- 腰痛で座れません
先日、私たちの整体に腰痛で座れないという女性が来られました。
実際に、腰痛で座れないという女性は多く、こん今回の女性も、
「通勤の電車で席が空いていても、座ると途中で痛くなるから座れません」
という状態でした。
他には、
「座っているだけで腰が痛くなるから、授業中集中できません」
という大学生なども、当院に来られたりします。
結論から言いますと、腰痛で座れない人は筋膜をほぐす事で1〜3回の施術で改善するケースが多いです。
ですのでこの記事では、実際に腰痛で座れない女性の実際の改善例について紹介をします。
腰痛で座れないKさんについて

kさんはこの前高校を卒業したばかりの大学1年生の女性です。
高校時代は陸上部で短距離をやっていて、高校二年生の時から腰痛に悩まされていたようです。
その時は、鍼を受けたりして一時的に痛みは軽減したようですが、陸上を引退した今でも腰痛は続いているとのことでした。
特にどういう時が一番困るか聞いてみると、
「授業中に座っている時」
とのことでした。
実際に椅子に座ってもらうとその場では
「これぐらいだと全然痛くないんですよ」
「でも時間がたつにつれて痛くなってきて・・・、途中から腰痛で座れないんです。」
とのこと。
座る姿勢を見てもそこまでおかしな座り方をしているわけでも、特別背骨や骨盤が歪んでいるわけでもありませんでした。
これだと治療の方針を決めたり効果判定をするのが難しいので、腰を動かしてもらうことに。
すると、後ろに反る動きと、前に倒す動きでも痛みが出て、可動域の制限もかなりみられました。
腰痛で座れない時に考えられる3つの事

腰痛で座れない場合は3つの事が考えられます。
1.仙腸関節の問題
仙腸関節は骨盤の事です。
基本的に座る時は骨盤で座るため、骨盤や骨盤周辺の筋肉に問題があったりすると痛みが出ます。
ですので、腰痛で座れない人は仙腸関節の問題が考えられますが、仙腸関節が問題の場合は腰痛ではなくて骨盤やおしりの痛みがでるため、今回のケースでは仙腸関節が問題になっている可能性は低いと感じました。
2.神経の問題
腰の骨の間にある椎間板という組織は、立っている時よりも座っている時に負担が多くかかります。
なので、座る事で椎間板に負担がかかり、後ろにある神経を圧迫したりする事が考えられます。
しかし、椎間板の問題で神経が圧迫されると、腰痛ではなく足の痛みや痺れが出るため、今回のケースでは神経に問題が起きている事も考えにくいと思いました。
3.筋肉の問題
人によっては長時間座る事で筋肉が緊張してしまい、痛みを出すケースがあります。
なので、筋肉が問題と考える人も多くいます。
しかし、筋肉は筋膜という薄い膜に包まれているため、筋肉の状態は筋膜の状態で大きく左右されます。
なので、筋肉が問題になっている時は、その根本的な原因として筋膜が問題になっている事が多いんです。
ですので、筋肉の問題を解決するためには筋膜に対してアプローチをする事が大切です。
なので、今回のケースでも筋膜が問題になっている事が考えられました。
腰痛で座れないKさんの筋膜の状態
Kさんの場合は筋膜が原因になっている可能性が高いため、筋膜の状態を確認しました。
すると、太ももの前側と、おへそのすぐとなりの筋膜が特に硬くなっていることが確認できました。
他にも背中の肩甲骨の横や、おしりなどの縦のラインに集中して筋膜の硬さがありました。

このように痛いのは腰ですが、筋膜が硬くなっている場所は、腰と繋がっている他の場所である事が多いです。
なので、今回はこの筋膜を施術していくことにしました。
腰痛で座れないKさんの施術後
上で述べた筋膜の硬さを改善する施術を行なったところ、
腰を後ろに反る動きと、前に倒す動きでの痛みがなくなりました。
今まで患部に鍼をうったりしてその時良くなっても、また戻ってしまっていたようですが、施術後数日しても以前の痛みは出ていないと報告もいただきました!

このように、腰痛で座れない人は硬くなった筋膜が悪さをしているケースが多く、そのような人は筋膜をほぐす事で腰痛が改善する事が多いです。
当院で行っている筋膜の施術に関しては、以下の動画にも詳しく書いてあります。
実際にKさんのように腰痛で座れない人は、1〜3回の施術で改善するケースが多く、あなたの痛みも最短の回数で改善できる可能性が高いです。
ですので、少しでも気になれば気軽にお問い合わせしてください!
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