- 走るとスネが痛い
- スネが痛くて走れない
- 走るのをやめてもスネが痛い
この記事を読んでいるあなたは、このような事で悩んでいませんか?
実際に、走るとスネが痛い人は当院にも多く来られますが、スネの痛みは1度なると治りにくいですし、困りますよね。
でも、なぜ走るとスネが痛い人は治りにくいのかわかりますか?
それは、治し方が違うからです。
実際に、当院では走るとスネが痛い症状であれば、平均して1〜3回程度の施術で改善していく人が多い印象です。
ですので、適切な施術をする事で走るとスネが痛い症状は改善することができます。
それらを含めて今回は、走るとスネが痛い人のために以下の内容について解説をしていきます。
- スネの痛みの正体
- 走るとスネが痛い4つの原因
- 走るとスネが痛い時の対処法3つ
- 実際の改善例3例
特に、最後に紹介する実際の改善例も参考になると思います。
この記事を読む事で、あなたの悩みが解決されると思いますので、ぜひ読んでみてください。
スネの痛みの正体

スネが痛い人は、多くの人がシンスプリントと言われるものである場合が多く、シンスプリントについては以下のように言われています。
すねの骨(脛骨)の中央から下の方に疼痛があります。
スポーツ競技のシーズン初期に痛みが強くなり、シーズンが進むにつれて痛みは軽減することもあります。
中学生から高校生に多い傾向があります。引用:北海道整形外科記念病院
わかりやすく言いますと、以下のような特徴があります。
- スネの内側が痛い
- スネの内側を押すと痛い
- 走るとスネの内側が痛い
- じっとしていてもスネの内側が痛い
- しゃがむとスネの内側が痛い
シンスプリントの痛みはスネの骨を包んでいる膜の炎症です。
このスネの骨には以下のようにふくらはぎや足の筋肉がくっついており、これらの筋肉がスネの内側の膜を引っ張りすぎる事で炎症が起きてスネの痛みになります。

もちろん普通にしていれば、筋肉達がスネの骨の膜を引っ張りすぎる事はないので、痛みは起こりません。
つまり、このスネの骨を引っ張っている筋肉達の問題を解決する事で、スネの骨が引っ張られすぎる事がなくなるため、痛みが改善します。
ここまでわかると、
なんでスネの骨の膜が引っ張られちゃうの?
なんで筋肉達がスネの骨の膜を引っ張り過ぎちゃうの?
って思う人もいると思います。
その通りで、これらの問題を解決する事でスネへの負担が減り、走ったり運動しても痛みが出にくくなるんです。
さらに言いますと、スネの膜を引っ張ってしまう原因は4つあるので、これから詳しく解説していきます。
走るとスネが痛い4つの原因

スネの膜を過剰に引っ張ってしまう原因は4つあります。
多くの人は最低でも1つ以上当てはまっている人が多いので、必ずチェックしましょう!
1.筋肉を使い過ぎている
先ほど紹介したようにスネの内側にはたくさんの筋肉がついています。

これらの筋肉は体重を支える働きをするため、走ったりジャンプしたりする事で負担がかかりやすい特徴があります。
そのため、以下のような動作で負担がかかりやすいです。
- 走る
- ジャンプ
- ブレーキ動作
- しゃがむ
さらに、地面が固ければ硬いほど足への負担が大きくなるため、体育館やアスファルトで運動をする人はスネの痛みが出やすくなります。
2.走り方に問題がある
先ほど紹介した筋肉達は足の内側についており、足のアーチを保持する役割もあります。
そのため、走る時や運動時に足のアーチが潰れやすい人は、内側の筋肉に負担がかかりやすいため、スネの痛みが出やすくなります。
具体的には、左の足のような感じです。

