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足裏の筋膜リリースで脚の太さ、むくみを解消する方法

監修者について

脚が太いのがコンプレックスなので、脚を細く痩せたい。

足のむくみを何とかしたい。

こんな悩みありませんか?

脚が太い、太く見えてしまう、むくみが中々取れない原因は様々ですが、1つの解決策として足裏の筋膜リリースが効果的かもしれません。

足裏は体の中で唯一地面と接する場所なので、足裏が全身へ及ぼす影響は決して小さいものではありません。

なので、足裏をほぐすことは脚の太さやむくみにも効果的で、そのための方法が筋膜リリースなのです。

そこで、今回は足裏と脚の太さやむくみとの関係、筋膜リリースの効果や方法について解説していきます。

 

足裏脚が太くなる理由

足裏の筋膜リリースで脚の太さやむくみが解消されるのは、足裏の硬さが脚の太さに関係するからです。

足裏が硬いと脚が太くなる理由としては、以下の3つが考えられます。

  • O脚になりやすい
  • 脚の筋肉が発達しやすい
  • 血流が悪くなりむくみやすい

それぞれ解説します。

 

O脚になりやすい

足裏の硬さとO脚には関連があります。

O脚とは、いわゆるがに股のような見た目で、脚を閉じても太ももとすねの間の隙間が大きい状態を言います。

何故、O脚と足裏の硬さが関係するかというと、地面と唯一接している足裏が硬くなることで脚全体が影響を受け、太ももやすねが外側へ傾いてしまうからです。

O脚でない人は、足裏の親指の付け根、小指の付け根、かかとの3点で体を支えており、その真上にすね、太もも、胴体が位置しています。

ですが、足裏の内側、土踏まずが硬くなると、小指側に体重が偏ってしまう傾向にあります。

すると、その上に位置するすねも小指側、つまり、外側に傾くので、太もももそれにつられて外側へ傾いた結果、O脚になってしまうのです。

O脚になると、脚全体が外側へ広がって見えるので、脚が太く見えてしまいやすいです。

 

脚の筋肉が発達しやすい

上記のようなO脚を始め、足裏の硬さによって親指側やかかと側にも体重が偏る可能性があり、それによって、すねや太ももの位置も傾きます。

脚が傾くと、脚の内側より外側の筋肉が働きやすくなる、裏ももより前ももの筋肉が働きやすくなるなど、筋肉の働きにも偏りが出てきます。

たとえば、上記に挙げたO脚を例にすると、脚が外側に傾いているので、脚の外側にある外側広筋がいそくこうきん前脛骨筋ぜんけいこつきんがより強く働く傾向にあります。

また、O脚では膝が伸びにくく、曲がりやすくなるので、前ももの大腿四頭筋だいたいしとうきんも強く働きやすい傾向にあります。

その状態で生活していると、外ももや前ももばかり働くので、そこが発達して筋肉は大きくなります。

脚の筋肉が発達すると、太っているわけではなくても、大きく見えるので、結果的には太って見えてしまうということになります。

 

血流が悪くなりむくみやすい

足裏の硬さは、ふくらはぎや裏ももも硬くしてしまう傾向にあります。

足裏の表面には足底腱膜そくていけんまくと呼ばれる組織がありますが、この組織はふくらはぎの下腿三頭筋かたいさんとうきんや裏もものハムストリングスと筋膜を介してつながっています。

詳しくは後述しますが、筋膜とは簡単にいうと筋肉を包む膜で、近くにある別の筋肉の筋膜とつながっています。

なので、足底腱膜の硬さはつながりのあるふくらはぎや裏ももを間接的に硬くしてしまう可能性があります。

そして、脚の後ろ側に当たるふくらはぎや裏ももが硬くなってしまうと、むくみやすくなってしまいます。

脚の後ろ側には、股関節から降りてきている大腿動脈や膝窩動脈しつかどうみゃくといった大きな血管が通っています。

 

こうした血管は筋肉と筋肉の間や筋肉の下を通るため、筋肉が硬くなると圧迫されてしまい、血流が悪くなる傾向にあります。

本来、脚へ流れた血流は再び心臓へ戻って循環していますが、血流が悪くなると脚へ流れた血液が心臓まで戻りにくくなってしまいます。

つまり、脚へ流れた血液が脚に溜まりやすいということで、それがむくみの原因になっています。

 

筋膜リリースとは

まず、筋膜とはウエットスーツのように全身を覆っている繊維状の薄い膜で、おもに筋肉の周りを覆うように包んでいます

鶏皮を調理する時、皮を剥がすと筋肉の表面に薄い膜のようなものがあるのを見たことありませんか?

