当院の新型コロナ対策

走ると膝の外側が痛い原因は硬くなった筋膜でした。Mさんの実例を踏まえて解説します。

走ると膝の外側が痛い

 

  • 走ると膝の外側が痛いんです

当院に来られたMさんは、走ると膝の外側が痛い症状で悩んでいました。

Mさんは普通の会社員ですが、トライアスロンをしている関係で日頃から走ったりする事が多く、2ヵ月前から走ると膝の外側が痛くなりました。

 

初めは病院に行ったのですが、湿布を貼って様子をみましょう!と言われるだけで、特に治療をしてもらえなかったそうです。

次に行った整体では、筋肉が硬いです!と言われ、筋肉へのマッサージやストレッチなどをしてもらったみたいですが、2割くらい良くなった程度で、走ると膝の外側が痛いのはほとんど変わらなかったみたいです。

そんな時に、ネットで調べていると当院を見つけていただき、考え方に共感していただけたみたいで、来院していただけました。

 

実際に当院には、Mさんのように走ると膝の外側が痛い人が多く来られています。

年齢も様々で、学生〜主婦〜会社員の人までバラバラです。

しかし、1つだけ共通して言えるのは、多くの人は1〜3回程度の施術で痛みが改善します。

でも、なんでそんなに早く痛みが改善するケースが多いのか?

それは、この記事を読む事ではっきりすると思います。

 

走ると膝の外側が痛い時に考えられる2つの事

走ると膝の外側が痛い

走ると膝の外側が痛い時に考えられるのは、以下の2つです。

  1. ランナー膝(腸脛靱帯炎)
  2. 半月板損傷

また、昔と近年では考え方も変わっているため、しっかりと確認しておきましょう!

 

1.ランナー膝(腸脛靱帯炎)

ランナー膝は、膝の外側にある腸脛靱帯と言う靭帯が膝の外側の骨と何回も擦れる事で炎症を起こし、痛みを出します。

原因は膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靱帯が大腿骨外顆と接触して炎症を起こし、疼痛が発生します。

走ると膝の外側が痛い

引用:ランナー膝 別名:腸脛靱帯炎

走ると膝の外側が痛い人が病院に行くと、ランナー膝の診断名がつく事が多いです。

しかし、実際には違う原因で痛みが出ている人が多いので、ランナー膝と診断されたからと言って、膝の外側にある腸脛靱帯が原因とは限りません。

 

2.半月板損傷

半月板損傷は、膝の骨と骨の間にある半月板というクッションが損傷しているから痛みが出ると考えられています。

半月板損傷は、膝関節内にある半月板に亀裂が生じたり、欠けたりした状態です。

走ると膝の外側が痛い

引用:半月板損傷とは?

実際に半月板損傷と診断される人はランナー膝の次に多いです。

しかし、本当に半月板が痛みを出しているのか?と言われると、9割の人は半月板が痛みを出していません。

え?でも半月板は損傷してるんですよ?

って思うかもしれません。

 

確かに半月板は損傷しているのでしょう。

しかし、半月板が損傷している人はかなりたくさんいます。

しかも半月板が損傷している人の多くは、膝に痛みが出ていません。

つまり、膝に痛みがない人でも半月板が損傷している人はたくさんいるんです。

なぜか?

それは、半月板はかなり損傷しない限りは痛みを出さないからです。

 

そして、半月板が痛みを出している人には以下のような症状が出ます。

  1. 歩くだけでも膝が痛い
  2. 膝がパンパンに腫れる
  3. 膝の曲げ伸ばしができない

どうでしょう?あなたの症状はこれには当てはまらないと思います。

しかし、病院では膝が半月板が損傷していて膝に痛みがあれば、半月板損傷と診断されてしまうんです。

ですので、本当に半月板が痛みを出している人は、1割程度しかいない印象です。

 

走ると膝の外側が痛い原因と対処法

走ると膝の外側が痛い

でも、なんで膝の外側に痛みが出るようになってしまったのか?

