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首ねちがえた?首の寝違えた原因と対策について理学療法士が紹介!

首ねちがえた?首の寝違えた原因と対策について紹介

監修者について

この記事を監修している人:木城 拓也(理学療法士免許所有)

理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。

木城先生

「朝起きたら首が痛い」

「首が痛くて動かせない」

朝起きたら突然首に強い痛みが出て、首を動かせないという経験をしたことはないでしょうか。

首の寝違えは軽度の肉離れといわれており、ぶつけたような痛みとは異なります。

ときにはねんざを起こしている場合もあり、症状の重さによっては病院への受診も必要です。

本記事では、寝違えが起きる原因と寝違えの症状が出た場合の対処法を解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

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首の寝違えの原因は軽度の肉離れ!

首の寝違えの原因は、軽度の肉離れです。

普段はふくらはぎや太ももに多いとされる肉離れが、首周辺の筋肉で起こった状態です。

首の寝違えには、普段の生活で首の酷使により蓄積された疲労や、首を動かさないことによる筋肉の硬さなどが影響します。

寝返りが打てないような不自然な姿勢で寝ることにより、起床時に筋肉に過度な力が加わり、寝違えにつながってしまうことがあります。

ふくらはぎや太ももと同様に、首も肉離れが起きないように日頃から適度なストレッチやマッサージが必要です。

 

寝違えってなに?

首の寝違えとは、睡眠中に不自然な姿勢で寝てしまうことによって生じる、起床時の首の強い痛みを指します。

一般的には、筋肉が通常とは異なる方向に引き伸ばされることで起こる症状です。

寝違えは、以下のような方に起こりやすいとされています。

  • 運動量が多い
  • 姿勢が悪い(猫背など)
  • 普段はデスクワーク中心である
  • スマートフォンを長時間使用する
  • 枕の高さが合っていない
  • 柔らかすぎるマットレスを使用している

普段から首周りの筋肉を酷使している、あるいはほとんど首を動かさない生活をしていると、首周りの筋肉に負担がかかりやすいとされています。

その状態で寝返りを打ちにくい姿勢で就寝することで、起床時の寝違えにつながります。

寝返りを打ちやすくするためには、自分に合う枕の使用や適切な硬さのマットレスを使用することも大切です。

 

首を傷めたのは筋?靭帯?

首の寝違えによって傷める部分は、です。

首の寝違えは、不自然な姿勢での睡眠や枕の高さ、マットレスの硬さなどが原因となって起こります。

寝ている間に負荷がかかった状態の首を起床時に無理に動かすことにより、首周辺の筋肉に炎症が起こり痛みが生じることから、首の肉離れとも言われています。

首の筋肉に炎症が起こると、首周りが重苦しくなり頭を動かす際に痛みが生じ、頭を傾けることが困難です。

首を寝違えてしまったら無理に動かさず、まずは安静にすることが大切です。

 

寝違えのなかには、神経痛やねんざの可能性も

寝違えのすべてが、肉離れを原因としているわけではありません。

首の痛みが現れる理由は、むちうちなども考えられますが、寝違えの主な原因は、以下のとおりです。

  • 神経痛の場合
  • ねんざの場合

それぞれみていきましょう。

 

神経痛の場合

寝違えの原因の1つ目は、神経痛です。

首の筋肉の緊張や筋肉が硬まった状態が長時間続いた結果、起床時に抹消神経が圧迫され、首に痛みや痺れが発生するとされています。

また寝違えた際に首や肩、指などに痛みや痺れを感じる場合は、神経痛の可能性があります。

頚椎椎間板ヘルニアなどが原因で、慢性的な首筋の痛みや腕や指先に麻痺を引き起こすこともあり、このような場合は整形外科へ受診しましょう。

痛みが治まらない場合には、早めに病院や整骨院などを受診し、専門家に相談することが大切です。

 

ねんざの場合

寝違えの原因の2つ目は、ねんざです。

関節の腱や靭帯が傷つくような状態を指します。

首の寝違えによる痛みは神経痛がほとんどですが、首が仰け反った状態で就寝していた場合など、靭帯が傷つくような姿勢を取っているとねんざも考えられます。

もし、痛みが長引く場合や強い痛みを伴う場合は、ねんざの可能性が考えられるため医療機関でみてもらいましょう。

 

寝違えたときにやっていいこと・ダメなこと

首を寝違えたときに、やっていいこととダメなことをそれぞれ解説します。

 

寝違えた直後にやっていいこと

首を寝違えた直後にやっていいことは、以下のとおりです。

  • 腫れや熱感がある場合は、患部を冷やす(10~15分程度)
  • 冷湿布を貼る
  • 痛みが落ち着いたら、無理のないように肩を動かす

首を寝違えた直後の患部には、腫れ熱感があります。

そのため、アイスパックや保冷材などで患部を冷やすことが効果的です。

冷やし過ぎも良くないため、10~15分を目安に冷やしましょう。

日中は、冷湿布を貼ることで痛みを抑えられます。

腫れや火照りが消えて痛みが徐々に落ち着いてきたら、痛みが出ない範囲でゆっくりと肩を動かし筋肉をほぐしてきましょう。

 

