当院の新型コロナ対策

肩の後ろが痛い場合の3つの原因と対処法を理学療法士が徹底解説

一口に『肩が痛い』と言っても、肩の前・外側・後ろ側など痛む部位によってその原因は異なります。

コロナの影響もあり、リモートワーク等でパソコン作業が多くなり、肩の後ろ側の痛みに悩む方が増えています。

そこで今回は、『肩の後ろ側の痛み』に絞って3つの主な原因と対処法について理学療法士が徹底解説していきます。

 

肩の後ろが痛い場合に考えられる3つの原因

首〜肩、背中に掛けて広範囲がだるくなったり、痛みが走ったりする原因は実に様々です。

その中でも、よくある原因は以下の3つです。

  • 長時間のパソコン作業やスマホ操作で肩の後ろが重だるく感じる
  • 加齢による関節の変性や炎症で痛みが生じる
  • スポーツや仕事の都合で、肩を使い過ぎて鋭い痛みを感じる

放っておくと肩が動かせないほど痛くなることもあるので、原因を理解し早めに対処していきましょう。

 

肩こり(筋肉が原因となるもの)

特に痛めた覚えがなく、肩の後方に軽い痛みや重だるさを感じる場合は、いわゆる肩凝りかたこりが原因となります。

長時間同じ姿勢でのデスクワークや不良姿勢での動作により、筋の内圧の上昇すると血管を圧迫してしまいます。

その結果、血行不良を来たし徐々に痛みにつながります。 

肩の後面に位置し、肩こりに関連する筋肉は多数ありますが多くは

  • 首〜肩〜背中を跨ぐ大きな筋肉である僧帽筋そうぼうきん
  • 肩を挙げるときに働く肩甲挙筋けんこうきょきん

が原因となりやすいです。

上記の筋を日頃からストレッチすることで痛みの予防にもつながります。

神経の締め付けによるもの(肩甲上神経・肩甲背神経)

特に肩の後ろが痛い時に考えられるのは

  • 肩甲上神経けんこうじょうしんけい
    肩を上げる筋(棘上筋きょくじょうきん棘下筋きょくかきん)につながる
  • 肩甲背神経けんこうはいしんけい
    首・肩周辺の筋(中斜角筋ちゅうしゃかくきんを貫通し、肩甲挙筋けんこうきょきん菱形筋りょうけいきん)につながる

2つの神経の絞扼こうやく(圧迫されて締め付けられること)です。(下記イラスト参照)

 

 肩甲上神経の絞扼性障害

肩の後ろの痛みに加えて、肩を水平まで上げるのが困難となるときに疑います。

肩周囲の痺れや棘上筋・棘下筋の萎縮いしゅく(筋肉が痩せ細る)などの症状がみられる場合は、ガングリオン(水の入った袋)や骨棘こつきょくによる圧迫をとるための手術が必要な場合もあります。

症状を見極めて、早めに受診する必要があります。

肩甲背神経の絞扼性障害

イラストを見ると分かるように、肩甲背神経は首〜肩の上背部へ広く分岐してそれぞれの筋肉を支配しています。

上記の部分に痛みや重だるさを感じるときは、この神経の障害を疑います。

首を傾けた姿勢を長時間とり続けることで、神経の通り道となる首の筋肉(中斜角筋ちゅうしゃかくきん)が過緊張となり、神経の絞扼が生じます。

ひどくなると手まで広がる痺れを伴う場合もあります。

 

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)

40代〜50代で発症することが多いため【四十肩・五十肩】とも呼ばれます。

原因は肩周囲の筋肉や腱、靭帯、関節包、滑液包かつえきほうなどの組織が、加齢などにより変性し炎症を生じることであると言われています。

 

そのため、炎症が生じる部位に伴ってイラストに示すように様々な部分に痛みが生じます。

特に肩の後ろの痛みには

  • 肩の後方の組織(関節包や靭帯)の伸張性低下
  • 肩の後方の筋(僧帽筋・菱形筋・大円筋・広背筋)の伸張性の低下・血行不良

が要因となる場合が多く見られます。

  • 安静時や夜間時にも鋭い痛みを生じる「炎症期」
  • 動かした時に痛みが出たり動きに制限が生じる「拘縮期」こうしゅくき
  • 痛みが軽減し回復に向かう「回復期」

と3つの病期によって症状が変化するので、症状を見極めた早めの対処が必要です。

 

肩の後ろが痛い場合の3つの対処法

炎症が起きている時は安静

痛みが強く、動かさなくても痛い場合や、夜眠れないほど痛みが強い場合は

炎症を抑えるための安静が第一優先となります。

痛みの出る動作は避け、早めに受診し適切な治療を行いましょう。

 

肩の後ろの痛みに効果的なストレッチ

僧帽筋ストレッチ
  1. 首を右に傾け右手を頭の上に乗せる
  2. 左肩は下に下ろす
  3. 左の首筋の伸びを感じながら深呼吸2〜3回

※反対も行いましょう

首の後ろ〜肩のストレッチ
  1. 両手を頭の後ろで組み肘を横に広げる
  2. 息を吐きながら体を丸め、両肘をくっつける
  3. 息を吸いながら胸を張り首を後ろに反らす

※5〜10回行いましょう

 

予防に効果的な体操 背骨を動かす運動

背骨の動きを引き出す運動
  1. 四つ這いになり肩の真下に手首、股関節の真下に膝がくるようにする
  2. 息を吐きながら背中を丸める
  3. 息を吸いながら背中を反らす

※背骨の動きを意識して、10回行いましょう

 

まとめ

このように、肩の後ろの痛みには、筋肉・神経・炎症が原因となって起こる痛みが多くなります。

肩の後ろが痛い場合のまとめ
  • 肩の後ろが痛い原因は大きく分けて3つ
  • 『肩こり』『神経の絞扼』『肩関節周囲炎』が考えられる
  • 痛みが強く、炎症が続くときは安静が第一優先
  • 症状が落ち着いたら、肩の周りや背骨の柔軟性を引き出すストレッチや体操を

痛みを引き起こさない為には、日頃から予防していくことが大切です。

既に痛みで困っている方は、その原因を見極めた上で、早めに病院に受診するかどうかを正しく判断しましょう。


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ABOUT US

木城 拓也
理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。 その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。 筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。
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