ランニングでアキレス腱に痛みが出る人は多くいます。
おそらくこの記事を見つけたあなたも、アキレス腱の痛みで悩まれているのではないでしょうか?
当院にもランニングでアキレス腱に痛みが出る人がたくさん来られますが、多くの人は初めに病院や整体にいきます。
しかし、病院や整体ではアキレス腱の痛みが治らない人が多く、結局インターネットで調べて当院に来ていただける事が多いです。
実際に当院に来られた人をみていると、ある共通点がある事に気がつきました。
おそらくこれが、ランニングでアキレス腱に痛みが出る本当の原因である可能性が高いので、この記事であなたに伝えさせていただきます。
ちなみに今回は、以下の内容について解説をしていきます。
- ランニングでアキレス腱に痛みが出る人
- ランニングでアキレス腱に痛みが出る原因
- ランニングでアキレス腱に痛みが出る時の治療
- ランニングでアキレス腱に痛みが出る本当の原因
- 実際の改善例を紹介
- それでもアキレス腱の痛みが治らない人へ
この記事を最後まで見ていただく事で、あなたのアキレス腱の痛みが改善するヒントが見つかると思いますので、最後まで読んで実践してみてください!
目次
ランニングでアキレス腱に痛みが出る人
まずはランニングでアキレス腱に痛みが出る人について解説をしていきます。
考えられる事
ランニングでアキレス腱に痛みが出る人は以下の3つの内容が考えられます。
- アキレス腱炎
- アキレス腱周囲炎
- アキレス腱滑液包炎
この中でも特に多いのがアキレス腱炎です。
アキレス腱炎を簡単に言いますと、アキレス腱に負担がかかって炎症が起きて痛みが出ている状態です。
ふくらはぎの筋肉とかかとの骨(踵骨=しょうこつ)を結ぶ太くて丈夫な腱であるアキレス腱に炎症を起こした状態です。
痛む場所に関しては、それぞれで多少異なりますが、他の2つも仕組み的には似たようなものなので、ざっくりアキレス腱の痛みと思っていただければ大丈夫です。
ランニングでアキレス腱に痛みが出る原因
次は、ランニングでアキレス腱に痛みが出る原因について解説をします。
1.走りすぎ
ランニングでアキレス腱に痛みが出る人は、走りすぎている人が多いです。
もちろん、趣味程度で走っている人もいれば、フルマラソン に出るような人もいます。
なので、ランニングでアキレス腱に痛みが出る場合、走りすぎというのが1つの要因になります。
しかし、走りすぎている人が全員アキレス腱が痛くなるわけでは無いため、これが全ての原因ではなく他にも原因がある事が多いです。
2.走るフォームが悪い
ランニングでアキレス腱に痛みが出る人は、走るフォームが悪い人が何人かいます。
具体的には以下の内容です。
- つま先から接地する走り方
- 地面の蹴りが強い
大迫選手のフォアフットが有名になってから、つま先から接地して走る人が増えました。
確かに習得できればかなりメリットがありますが、多くの人はうまくできずに逆にアキレス腱に負担がかかってしまっています。
なので、もし走り方を変えてから痛くなった場合は、走り方を戻した方がいいです。
他には地面を蹴ることを意識しすぎて、過剰に地面を蹴っている人もいます。
これもアキレス腱に負担がかかってしまうため、過剰に蹴らないようにしましょう。
また、走り方を修正してもアキレス腱の痛みが治らない人も多くいるため、走り方もあくまで要素の1つで他にも原因があると考えた方がいいです。
3.筋肉が硬い
アキレス腱はふくらはぎの筋肉についているため、ふくらはぎの筋肉が硬くてもアキレス腱が痛くなってしまう事があります。
実際に、アキレス腱が痛くなる人はもともと体が硬い人も多いため、筋肉の硬さもアキレス腱の痛みの要素の1つだと思います。
ランニングでアキレス腱に痛みが出る時の治療
ランニングでアキレス腱に痛みが出る時には、以下の3つの治療がされる事が多いです。
1.ストレッチ・マッサージ
ランニングでアキレス腱に痛みが出る原因はふくらはぎの筋肉と考えられる事が多いため、ふくらはぎの筋肉をほぐすためにストレッチやマッサージがされる事が多いです。
具体的には以下のようなストレッチです。
他には、膝を曲げた状態で行うストレッチもあったりします。
アキレス腱の痛みが軽い人はこのような方法で治る人もいますが、中には治らない人もいます。
これについては明確な理由があるため、後ほど解説をします。
2.テーピング
ランニングでアキレス腱に痛みが出るのは、アキレス腱に負担がかかっているからだ!と考えて、テーピングをする事があります。
確かに、アキレス腱への負担を減らす事ができるため、テーピングをしている時はアキレス腱の痛みが減る事が多いです。
しかし、これでアキレス腱の痛みが治るかと言われると、治らない人が多くいます。
もちろん、運動する時にテーピングをするのはいいのですが、あくまで痛みを抑えるためのもので、治すものではないことを理解しておきましょう。
3.インソール
人によっては、ランニングでアキレス腱に痛みが出る原因は足の形が悪いと考えるため、インソールを入れて足の形を整える治療をする人もいます。
確かにこれで治る人もいますが、治らない人も多くいるのが現実です。
そのような人は、足の形がアキレス腱の痛みに関係がないということになりますので、他の原因や治療法を探す必要があります。
ランニングでアキレス腱に痛みが出る本当の原因
ここまで様々な原因や治療を解説してきましたが、これらで治らない人も一定数います。
その治らない人は、何が原因なのでしょうか?
