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捻挫後の痛みが治らず正座できなかった方が筋膜調整で改善

 
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木城拓也
青山のサロンで体の痛みでお困りの方に対して、筋膜の施術をメインに行っております。長年整形外科に理学療法士として勤めてきた経験を活かして、他の記事よりも、より困っている人の役に立つ、突っ込んだ内容の記事を書いていければと思います。
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こんばんは、青山筋膜整体 理学BODYの木城拓也です。

 

最近、なかなか治らない足首捻挫後の痛みで苦しんでいる方をよく施術させていただきます。

 

その中で最も多いのが

 

「正座をすると痛い」

 

という訴えです。

 

「捻挫してからもう3か月も経つのにまだ正座すると痛いんですけど、これいつ治るんですかね?最初はしばらく安静にしていれば治ると思って様子を見ていましたが、あまりに長くかかるんで心配になってきました。」

 

と言って来院される方が非常に多いです。

 

少し捻挫について説明させていただくと

 

足首の捻挫=靭帯損傷 です。

 

そして、靭帯は遅くても3~6週間で再生することがわかっています。

 

ということは3か月経ってもまだ痛くて正座ができないというのは、それはもう捻挫による靭帯の痛みではありません。

 

ギプスなどで固定して動かさないことで起きた、捻挫とは直接関係ない2次的な痛みの可能性が極めて高いです。

 

その辺のことは▼の記事で詳しく書いておりますので、気になる方はこちらをご覧ください。

 

足関節捻挫の後遺症がなかなか治らない方の原因と治療

 

今回は、捻挫後に痛くて正座ができなかったTさんが、筋膜の調整により痛みなく正座ができるようになった話です。

 

なぜ捻挫をすると正座が痛いのか?

捻挫をすると正座が痛くてできないのは当然といえば当然です。

 

捻挫でもっとも多いといわれているのが、前距腓靭帯ゼンキョヒジンタイの損傷です。

 

前距腓靭帯ゼンキョヒジンタイは▼の図のように付いている靭帯です。

 

この靭帯は下方向に動かすと引っ張られます。(※足の裏が内側に向く方向でも引っ張られます)

 

普段なんともない時に、この下方向への動きをしても痛くありませんが、靭帯が損傷している状況(捻挫)でこの動きをすると、靭帯が炎症を起こし痛みが発生します。

 

つまり足首を下方向に目いっぱい動かしながら体重がかかる『正座』という座り方は、捻挫をして間もない時は痛くて当然なのです。

 

ただし!冒頭でも書きました通り、捻挫による靭帯の損傷というのは、生理学的に3~6週で治癒します。

 

4か月しても正座で痛いというのは、靭帯は治癒していますので、2次的に発生した靭帯以外の痛みの可能性が高いです。

 

Tさんの捻挫の経過

Tさんは、4か月前ゴルフでラウンドしている時に足を捻って受傷したそうです。

 

以下、Tさん談

職場のゴルフ仲間とゴルフをしている時の移動中に、足を滑らせて足首を強く捻ってしまいました。

 

このときは痛かったですが、それでもその日はそのままゴルフを続けてしまいました。

 

今考えるとそもそもこれがいけなかったのかもしれない、と思っています。

 

この日家に着くころにはもう何もしなくてもズキズキ痛くて、腫れもすごい状態でした。

 

それでも捻挫だし、しばらく安静にして我慢していれば治るだろうと軽く考えていました。

 

それから腫れは1週間ぐらいで引いてきました。

 

痛みも当初よりは徐々に良くなってはいたんですが、3週間目ぐらいからは今までほとんど小康状態です。

 

やっぱりその間もゴルフに行ったりしていたのがよくなかったんですかねー

 

針とか整骨院にも行ったんですがあんまり変わらないですね。

 

いまだに歩いているだけで痛かったり、正座ができないので心配になります。

 

木城先生のところは捻挫の記事を見つけて、他と比べて内容も詳しく書いてあったのと、

 

メールで「これ治りますか?」

 

と聞いた際に

 