それには、以下の3つの原因が言われる事が多いです。

 

1.走り方に問題がある

走っている時に、以下のような特徴がある人は膝の外側に負担がかかりやすくなります。

  1. 足の小指側に体重が乗りやすい
  2. 膝がブレる

なので、ランニングフォームを修正する事で、膝の外側にかかる負担を減少させようとする人が多いです。

 

実際に当院に来られたMさんも、初めは自分でランニングフォームを修正したと言っていました。

しかし、どれだけフォームを正しくしても、走ると膝の外側が痛いのには変わりがなかったとの事です。

つまり、あくまで上記の2つは膝の外側に負担をかける要素ではありますが、根本的な問題ではないという事です!

ですので、もっと根本的な部分にある原因に対してアプローチをする必要があります。

 

2.筋肉に問題がある

Mさんは前の整体で筋肉が硬い!筋肉が弱い!などと言われていました。

そのため、筋肉のマッサージやストレッチ、筋トレなどをしばらくしていたみたいですが、痛みは1割変わったか変わらないかくらいだったみたいです。

なぜ、筋肉にアプローチしても膝の外側の痛みはかわらないのか?

それは、筋肉が根本的な原因ではないからです。

 

つまり、もっと根本的な原因があるという事です。

 

3.筋膜に問題がある

今までは、走ると膝の外側が痛い人は筋肉や靭帯、半月板の問題と言われてきました。

しかし近年になってから、走ると膝の外側が痛い人は筋膜が根本的な問題である事がわかってきています。

実際に今回紹介するMさんも筋膜が問題になっており、筋膜へのアプローチで膝の外側の痛みが改善しました。

 

でも、そもそも筋膜ってよくわかりませんよね?

筋膜は名前の通りで、筋肉を包むようにして全身繋がっている薄い膜です。

走ると膝の外側が痛い

詳しく言いますと、筋膜は筋肉だけでなく、

  1. 靭帯
  2. 関節

などにも密接な関わりがあるため、筋膜が硬くなる事でこれらにも悪影響を与えます。

わかりやすく言いますと、筋膜が硬くなる事で繋がっている場所にある靭帯や腱、関節の痛みが引き起こされるという事です。

これは、今までの考え方だと信じられないかもしれませんが、近年では筋膜が痛みの根本的な原因になっている事がわかってきています。

 

この写真を見ると、膝の外側が全身のいろいろな場所と繋がっているのがイメージしやすいかもしれません。

走ると膝の外側が痛い

引用:トリガーポイント

 

実際に、Mさんもこの筋膜をほぐす事で膝の外側の痛みが改善したため、具体的な内容について次で解説していきます。

 

実際の改善例を紹介

走ると膝の外側が痛い

次は、実イメージしやすいように際の改善例を紹介します。

Mさんの状態

Mさんは2ヵ月前から走ると膝の外側が痛い症状が出ていました。

まずはじめにMさんの筋膜の状態を調べると、以下の場所で筋膜の硬さが確認できました。

  1. おしり
  2. モモの外側・内側
  3. ふくらはぎの外側・内側
  4. 足首の内側
走ると膝の外側が痛い

このように、Mさんは走ると膝の外側が痛いのですが、筋膜が硬い場所は膝以外にたくさんあります。

これでは、膝の周りにいくらアプローチしても治るはずがありません。

実際にMさんは、この硬い筋膜をほぐす事で痛みが改善したため、2回の施術で終わる事ができました。

 

当院で行っている筋膜の施術に関しては、以下の動画にも詳しく書いてあります。

 

Mさんが実際に硬かった場所を紹介

Mさんは以下の場所が硬かったです。

この場所は、走ると膝の外側が痛い人が硬くなりやすい場所なので、あなたもマッサージをやってみてください。

※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合は、効果がなかったり悪化するケースがあるので、わからない場合や痛みが悪化する場合は無理に行わないようにしましょう。

膝の外側の痛みを本当に治したいあなたへ

走ると膝の外側が痛い

もちろん人によって回数は違いますが、走ると膝の外側が痛い症状であれば、当院の場合では1〜3回程度の施術で痛みが改善するケースが多いです。

 

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私たちがそれを実現させるために、全力でサポートさせていただきます。

 

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ABOUT US
木城 拓也
理学療法士の国家資格を取得後、都内のスポーツ整形外科クリニックで医師と連携しつつプロスポーツ選手や箱根駅伝選手などを担当し、技術を磨いてきました。 その過程でイタリアの医師が考案した国際コースである『Fascial manipulation(筋膜マニピュレーション)』のコースを修了しています。 筋膜を通じて痛みに悩まされている人を救いたいです。
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