ぎっくり背中って治る?その方法は?
仕事があるから即効で治したい
そもそもぎっくり背中のメカニズムは?
この記事を読んでいるあなたは、
このつらいぎっくり背中の治し方やメカニズムを今すぐ知りたいことでしょう。
実際に当院にも少し前に
ぎっくり背中になってしまったNさんが来られました。
結論から言いますと、
Nさんはその場で大幅にぎっくり背中の痛みが大幅に改善しました。
Nさんに詳しく話を聞くと、
今までも何度かぎっくり背中になったことがあるけど、
病院や整体ではしっかりと治してもらえなかったとのことです。
具体的には、以下のような治療を行っても治らなかったみたいです。
- 痛み止めや湿布
- ストレッチ・マッサージ
- 安静の指示
それもそのはず。これらの治療法は昔の考え方に基づいた治療法で、今は考え方や治療法は全然違うんです。
つまり、ぎっくり背中を即効で治すための最新治療は別にあるということです。
本記事を読めば、これらの治療法でぎっくり背中に即効性がない場合が多い理由がわかります。
記事内に自身でできる対処法も解説していますので、実際に行って効果を感じてみてください。
痛みを今すぐどうにかしたい方に向けて、あなたの痛みに効果的な筋膜リリースの具体的な方法をLINEにて無料でお伝えしています。ぜひご活用ください。
目次
ぎっくり背中とは?

ぎっくり背中とは、背中の筋肉や筋膜が破れることで、
背中に急激な痛みが走ることを言います。
ぎっくり背中の症状について
ぎっくり背中の症状は、痛みの出現から2日目までの炎症期と3日目以降の修復期に分かれます。
経過日数で症状も異なりますので、確認していきましょう。
炎症期(初日から2日目)
この時期は急性期とも呼ばれ、一番炎症が強く痛みを強く感じてしまうので、まずは安静にすることが大切です。
無理に動こうとすると炎症が悪化し、症状が治るまでにさらに時間を要してしまいます。
そのため、マッサージやストレッチなども避けるようにしましょう。
また、日常生活でも身体をひねったり、腰を曲げたりなどの動作は要注意です。
修復期
3日目以降のこの時期は、亜急性期とも呼ばれますが、徐々に炎症が落ち着き痛みも緩和していきます。
安静にすればさらに治りが早くなると思いがちですが、全く動かさないのも筋肉や筋膜が硬くなり、ぎっくり背中の再発につながってしまいます。
そのため、無理のない範囲で少しずつ身体を動かすようにしましょう。
発症から7日目以降は慢性期に入ります。
この時期からは再発防止のために、ストレッチや運動など積極的に動き始めるようにしましょう。
ぎっくり背中のメカニズム
ぎっくり背中を治すには、ぎっくり背中のメカニズムを知っておく必要があります。
ぎっくり背中のメカニズムは、以下のように言われます。
- 筋肉や筋膜の炎症
- 筋肉や筋膜の肉離れ
- 筋肉や筋膜の緊張
背中の筋肉だけでなく、筋膜の硬さがぎっくり背中に影響することがわかってきています。
筋膜は筋肉を包む膜で、筋膜が硬くなることで筋肉も硬くなってしまうというメカニズムです。
また、筋膜は全身に繋がっているので、以下の筋膜が硬くなってもぎっくり背中になってしまう可能性があります。
- 胸
- お腹
- 腰
- 首

引用:トリガーポイント
とは言っても、筋膜はどういうメカニズムで硬くなるの?
と思う方もいるでしょう。
筋膜はさまざまな原因で硬くなると言われており、
過去に以下の内容に一つでも当てはまる方は、筋膜が硬くなっている可能性があります。
- 喘息になった事がある
- 逆流性食道炎になった事がある(胃液が戻って来る感じ)
- 気管支炎になった事がある
- 胃の不調(痛みや胃もたれ。)
- 腰痛
- 寝違え
- 肋骨のヒビや骨折
- 何かしらの怪我や痛み
- 手術
これらの原因は、背中に繋がる筋膜を硬くするきっかけになるので、
過去に一度でも経験があるとぎっくり背中になりやすくなってしまいます。
ぎっくり背中には以下のような症状があり、人によってさまざまです。
- 痛くて動けない
- 体を動かすと痛い
- じっとしているだけでも痛い
- 息を吸うのも痛い
必ずしもそうではありませんが、
重い物を持ち上げた際や力を入れて何かをした際にぎっくり背中になった方は、
背中の筋肉を痛めて炎症が起きている可能性があります。
簡単に言うと、背中の肉離れに近い状態ですね。
しかし、実際にぎっくり背中で肉離れを起こしている方は少なく、
何もしていないのにぎっくり背中になった方や、
朝起きたらぎっくり背中になっていた方が多くみられます。
そのような方は筋肉の緊張が考えられ、
日頃から背中に負担がかかっていたり、
寝ているときに変な姿勢で寝てしまっていたりする方に多い印象です。
ぎっくり背中と似ている痛みで
肋間神経痛と呼ばれる症状もあります。
肋間神経痛は背中よりは脇腹が痛くなる事が多いです。
肋間神経痛は背中というよりも脇腹が痛くなることが多く、原因によって痛み方は違い、
急に電気が走るような痛みやジクジクとした持続する痛みなどさまざまです。
痛みを感じる部位は背中から脇腹、胸の前面やおへそ辺り、まれには足の付け根まで痛みを感じることがあります。
引用:肋間神経痛
※肋間神経痛の原因や痛みのメカニズム、見分け方なども記事で詳しく解説していますので不安な方はチェックしてみてください。
ぎっくり背中の原因について

