いて来ました。

 

それでも日々患者さんと向き合っていく中で、どうしても良くできない患者さんが一定数出てしまっていました。

 

これをどうにかできないものか…。
そう思っていろいろな講習会や、開業している治療院を訪ねてまわりました。

 

その中で出会ったのが、現在私がメインで行っている筋膜への施術です。

 

この筋膜への施術は今まで学んできた治療法の中でも、圧倒的な変化量が出せる治療法でした。

 

なので、私は必死にこの治療を勉強しました。

 

最初は病院の仕事が終わってから、体の痛い友達や親族を訪ねて深夜まで練習に励み、数年かかってようやくこれで食っていけると思える技術になりました。

 

なので、正直痛みの改善には自信があります。

 

ただ、これを整形外科クリニックで決められた20分とか40分の時間内で行うには、かなり厳しいです。

 

この治療法は従来の治療法よりも効果を出せる代わりに、検査にとても時間がかかります。

 

全身の筋膜を1つひとつ触ってどこが固まっているか、検査しなければならないからです。

 

なので、ここ何年かは整形外科クリニックで、20分間で患者さんをみていると、いろいろと考えさせられて歯がゆい気持ちになっていました。

 

もう少し長い時間みることができれば、この人はもっと良くできる。

 

本当は手術を回避できるかもしれない…。

 

あと30分あれば、、、

 

悔しい…

 

20分間でよくすることができない自分の力不足、と言われてしまえばその通りだと思います。

 

でも私の現状でのベストは、1時間45分かけて詳細に患者さんの体を検査してから、施術を行うことです。

 

だからって院長に、絶対に良くするので、1時間45分かけて1人をみさせてください。

 

なんて言っても経営上そんなの無理なのはわかっていますし、できるわけありません。

 

なので私は患者さんに対して自分の最善を尽くすためには、今開業して自分が決定権をもってやるしかないと思いました。

 

2.完全実力主義の環境で勝負してみたかったから

整形外科クリニックで理学療法士として働くということは、

 

良い意味でも悪い意味でも病院に守られています。

 

理学療法士の仕事は良くも悪くも病院が提供する医療というサービスの一部にすぎない

病院や院長の信用があるから、極論理学療法士の治療がどうであろうと、そこには人が集まります。

 

医師の先生が診断して薬や湿布を出したり、看護師さんが注射を打ったり、

 

そういった病院が提供する医療というサービスの選択肢の中の1つに、理学療法士によるリハビリがあります。

 

就職して1~2年目ぐらいの頃は、私の治療で患者さんを治した!と痛い勘違いをしていました。

 

でもそれは、もしかしたら薬が効いたのかもしれないし、注射が効いたのかもしれないです。

 

そもそも私の治療は、病院では院長の診断がないとできません。

 

なので患者さんが良くなったら、それはけっして私が治したわけではなく、病院の提供する医療というサービス全体で、患者さんを治したということ。

 

逆に患者さんが良くならなくても、理学療法士個人が咎められるわけではなく、病院全体の問題になります。

 

保険診療だから続けてもらえる環境

また、理学療法士のリハビリを受けようと思ったら、医療保険が使えるので個人の負担はだいたい700円ぐらいです。

 

言い方は悪いかもしれませんが、1回でそれほど効果が出なくても、700円で治療が受けられるならまた行ってみようか。

 

と、私ならなります。

 

極論、症状に目に見えて改善がみられなくても、マッサージをしてそれっぽいことを言っていれば、リハビリに継続して来てくれる環境です。

 

もっとシビアな環境で勝負したい

この環境が悪いわけではありません。

 

でも、これは私のエゴかもしれませんが、もっと自分個人の技術がシビアに問われる環境で勝負したい

 

と、思いました。

 

全て自分の責任で、ちゃんと結果を出せなければ、生活もできなくなる。
その代わりにしっかりと結果を出せば、それに見合った対価が得られる。

 

そういう世界に身を置いて生計を立てていくことに、私は魅力を感じました。

 

3.自分のお店を出すことが夢であり目標でした

私は理学療法士1年目に就職した増本整形外科クリニック時代の夏に、20代の目標を立てていました。

 