それは、筋膜です。
近年になって、アキレス腱の痛みには筋膜が関係してきている事がわかってきていることなので、知っておく必要があります。
筋膜とは
筋膜は筋肉を1本1本包んでいる薄い膜です。
引用:トリガーポイント
このように筋肉は筋膜に包まれているので、筋膜の影響を大きく受けます。
具体的には、筋肉の状態が正常でも包んでいる筋膜が硬くなっていれば、筋肉の状態も悪くなってしまうんです。
なので、今まではアキレス腱が痛くなるのはふくらはぎの筋肉の問題と考えられていましたが、実は筋膜の問題である事がわかってきています。
さらに、筋膜はこのように全身繋がっているため、アキレス腱を包む筋膜は頭のてっぺんまで繋がっています。
なので、アキレス腱が痛い原因は背中の筋膜かもしれませんし、おしりの筋膜かもしれません。
このように、アキレス腱と繋がっているどこかの筋膜が問題になっているケースは非常に多いんです。
なので、アキレス腱の痛みが治らない人は筋膜をマッサージする事が重要です。
実際に、ランニングでアキレス腱に痛みが出る人は、下半身の筋膜が硬くなっているケースが多いのでその場所を紹介します。
アキレス腱が痛い人が硬くなりやすい場所
この場所はランニングでアキレス腱に痛みが出る人が硬くなっている事が多いので、実際にあなたもマッサージをしてみていただき、変化を実感してください!
マッサージはこの場所を3〜5分程度すると、筋膜がほぐれやすいです!
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
ここまで聞いても本当に筋膜がアキレス腱の痛みに関係があるのか?と思う人もいると思いますので、実際の改善例を紹介します。
実際の改善例を紹介
今回はマラソンランナーのUさんの例を紹介します。
マラソンランナーのUさんの改善例
マラソンランナーのUさんは、
- もうすぐマラソンがあるため休めない
- アキレス腱が痛くて階段の上り下りも辛い
と言う感じです。
実際にアキレス腱を見てみると、腫れています。
なので、階段を降りる時はまっすぐ降りる事ができないくらい痛いみたいです。
次は、Uさんの体で筋膜が硬くなっている場所がないか確認をしました。
すると、以下の場所で筋膜の硬い場所が見つかりました。
そして、この硬い筋膜をほぐしていくと、アキレス腱の腫れがその場で引きました。
つまり、この腫れは炎症の腫れではなく、アキレス腱が筋膜に引っ張られている事によって腫れていた事が考えられます。
そして、普通に階段を降りる事ができるくらいまで痛みが改善しました。
そして、施術は1回だけでしたが、ハーフマラソンを走れるくらいまで回復しました。
このように、筋膜をほぐす事でアキレス腱の痛みを改善する事ができます。
当院で行っている筋膜の施術に関しては、以下の動画と記事にも詳しく書いてあります。
それでもアキレス腱の痛みが治らない人へ
今回紹介したマッサージなどで、アキレス腱の痛みが改善する人もいれば、あまり変わらない人もいると思います。
あまり変わらない人は、自分でやるには限界があると思いますので、私たちプロに任せてください。
実際に当院にはアキレス腱が痛い人が多く来られていますが、多くの人が1〜3回以内の施術で改善しています。
もちろん、あなたも必ず1〜3回以内に痛みが改善するとは言い切れませんが、他の整体よりは早く改善できる自信があります。
ですので、私たちに任せてください!
あなたは、アキレス腱の痛みが改善したら、
- どれだけ楽になりますか?
- すごい嬉しくありませんか?
- 気持的にも楽ですよね?
私たちがそれを実現させるために、全力でサポートさせていただきます。
少しでも気になる事がありましたら気軽にお問い合わせしてください!