ぎっくり背中の原因は、以下の通りです。
- 筋肉や筋膜の硬さ
- 運動不足
- 姿勢不良
1.筋肉や筋膜の硬さ

ぎっくり背中になってしまう方は、基本的に背中の筋肉や筋膜が硬いと言えます。
立ち仕事やデスクワークなどの同じ姿勢を長時間取り続けることで、背中の筋肉やそれを包んでいる筋膜が硬くなってしまいます。
その状態で急に動作を行なったり、背中に負荷がかかったりすると、急激に筋肉や筋膜が引き伸ばされてしまうんです。
それによって筋肉や筋膜が破れてしまい、ぎっくり背中として背中に激痛が走ります。
2.運動不足
運動不足によって硬くなった筋肉や筋膜に、急激な負荷がかかることで
ぎっくり背中を発症してしまいます。
筋肉はゴムと同じような性質上、引っ張られると逆に戻ろうとする力が作用するんです。
そのため、劣化した輪ゴムなどを引っ張るとすぐ切れるのと同様に、
運動不足で硬くなった筋肉や筋膜が負荷に耐えられずに、ダメージを受けてしまいます。
3.姿勢不良

普段の姿勢不良により、背骨の正常なカーブなどのバランスが崩れると、
背中にある脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)という筋肉に負担がかかります。
背骨は、人間の身体をバランスよく支え、衝撃にも耐えられるように緩いS字曲線を描いているんですが、姿勢不良によってその曲線が崩れてしまうんです。
背骨のバランスが崩れて衝撃を吸収できなくなることで、筋肉や筋膜への負担が大きくなりぎっくり背中を発症するリスクが高くなってしまいます。
ぎっくり背中の緊急対策、早く治す方法はある?
ぎっくり背中になってしまった場合の緊急対策をみていきましょう。
今すぐにでも早く治すことを目的としてる人は、以下をお試しください。
1.冷やすor温める
ぎっくり背中の原因が筋肉の炎症と考える方は、
まずは冷やすようにしましょう。
ただ、ぎっくり背中は炎症ではないケースもあり、
逆に冷やすことで悪化してしまう場合も多くあります。
そのため、冷やしたり温めたり両方の方法を試して、痛みが楽になる方を選択しましょう。
2.ストレッチやマッサージ
背中の筋肉が硬くてぎっくり背中になっている方のなかには
ストレッチやマッサージで治る!
と考える方もいますが、
実際は痛みが強くてストレッチやマッサージどころではない方が多いんです。
そのため、ぎっくり背中になった直後は
ストレッチやマッサージなどの治し方は適していない場合が多いと言えます。
ストレッチやマッサージが効果的になるのは、
ぎっくり背中の強い痛みが治ってからです。
そして近年になって、
ぎっくり背中は筋肉を包む筋膜が原因で、
いくら筋肉をほぐしても治らないことがわかってきています。
そのため、筋肉をほぐすという方法も、ぎっくり背中の治し方としては効果的と言えません。
3.筋膜のツボをほぐす
ぎっくり背中は、
背中とつながっている筋膜が硬くなっているのが原因であるケースが多いと言えます。
簡単に言うと、筋膜のツボですね。
実際に背中の筋膜は以下のようにつながっているので、
背中以外の部位の筋膜が硬くなってもぎっくり背中になる場合があります。