引用:オーバープロネーションを改善するために必要な対策まとめ【ランニング編】
このように、足のアーチが潰れるような動きを頻回にする事で、スネの内側の筋肉に負担がかかり、スネの膜を引っ張りすぎる結果になってしまいます。
3.扁平足
扁平足も足のアーチが常に低下している状態ですので、スネの内側の筋肉に負担がかかりやすい状態になっています。
さらに言いますと、足のアーチは足の衝撃を緩和するクッションの役割もありますが、扁平足の場合はアーチが低下している関係でクッションの機能も低下しています。
そのため、走る動作やジャンプの動作などの時に必要以上にふくらはぎの筋肉に負担がかかりやすくなってしまうんです。
その結果、スネの膜を引っ張り痛みに繋がりやすくなります。
4.体が硬い
体が硬いというのは、具体的には筋肉や筋膜が硬いという事です。
なぜなら、筋肉や筋膜はある程度の柔軟性がある方が、衝撃を吸収する時などに伸び縮みできて衝撃を吸収できるからです。
つまり、筋肉が柔らかい方が衝撃を吸収できるので、スネの膜も引っ張られにくくなるという事になります。
そのため、筋肉が硬ければ硬いほどスネの痛みを出しやすくなってしまうため、不利になります。
走るとスネが痛い時の対処法3つ

ここまでわかると、具体的な対処法も明確になってきます。
1.マッサージ
筋肉が硬くなりすぎるとスネの痛みを出しやすくなってしまうので、筋肉を柔らかくするためのマッサージが効果的になります。
実際にマッサージには筋肉を柔らかくする効果が認められているため、オススメです。
具体的なマッサージ方法については以下の内容をやってみてください。
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。
2.ストレッチ
マッサージだけでなく、ストレッチも手軽に行えるケアですので重要です。
また、痛みが強い時期ではストレッチをする事で痛みが悪化するケースもあるため、痛みが悪化する場合はマッサージをメインにするようにしましょう!
具体的なストレッチ方法については以下の内容をやってみてください!

足の指を曲げる筋肉(長母趾屈筋、長趾屈筋)は、シンスプリントの原因である骨膜を引っ張ている後脛骨筋のすぐ隣にあり、密接に関わりあっている筋肉なのでこちらもストレッチしていきます。
3.テーピング
ストレッチやマッサージを行うと、その場は楽になるけど運動するとすぐに痛くなってしまう人は、テーピングもオススメです。
特に、どうしても走りたい人や運動したい人は長期間休む事ができないと思いますので、テーピングをしながら運動するケースも多いです。
具体的なテーピング方法については以下のページで紹介されていますので、ご覧ください。
実際の改善例3例

ここまでやってみても痛みが改善しない場合は、自分の力では限界がある可能性が高いです。
実際に当院にも、なかなかスネの痛みが治らない人が来られますが、多くの人は硬くなった筋膜をほぐす事で痛みが改善するケースが多いです。
1.バレーボール選手の例
- 女子大生
- 両足のスネが痛い
- ジャンプで痛い
- 体重をかけると痛い
- 階段でも痛い
痛い動きは以下の通りです。



施術は以下の硬くなっている筋膜に対して行いました。

その結果は以下の動画をご覧ください。
2.サッカー選手の例
- 高校2年生の男子
- 走ると痛い
- 休んでも治らない

以下の場所の硬い筋膜をほぐしました。

その結果、

痛みがなくなりました。
また、後日お母さんから連絡もいただけました。

木城 様
先日はありがとうございました。
息子は言われた通り3日間は安静にした後、一昨日から練習に参加したようなのですが、今のところほとんど痛みを感じずに練習できているようです。
木城先生に治療してもらえて本当に良かったです。
また何かあったらお願いしたいと思いますので、宜しくお願いいたします。
3.バドミントン選手の例
- 高校2年生の男子
- 成績は関東でも上位
- 痛すぎて退部になった

以下の場所の硬い筋膜をほぐしました。

施術の結果、痛みは大幅に軽減しました。

また、後日お母さんから連絡がきました。

昨日はありがとうございました。
木城先生に出会えて治療していただき、息子の痛みのない日常生活が送れるようになったこと本当に感謝しております
本人の『1年ぶりに思いっきり走れた』との声にも感激しました。
また違和感が出たらご相談させていただきます。
アンケートを添付します。宜しくお願い致します。
ちなみに、当院で行っている筋膜の施術に関しては、以下の動画と記事にも詳しく書いてあります。
スネの痛みを本気で治したいあなたへ

このように、走るとスネが痛い症状は適切な施術によって1〜3回程度で改善するケースが多いです。
ですので、あなたの痛みも最短の回数で改善できる可能性が高いと思います。
他にも気になる事があれば、気軽にお問い合わせしていただければと思います。