あれが筋膜で、人間の体でも同じように筋肉の表面を覆う膜状の組織が存在しています。

筋膜リリースとは、筋肉を覆っている筋膜に対して行うもので、筋膜が硬くなっている部分に対し、穏やかな伸張刺激を与えつつゆっくりと伸ばすことで、硬くなった筋膜を解きほぐしていく方法のことを指します。

長時間の同じ姿勢、同じ動きの繰り返し、怪我や手術、スポーツによる特定の部位の酷使などが原因で、筋膜は伸張性を失い、脱水に陥ってしまいます。

これがどういった状態かと言うと、筋膜はいくつかの層になっており、その間にはヒアルロン酸が存在しています。

本来であれば、このヒアルロン酸が筋膜の層が上手く滑り合うように油のような役割を果たしていますが、脱水し伸張性が低くなると、ベドベトになって滑りにくくなります。

油汚れなんかも拭き取ろうとしてもベトベトで中々拭き取れないですよね。

この状態がいわゆる筋膜のこりであり、足裏の筋膜でも同じことが起こりえます。

また、足裏の筋膜のこりは足底腱膜炎と呼ばれる障害を引き起こす可能性もあります。

足は、足根骨そくこんこつ中足骨ちゅうそくこつが靭帯で結ばれ、縦横のアーチを形成し、筋肉や腱がこれらを補強しています。

スポーツにより、衝撃が続くと、足の骨や軟骨、靭帯や腱に障害をきたし疼痛が発生します。

■参照元:公益社団法人 日本整形外科学会

足に関わる骨や軟骨、靭帯、腱に障害をきたし疼痛が発生するとありますが、この時筋膜も当然影響を受けますので、それによって起こる筋膜のこりを解消するのが筋膜リリースというわけです。

 

筋膜リリースの効果

筋膜リリースの効果としては以下のようなものが挙げられます。

  • 痛みを和らげる
  • 筋力を発揮しやすくなる
  • 柔軟性を高める
  • 姿勢を良くする
  • ダイエットできる

このように、痛みを和らげたり、柔軟性を高めるという効果もありますが、ダイエットできるという効果もあります。

痩せるためには脂肪を減らさないといけません。

脂肪を減らすには、運動や基礎代謝を上げることが必要で、それには筋肉の状態が深く関わってきます。

基礎代謝は筋肉量に比例して上がるとされているので、基礎代謝を上げるには筋肉を使って筋肉を増やさないといけません。

ですが、筋膜が硬く筋肉が働きにくい状態にある場合は、いくら筋トレしても中々筋肉がつきません。

なので、筋膜リリースで筋膜をほぐしてあげると、筋肉も働きやすくなるため、その状態で筋トレすると効率良く筋肉をつけることができ、基礎代謝も上がりやすくなります。

また、筋トレしなくても、筋膜リリースで筋肉が働きやすくなることで、普段から筋肉が働きやすい状態になるので、基礎代謝は上がりやすく、脂肪が燃えやすい体になることができます。

 

筋膜リリースの注意点

無理やりゴリゴリとほぐすのはあまりおすすめできません。

最近では、フォームローラーと呼ばれるような筒状のポールに凸凹がついたような道具が販売されているのをよく見かけるようになりました。

テレビやYouTubeでフォームローラーを使って、ゴリゴリと強い刺激で筋膜をほぐす方法を紹介していたりしますが、実はあれではあまり筋膜はほぐすことができません。

ほぐれないどころか、強すぎる刺激は筋膜を傷つけてしまう恐れがあり、それがかえって筋膜を硬くしてしまう原因になってしまうのです。

上述したように、筋膜リリースは穏やかな伸張刺激を与えつつ、ゆっくりと伸ばすことで硬くなった筋膜を解きほぐすという方法です。

力任せに強い刺激でほぐすというのは、本来の筋膜リリースとは全く異なるものなのです。

 