当院に来られたNさんも筋膜のツボをほぐすことで、
ぎっくり背中の痛みがその場で軽減しました。
実際にNさんが改善した例を紹介します。

Nさんのぎっくり背中はこんな感じでした。
- じっとしていても痛い
- 体を曲げたり動かす事もできない
- 息をするのも痛い
実際に筋膜の硬い場所を調べてみると、
以下の部位で筋膜の硬さがみられました。
- 胸の筋膜
- お腹の筋膜
- 腰の筋膜
というのも、Nさんは子どもの頃に長い期間にわたって喘息の症状があったみたいで、
特に胸回りの筋膜が硬くなっていたんです。
胸の筋膜は背中の筋膜と密接な関わりがあるので、
ぎっくり背中の方で胸やお腹の筋膜が硬くなっているケースは多いと言えます。
そのため、施術では胸の筋膜を中心にほぐしていき、
その結果、1度の施術でぎっくり背中の痛みが大幅に軽減しました。
具体的には7割減ったとのことです。
信じられないかもしれませんが、
ぎっくり背中を引き起こしていた原因の筋膜をほぐすことで、
その場で痛みの変化を感じることができるケースが多いんです。
そのため、ぎっくり背中に対しては筋膜のツボをほぐすのが、
現代では一番効果的な治療法だと考えています。
ただ、そもそも筋膜という言葉が知られたのはつい最近で、
多くの方は筋膜について詳しく知りません。
それはお医者さまも同じです。
最近まで筋膜は痛みに関係ないと考えられていたので、
名前しか知らない方が多いんです。
そんななか、当院では日本で最大級の筋膜専門整体ですので、
筋膜の施術に対しては全国でもトップレベルと言える自信があります。
※痛みやその他の症状を改善できるよう、当店ではあなたの痛みに効果的な筋膜リリース動画をLINEにて無料でお伝えしています
例外としてロキソニンなどもあり
根本的な治し方ではありませんが、
ロキソニンなどの痛み止めを飲むのも効果的です。
というのも、そもそも痛みがあるだけで無駄な力が入ってしまい、
余計に背中に負担をかけやすくなるからです。
しかし、痛み止めで強い痛みが軽減すれば
無駄な力みもなくなるので、悪化しにくくなります。
※ぎっくり背中や似たような症状を持つ疾患の痛みの原因や対処法についても記事でわかりやすく解説しています。
ぎっくり背中の再発防止方法は?
ぎっくり背中の治療法や予防法はたしかに大事ですが、
最も大事なのはぎっくり背中にならないよう再発を防止することです。
ぎっくり背中は再発する可能性が非常に高いので、
根本の原因を改善して予防に努める必要があります。
再発を防止するための対策は、以下の通りです。
- 筋肉や筋膜をほぐす
- 運動不足を解消する
- 姿勢を改善する
筋肉や筋膜をほぐす
硬くなっている筋肉や筋膜をほぐすことで、
急な負荷に対して傷つかないよう予防します。
筋肉や筋膜が硬くならないよう、
普段からストレッチやマッサージを行いましょう。
また、筋膜は背中以外の全身につながっているので、
一見関係ないと思われがちな部位が原因で、ぎっくり背中になる可能性があります。
そのため、背中だけに集中するのではなく、全身のケアを心がけましょう。
運動不足を解消する
運動不足は筋肉や筋膜が硬くなる原因です。
また、背中の筋肉や筋膜だけでなくそのほかの筋肉や筋膜まで硬くなります。
つまり、ぎっくり背中以外の肉離れを起こしかねないんです。
軽度の運動でも問題ないので、できるだけ毎日運動するようにしましょう。
姿勢を改善する
筋肉に疲労が溜まっているのもぎっくり背中の原因の一つです。
普段の姿勢を改善することで、
身体を支える筋肉や筋膜への負担が軽減し、
生活のなかで疲れにくい状態を作ることができます。
また、人間本来の背骨の曲線を描くことで、
身体への負荷にも十分に耐えられます。
そのため、普段の姿勢を改善して筋肉や筋膜への負担を軽減しましょう。
※筋膜リリース専門店でしか行えない施術の詳しい内容も記事で解説しています。
片側だけぎっくり背中になる人もいる

人によっては片側だけぎっくり背中になる方もいます。
しかし、それにも明確な原因がある事が多いです。
右側のぎっくり背中になる人の特徴
右側のぎっくり背中になる方は、
過去に右半身に不調があった方が多いと言えます。
具体的には、以下のような不調が挙げられます。
- 右手首や肘の痛み
- 右肩の痛み
- 右の腰痛
- 十二指腸潰瘍
- 盲腸
- 肋骨のヒビ
または、右腕の使いすぎなどで右半身が硬くなってしまい、
ぎっくり背中になる方も多いんです。
左側のぎっくり背中になる方の特徴
左側のぎっくり背中になる方は、
先ほどの逆で過去に左半身に不調があった方が多いと言えます。
具体的には、以下のような不調が挙げられます。
- 左手首や肘の痛み
- 左肩の痛み
- 左の腰痛
- 胃腸の不調
- 逆流性食道炎
- 胸のムカつき
また、左腕を使いすぎることで左半身が硬くなり、
ぎっくり背中につながってしまう方もいます。
ぎっくり背中を即効で治したいあなたへ

当店にはぎっくり背中の方が来られますが、
そのほとんどが筋膜をほぐすことでその場で痛みが改善します。
そのため、あなたのぎっくり背中の痛みも、
どこかの筋膜が硬くなっているのが原因かもしれません。
過去を振り返ってみて腰痛や肩こり、喘息などの何かしらの不調や痛みなどがあった方は、
それが原因で筋膜が硬くなっている可能性が高いと言えます。
もし、そのような場合はなるべく早めに治療や対策を行なったほうが改善しやすいので、
痛みが長引く前にぜひ当院にお越しください。