この頃はまだ社会のこともよくわかっていない、ただの夢見る少年だったので、すごく漠然としていましたが、一応記録にも残っていました。

 

20代の目標

  • 自分の店を出す

 

もうすぐ私は29歳です。

 

この頃立てた自分の目標を達成するためには、今開業しないと間に合わないのです。

 

この時の自分との約束を守りたい。

 

それが私の3つ目の今開業を決めた理由です。

 

ただし、ここで私は思いました。

 

開業する理由の記事を書いているのに、

 

答えが、

『自分のお店を出すことが夢だったから』

 

って、おかしくないか?ということです。

 

開業=お店を出すこと

です。

 

じゃあずっと夢だったから開業しましたってこと?

 

小学生みたいな話です。

 

なぜ開業が夢だったのか。を書くべきですよね?

 

なので私、いろいろ考えました。

 

 

 

…結局あんまりいい答えが見つかりませんでした。

 

でも、しいてあげるなら、

 

人生ではじめてまっとうなものに本気になったから

 

かな。と思うんです。

 

私は結構ヲタク気質で、趣味や娯楽に短期間本気になった時期はありました。

 

熱中すると周りが見えなくなるくらい、気持ち悪いぐらいのめり込むタイプです。

 

でも学業とかバイトとか部活とか、そういった自分の本業とされる部分で、こんなに長い期間本気で取り組んだことはなかったんです。

 

私の今までの人生は、

 

特に努力もせず偏差値50のザ普通の高校に通い

 

受験の時だけ少し勉強して理学療法士の養成校に入って

 

留年しない程度に勉強して

 

バイトでは時給800円分の働きに終始

 

野球だって高校は都立だし、自分らの代で1番頑張らなきゃいけない時は、怪我してふてくされていました。

 

「俺まだ本気出してないしー」

 

そう言い続けて人生過ごしてきました。

 

そんな、なんの見どころもなかった私が、この『人の体治すという仕事』に対しては、自分史上最高に本気になれているんです。

 

本気出してやるからには、とことんやりたい。

 

病院の名前がなくても、独立開業して自分の力だけでやっていけるようになりたい。

 

その想いでここまでずっとやってきて、ようやく自信がついたので、開業します。

 

で、今どんな状況なの?

今はまだ週に2日前後、整形外科の非常勤理学療法士で、他の4~5日が自費診療といった感じです。

 

なるべく早く今の青山のお店に一本化したいと思っています。

 

ただ正直な話、青山筋膜整体と言っておきながら、少し前まで青山の店で見ているお客さんは月に2~3人でした。

 

青山の地になんの所縁もない私は、集客するすべを持ち合わせていませんでした。

 

今まで体のことしか勉強してこなかった私にとって、集客が最大の課題でした。

 

そこで、考えたのがこのHPからの集客です。

 

ただし、私にネット関係の知識は皆無で、

 

サーバーって何?ドメインって何?

 

ってレベルで、何もわかっていない状態でした。

 

なのでここ半年ぐらいは空き時間のほとんどをこのネット関係の勉強と、ブログ記事を書くことにあてていました。

 

今でこそ、ようやくブログ記事からちょこちょこ予約が入るようになりましたが、

 

ブログを書き始めて数ヵ月は、誰からも読まれずに、

 

誰か私の書いたブログを読んでくれー(T_T)

 

いつもそう思っていました。

 

書いても書いても読まれない記事を1人で読み返し、

 

おい、どんだけ長い独り言つぶやいてんだよ自分。

 

もうブログ書くのやめて、ソリティアはじめようぜ。

 

何度もそう思いました。

 

そしてある日、さすがに心が折れそうだったので、仲の良い友人に片っ端から

 

「最近ブログはじめたんだー!毎日更新するから読んで!」

 

と、送ってみました。

 

そしたらその日1日だけは、PV数(HPを見に来てくれた人の数)が30とかに増えてすごく嬉しかったんです。

 

でも翌日はまた1桁PV。涙

 

こっちはこんなに寝る間もおしんで書いてんのに、、、

 