足裏の筋膜リリースの方法

足裏の硬さを取るための筋膜リリース、ふくらはぎの筋膜リリースも解説しますので、併せて行うことでより効果を高めることができます。

 

足裏の筋膜リリース

  1. テニスボールを用意する
  2. ボールがかかとの前側に当たるようにセッティングする
  3. 足を後ろへ引くようにボールを転がし、指の根元まで転がす
  4. 再びかかとの前側までボールを転がす
  5. 3〜4を繰り返し90秒〜3分行う

ポイントは、ボールへの踏み込みが浅すぎると、表面の皮膚や脂肪だけに刺激が入るので、少しボールがたわむくらいの力で踏み込み、それをキープしたまま転がしてください。

 

ふくらはぎの筋膜リリース

  1. 外くるぶしから膝を結んだ線より後ろ側をさわる
  2. 膝と足首の真ん中くらいから、足首へ向かって指を少しずつずらしながらさわっていく
  3. 硬い場所、押して痛い場所を見つけたら、上下左右斜めに様々な方向へ動かしてほぐす
  4. 90秒〜3分行う

ポイントは、外くるぶしと膝を結んだ部分には腓骨ひこつと呼ばれる骨があるので、そこは避けてその後ろ側を狙ってほぐしましょう。

さわると硬いので分かると思います。

骨をあまり強く刺激すると、痛くなってしまう可能性もあるので注意しましょう。

 

アキレス腱の筋膜リリース

  1. 内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみを探す
  2. くぼみに指を当て、アキレス腱と内くるぶしの骨の間で硬い場所、押すと痛み場所を探す
  3. 見つけたら、上下左右斜めに動かしてほぐす
  4. 90秒〜3分繰り返す
  5. 外くるぶしとアキレス腱の間も同様に行う

これもふくらはぎの筋膜リリースと同様で、あまり骨を強く刺激しないように注意しましょう。

 

かかとの筋膜リリース

  1. かかとをさわる
  2. かかとと内くるぶしの間、真ん中くらいに指を当てる
  3. そこからかかとへ向かって、硬い場所、押すと痛み場所を探す
  4. 見つかったら、上下左右斜めに指を動かしてほぐす
  5. 90秒〜3分行う
  6. 外くるぶしとかかとの間も同様に行う

この場所は、脂肪が他の場所に比べて少ないので、強くほぐすと骨にも強く刺激が入ってしまいます。

軽く指を動かしてほぐすだけでも、十分に筋膜にまで到達してほぐすことができますので、強くやりすぎないようにしましょう。

 

理学ボディのおすすめ

脚の太さ、むくみを治したい、自分で筋膜リリースしてみたがいまいち分からないという方は理学ボディで施術を受けることがおすすめです。

理学ボディでは、最短で痛みを改善させることにこだわっており、筋膜という組織に対して施術を行います。

症状として痛みに困っていなくても、筋膜に施術するのは同じなので、結果的に脚の太さやむくみの解消にも対応することができます。

足裏は唯一地面と接する部位ということもあり、フローリングやコンクリート、砂利道、坂道など様々な場所を歩いて刺激を受けるので、筋膜も硬くなりやすい場所です。

その場合、硬くなった筋膜を直接ほぐすことが有効な場合が多く、筋膜の施術に精通している理学ボディととても相性が良いのです。

ですが、筋膜の硬さをある場所はピンポイントであるため、見つけるのは自分では中々難しいです。

ただ、筋膜の施術に精通している理学ボディのセラピストなら、ピンポイントで硬くなった筋膜を見つけることができるので、自分でするより圧倒的に早く、それも高い効果が期待できます。

もし、少しでも筋膜リリースに興味のある方はぜひ理学ボディにお越しいただき、筋膜の施術を受けてみてください。


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