寝違えた直後にやってはいけないこと

寝違えたときにやってはいけないことは、以下のとおりです。

  • 患部を温める
  • 湯船に浸かる
  • 無理に首を動かす
  • マッサージをする

首を寝違えた直後に首が動くようにとすぐに力を入れて首を動かしたり、マッサージでもみほぐしたりすることは、逆に首の痛みを悪化させる危険があるため控えましょう。

また患部を温めたり、湯船に浸かったりすることで血行が良くなり炎症が悪化する可能性があるため、こちらも避けましょう。

そのため患部を温めるのは、炎症や痛みがある程度治まってからになります。

首を寝違えたときには、首にこれ以上の負担をかけないことも大切です。

余計なマッサージなどのストレスをかけずにまずは安静にすること、そして十分な睡眠をとることが大切です。

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首を寝違えたような痛みを、早く治す方法はある?

首を寝違えたような痛みを早く治す方法を、解説します。

 

治るまでの日数について

首の寝違えの痛みが治るまでの日数は、以下のとおりです。

  • 神経痛の場合は、通常4日から1週間程度
  • 痛みが強い場合やねんざの場合は、1週間程度かかることもある

神経痛の場合は、通常は4日から1週間程度で痛みが治まります。

まずは患部を冷やし、痛みが落ち着いたら徐々にマッサージやストレッチを取り入れていきましょう。

痛みが強い場合や神経痛でなくねんざの場合は、痛みが治まるまでにおよそ1週間程度の時間がかかることが予想されます。

首の寝違えは、筋肉の疲労の蓄積や筋肉と神経が過度に緊張した状態で起こる場合がほとんどです。

治るまでの時間は、首がどれくらい炎症しているかどうかも影響します。

あまりに痛みが強かったり、首を少しも動かせなかったりする場合には、痛みに関して別の問題が考えられるため早めに医療機関を受診し医師の診断を受けましょう。

 

治すためのポイントはある?

首の寝違えを治すためのポイントは、以下のとおりです。

  • 安静にする
  • 湿布を貼る
  • 血流を良くする
  • ストレッチや軽いマッサージ

首を寝違えた直後は、なるべく安静にすることが大切です。

仕事などでどうしても動かないといけない場合には、患部に冷湿布を貼ることで痛みを軽減できます。

首の痛みが徐々に和らいできたら、今度は首周りの血流を良くしていきましょう。

痛みに応じて、軽いストレッチやマッサージをすることにより痛みが改善されます。

どうしても痛みが強く改善しない場合は、医療機関で診察を受けましょう。

 

痛みが強いときの対応は?

首の痛みが強いときの対応のポイントは、以下のとおりです。

  • 鎮痛剤を服用し、安静にする
  • タオルやコルセットで顎を安定させる
  • 医療機関を受診する

首の痛みが強いときは、むやみにストレッチなどは行わず鎮痛剤を服用して安静にしましょう。

首を無理に動かさずに休めることで、幾分か痛みが和らぎます。

ストレッチなどは、ある程度痛みが落ち着いてから始めましょう。

また、首が動かないように固定してあげることで痛みが楽になります。

首の周りに専用のコルセットか、なければタオルを巻いて顎を固定しましょう。

あまりに痛みが強い場合や長引く場合は、医療機関を受診して医師にみてもらうことが必要です。

首の寝違えに対しておすすめのストレッチや予防法も解説しています。

ぜひご覧ください。

 

病院は行くべき?

首の寝違えは、初期の時点では様子見で問題ありません。

まずは、患部の冷却と無理のない程度でストレッチやマッサージをして様子をみましょう。

はじめは痛みが続きますが、無理に首を動かしたり揉んだりしない限り、徐々に痛みは引いていきます。

しかし、首の痛みは軽度な筋肉の緊張や筋肉疲労からくるものだけでなく、病気のサインの可能性もあります。

痛みが強いまま何日も続く場合や動かすと激しい痛みが走る場合は、早めに医療機関に相談しましょう。

 

この記事のまとめ

今回は、首の寝違えが起こる原因や治るまでの期間、対処方法などについて解説しました。

首の寝違えは軽度の症状であれば4日~1週間ほどで症状が落ち着くため、問題はありません。

痛みの軽減に合わせて、マッサージやストレッチを取り入れてみましょう。

しかし、安静にして患部を冷却しマッサージを実施しても改善しない場合は、早めに病院を受診しましょう。

自分では痛みの程度が軽いのか重いのか判断が難しい方や、病院へ受診する方が良いのか悩んでいるという方は、お気軽にご相談ください。

整体で改善が見込める状態であれば、回復への手助けができる場合もあります。

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