おまえらほんとに友達かよバカヤロー(T_T)

 

と思っていたら、友達から

 

「だって俺シンスプリントでもねーし、オスグッドでもねーし。」

って。

 

そりゃそうだわ。

 

なので最近は、どこも痛くない人が読んでもわかるような記事もたまには書いています。

 

私のことを知ってる人が読んだら面白いんじゃないかな?って思う記事ベスト3(順不同)

ということで、この記事をFBの友達に公開するにあたって、特に体に痛いところがなくても、

 

私のことを知っている人が読んだら面白いんじゃないか?と思う記事を勝手に紹介させていただきます!

 

そうです、ここからはただのブログの宣伝です。

 

痩せたい人はこれ読んでみて

私自身の糖質制限ダイエットの成功例を記事にしてみました!

 

▲の記事は、私が体を張って糖質制限ダイエットをしたよって話です!

 

まずこの左側の写真を見て、我ながらよくここまで太れたなーと思います。

 

でも2か月で7kg近く瘦せられたので、痩せたいけどなかなかダイエットに踏み出せないという人は、読んでみてください。

 

こんな普通の奴でも糖質減らせば痩せられるんだ。と思っていただけると思います

 

これは腕に自信のある治療家の人に絶対読んでもらいたい記事

アフィリエイターに負けたくない!

 

ブログ記事を頻繁に書くようになって気がついたことがあります。

 

「ヘルニア 治す」とか「坐骨神経痛 治療」とか「オスグッド 改善」とか

 

疾患の名前を入れて検索した時に上位に出てくるのは、ほとんどまとめサイトか、アフィリエイト報酬を目的にした記事なんです。

 

本当に症状を改善できる治療院の先生が、集客のために書いた記事にはなかなかたどり着けません。

 

せめて「治し方」とか「治療」とか「改善」のような治すことが目的のワードと合わせて検索されているケースでは、アフィリエイターではなくて、

 

本当に患者さんを良くできる私達治療家の記事が、上位に表示されなければいけないと思いますし、今後そうなっていってほしいと切に願っています。

 

なので腕の良い治療家のみなさんには、ガンガン情報発信していただきたいです。

 

行きたいセミナーがあったけど定員埋まっちゃって受けれないよって方にはこれを読んでほしい!

英語を全く話せない私が単身インドで筋膜マニピュレーションのコースに参加した話①

英語を全く話せない私が単身インドで筋膜マニピュレーションのコースに参加した話②

英語を全く話せない私が単身インドで筋膜マニピュレーションのコースに参加した話③

英語を全く話せない私が単身インドで筋膜マニピュレーションのコースに参加した話④

 

▲の記事は、私がインドに筋膜マニピュレーションのコースに参加した時の話です。

 

これ最近出会った人に言うと

 

「木城君は英語できるんだー、すごいねー。」

と言われます。

 

いやいやー、それが全く英語できないんですわー。笑

 

中学・高校の時から英語は大の苦手で、大概成績は2。

 

偏差値50のザ普通の都立高校で英語2です。笑

 

高校卒業以来、英語の勉強をした記憶はありません。

 

そんな私でも、なんとかインドで試験受かって楽しく帰ってこれました!

 

大切なのは、言葉より情熱と気合いでした。

 

日本で受けたいセミナーが定員埋まってしまってどうしようか悩んでいる方は、是非一度これを読んで勇気を出して海外に行ってみてください。

 

まとめ

後半はただのブログの宣伝になってしまいましたが、私は青山で開業しました。

 

正直理学療法士が独立開業することに、同業者の批判的な意見があることはわかっています。

 

でも私は思います。

 

大切なのは

 

そういった周りの同業者からの意見や評価よりも

 

これから私のサービスを利用していただくお客様からの声だと。

 

そしてそのお客様に満足してもらえる自信があるので開業します。

 

これからも引き続き、情熱を持って、そして謙虚な姿勢で仕事に励んでいきたいと思っておりますので、どうか温かい気持ちで見守っていただければ幸いです。


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ABOUT US
木城 拓也
理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。 その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。 筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。
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