「自信があります」

 

と言い切ってくれたので、結構遠かったのですが信じてきてみました。

(※長野県から来てくださいました。)

 

とのことでした。

 

Tさんの今の足首の痛みの状況

Tさんに足首の今の痛みの状況を伺うと

 

 

特定の動きをした時にくるぶしの下が痛いとのこと

 

たまに足の甲も痛くなると教えてくれました。

 

次にどんな動きで痛くなるか伺うと

 

 

正座で痛いのが困ると言っていたのでやってもらうと

 

 

ほかにも

 

 

これでも痛いとのことでした。

 

Tさんの筋膜の状態をチェック、そして施術

捻挫後これだけ期間が経っていれば、捻挫時に痛めた靭帯は生理学的に考えても、既に修復しているので、靭帯の痛みである可能性は極めて低いです。

 

靭帯の痛みでない場合、筋膜の調整で痛みを改善することができます。

 

私は過去に何人も、こういった捻挫後期間が経っているのに痛みが治らない人に対して、施術を行ってきましたが、ほとんどのケースで良い結果が得られています。

 

なので今回もさっそくTさんの筋膜の状態を確認していきました。

 

 

Tさんの筋膜を硬さを見ていくと、上記図の位置に筋膜の硬い部分が見つかりました。

 

Tさんは学生時代にバスケットをやっていて、鵞足炎(膝痛)と腰痛を繰り返していたそうなのですが、

 

この過去に痛めていた膝と骨盤にも筋膜の硬くなっている部分が多く見つかりました。

 

筋膜調整のやり方としては、過去に痛めていた部位の筋膜の硬さから古い順に調整していきます。

 

Tさんの場合は高校1年生の時になった鵞足炎(膝痛)が初めての怪我だったので、膝周りから施術していきました。

 

そして膝周りの筋膜を調整していくと・・・

 

しゃがんだ時の痛みが6→3にいっきに減りました。

 

まだ足首まわりは一つも施術していないのにです。

 

不思議ですね。

 

人の体は全身つながっています。

 

こういうのをいつも見ていると、足首の痛みだからと言って足首だけ治療していると治らないこともあるだろうなと思います。

 

今まで患部の足首だけ治療してもらっていてなかなか良くならないという方

 

1度全身を見てもらった方がいいです。

 

すいません、話がそれてしまったので戻します。

 

その後Tさんの筋膜を骨盤周り、下腿の順番で施術していきました。

 

すると・・・

 

 

しゃがんだ時の痛みが改善しました。

 

Tさんも驚いていました。

 

ただ残念ながら正座ではまだ少し違和感が残ってしまいました。

 

初回はここで終了としました。

 

Tさんの場合自宅が長野で遠いため、予約は3週間後で取らせていただくことになりました。

 

その間も痛みは戻ることはありませんでしたが、やはり正座の時の違和感は残っており、右の足首とは違う感じがするとのことでした。

 

2回目は前回施術したところと同じ筋膜で繋がっているラインを入念に施術していきました。

 

すると・・・

 

 

痛み違和感ともにほぼ0となりました。

 

家も遠いので、あとは自宅で行ってもらうストレッチを指導して、1週間経っても痛みがでなければ一応通院はこれで終わりにしましょうとお話させていただきました。

 

Tさんも非常に喜んでくれて

 

「東京は遠いですけどまた何かあったら新幹線に乗ってきます!」

 

とおしゃっていました。

 

そう言ってもらえて私も非常にうれしく思います。

 

終わりに

捻挫後なかなか治らない足首周囲の痛みでお困りの方

 

筋膜の施術は本当に有効です。

 

ここ最近私の過去の捻挫の記事を見ていただき、捻挫後の痛みの施術を受けに来てくれる方が非常に多いのですが、1~3回の施術で改善できることが多いです。

 

いろいろ治療を受けたけどなかなか治らないという方に、このことをお伝えしたくてこの記事を書いています。

 

誠心誠意対応させていただきますので、ぜひ1度筋膜調整を受けにきてください。

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木城拓也
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