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肩関節周囲炎(四十肩)の治療で肩が挙がった!改善報告

肩関節周囲炎のおばあちゃん

こんにちは青山の理学療法士木城です。

この仕事をしていると、腰痛や膝痛の次に多いのは肩の痛みです。

 

「肩挙げると痛くてつり革につかまれない」

「寝ているとき痛くて目が覚める」

「捻ると痛い」

「90°も挙がらなくなってしまった・・・」

 

これらの方々は一色単に世間では『四十肩』と呼ばれています。

 

こないだ75歳のおばあちゃんに、

「私の肩って四十肩なの?75なのに?痛いのは嫌だけどなんだか嬉しいわ!」

と言われました(笑)

 

病院ではおそらく『肩関節周囲炎』『腱板損傷』という診断名がついているかと思います。

 

この肩の痛み、最初は「なんか少し痛いな」程度なことが多く、ここで専門家の治療を受けておけば結構すぐよくなるものなんです。

ただここで、

「ほっといても自然にいつか治るだろ」

とか

「痛いから肩の筋肉伸ばしてみよう」

と自己流でむりやり動かしたりすると、どんどん悪化していって気づいたら

「肩があがりません」

というケースが非常に多いです。

『四十肩』を甘く見てはいけません!

ということで今日は先日治療させていただいた『四十肩(肩関節周囲炎)』の方が、動画の撮影に協力してくださいましたので、こちらに改善報告として記事を書いていきたいと思います。

 

※当院では、国際的に認知されている筋膜リリースという技法を用いてあなたの痛みを即時的に解消する施術を行っております。

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Nさんの基本情報

カルテ

Nさんは82歳の女性で、2か月ほど前から肩が痛くなりはじめ、水泳でクロールをした後に症状が悪化し、2週間前から肩が挙がらなくなってしまったとのことでした。

病院では『肩関節周囲炎』という診断名がつき、湿布が処方され、あまり動かさないように言われたとのことでしたが、一向に良くなる気配がないので心配されて私のところに来られました。

 

肩関節周囲炎は肩の痛みの総称です。

詳しい部位・症状別の原因や、即時に痛みをとる方法などは以下の記事にわかりやすくまとめてあります。

肩を下げると痛い場合の6つの原因と対処法を理学療法士が徹底解説

 

Nさんの肩の状態

ここからは実際にNさんの肩の状態を見ていくことにしました。

Nさんの肩の可動範囲

まずは実際に今どのくらい肩が挙がるか見せてもったところ・・・

肩が挙がらないNさん

冗談だと思われるかもしれませんが、ここまでしか挙がりませんでした。

この様子はこの記事の最後に1分ほどの動画で載せていますので、そちらをご覧ください。

他にも捻る動きや、横から上げる動きにも可動域の制限がかなりありました。

Nさんの肩の問題点

 

肩関節

今度はNさんの肩自体を詳細に見ていくことにしました。

すると、Nさんの肩は、肩甲骨に対して腕の骨の頭(上腕骨頭)がかなり前に突出していることがわかりました。

これを少し修正するように腕の骨の頭(上腕骨頭)を後方に押し込んでから、腕を挙げてもらうと、少し腕が上がるようになりました。

これは、肩甲骨と腕の骨(上腕骨)の位置関係の問題で、肩甲骨に上腕骨の頭(上腕骨頭)が正しい位置に収まっていないと、肩を構成している筋肉のバランスが崩れて、肩甲骨内で腕の骨の頭(上腕骨頭)が正しい軌道で動くことができなくなってしまいます。

難しい言い回しになってしまいましたが、要するに肩甲骨に対して腕の骨が正しい場所に収まってないと腕は挙がらないということです。

こういったケースは肩関節周囲炎の方によくみられる現象です。

ではなぜ腕の骨は前に突出してしまうのでしょう?

肩後方の硬くなっている筋肉

これは肩甲骨から肩にかけてついている後方の筋肉の硬さが原因です。

この後方の筋肉が硬いため、腕の骨の頭(上腕骨頭)が前に押し出されてしまい、肩が挙がらなくなってしまっています。

施術プログラム

治療プログラム

私は普段は筋膜の施術をメインに行っています。

ですが今回は、筋膜よりも直接筋肉にアプローチした方が良さそうと経験上判断できたので、今回は筋肉への介入を中心におこなっていきました。

 

①使いすぎて硬くなっている大筋群を緩める

Nさんの肩は、異常をきたしている状態で長い間使われてきました。

そのため肩のアウターマッスルと呼ばれる肩の外側を構成している大きい筋肉達がかなり硬くなっていました。

そのためまずはここを緩めて柔らかくするようなことをしていきました。

②肩甲骨から腕の骨の頭(上腕骨頭)の後方にかけてついている筋肉を緩める

上の、Nさんの肩の問題点のところで述べさせてもらった、肩甲骨と腕の骨の頭(上腕骨頭)の位置関係を修正するために、肩甲骨から肩にかけてついている筋肉を緩めるようなことをしていきました。

③前方に突出した腕の骨の頭(上腕骨頭)の位置を修正するような、関節へのアプローチ

前方に突出した腕の骨の頭(上腕骨頭)を後方に押し込むような関節へのアプローチをしていきました。

④インナーマッスルのトレーニング

肩甲骨と腕の骨の頭(上腕骨頭)が正しい位置関係になったところで、肩のインナーマッスルのトレーニングをおこない、その正しい位置を定着させるようなことをしていきました。

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2022/9/20 修正済みの画像
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施術後のNさん(動画)

上記の施術をおこなった結果Nさんの肩は挙がるようになりました。

ここまで3回施術をしました。

Nさんも喜んでいただけたようでよかったです。

終わりに

肩の痛みは初期のうちに対処をすると比較的早く改善することができます。

しかし、長い間放置したり、自己流の運動で悪化させてしまうと、改善するのに時間がかかってしまいます。

そうなる前に一度専門家に相談することをすすめます。

もし私でよければ力になりたいと思いますので、1度気軽にご相談ください。


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ABOUT US
木城 拓也
理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。 その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。 筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。
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