胸郭出口症候群はツボで治せる可能性が高いって知っていますか?
多くの人は、胸郭出口症候群と診断され、以下の事をやっても治らない人が多いです。
- 湿布と薬
- 首の牽引
- ストレッチ
- マッサージ
- 筋トレ
- 電気
実際に当院にも胸郭出口症候群が病院や整体で治らなかった人が多く来られています。
でも、なぜ治らない人が多いのでしょうか?
それは胸郭出口症候群の本当の原因は、胸郭や首だけにあるわけではないからです。
ですので、胸郭や首だけを治療しても治りません。
私は、首や胸郭を直接治療するよりも、繋がっている筋膜のツボをほぐすことで、胸郭出口症候群を改善することができると考えています。
木城
私はこれにより平均して1〜3回の施術で胸郭出口症候群を改善することができています。
当院が3回以内で改善を目指す理由
でも、胸郭と首から少し離れた筋膜のツボって具体的にどこですか?
Aさん
実は、筋膜が硬くなるツボは人によって違うので、あなたはここです!とは言えないんです!
しかし、筋膜が硬くなっているツボをほぐす事で、胸郭出口症候群が改善する例を多く経験してきているので、それらを含めてあなたに役立つ情報を発信していきます。
記事の最後では実際に自分でツボをほぐす方法も紹介していますので、実際にやってみて効果を感じてみてください!
目次
胸郭出口症候群とは

胸郭出口症候群を簡単に言うと、以下のような症状が出ます。
- 腕の痺れや痛み
- 背中や肩甲骨の痛み
- 握力低下
- 腕の感覚低下
胸郭出口症候群の原因
胸郭出口症候群を簡単に言うと、首から胸にかけて通っている神経や血管が問題を起こすため症状が出ます。
上肢やその付け根の肩甲帯の運動や感覚を支配する腕神経叢と鎖骨下動脈は、①前斜角筋と中斜角筋の間、②鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、③小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方を走行しますが、それぞれの部位で絞めつけられたり、圧迫されたりする可能性があります。
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そして、この神経や血管が圧迫される要因の1つが、筋肉の使いすぎや筋肉の硬さ、姿勢の悪さだと考えられています。
確かに私は最近パソコン業務が多くて姿勢も悪いからなあ・・・。肩もよくこるし。でもじゃあこの胸や首肩周りをしっかりマッサージしてほぐしていけばいいんですね!
Aさん
残念ながら、そういうわけではありません!
それでよくなるようであれば、電気とか牽引でもよくなりそうじゃないですか?
うーーーん、たしかに・・・
Aさん
胸や首や肩周りの筋肉が張っているから、そこを通る神経や血管が圧迫されて症状が出る。
これは確かにあると思います。
でもその胸や首や肩周りの筋肉が張ってしまう原因は、なんなのか?
これを考えないと結局ほぐしてもまたすぐに元に戻ってしまいます。
じゃあ胸や首や肩周りの筋肉が張ってくる原因ってなんなんですか?
Aさん
胸郭出口症候群の本当の原因はツボ?

胸郭出口症候群の原因は、胸や首や肩周りの筋肉が張って、そこを通る神経や血管が圧迫されることです。
では胸や首や肩の腱が張ってくる原因はなんでしょうか?
胸や首や肩周りの筋肉が張ってくる原因は、手や前腕や肘にできた筋膜のツボです。
もちろん胸や首や肩周りの筋膜もですが、原因だと考えられている部分だけを治療してもダメなんです。
手や肘の筋肉と、周りや胸の筋肉は繋がってないのに、そっちの方に原因があるなんておかしいだろ!
専門家のBさん
少し体のことに詳しい人や、ネットで色々体に付いて調べられた人ほど、そう思われた方が多いと思います。
でもこの絵をご覧ください。

このように、筋膜は全身を1つの膜で覆っています。
つまり、筋肉は手や肘や胸の筋肉はつながっていなくても、筋膜はつながっているのです。
マッサージや電気や牽引で治らないわけ
筋肉はつながっていなくても、筋膜は肘や肩や胸ともつながっています。
ですので、肘や肩や胸の筋膜が硬くなっているツボができていると、そこの筋膜が首の筋膜を引っ張って胸郭出口症候群のような状態になってしまいます。

つまりこのような場合は、胸郭出口症候群の本当の原因は、手や肘などにできた筋膜のツボなんです。
それなのに、首や胸や肩周りばかりマッサージをしたり、電気や牽引をしてもそれだけでよくなるわけがありません。
そうなんですね!
でも、そもそも筋膜とツボって関係あるんですか?
Aさん
実はかなり関係があるんです。
次は、筋膜とツボの関係について解説をしていきます。
私
ツボと筋膜の関係

次は、ツボと筋膜の関係について解説をしていきます。
そもそもツボとは?
多くの人はツボって効くと、
- なんか怪しい
- よくわからないけど効きそう
などと思うかもしれません。
確かにツボと効くと、そこを押すと不調が改善する!とイメージする人が多いと思います。
そのツボは、正確には経穴と言われており、以下のように言われています。
経穴 (けいけつ) とは、中医学、漢方医学、経絡学の概念で、体内の異常に応じて体表の特定の部位に対応して現れるもので指圧、鍼、灸で刺激を与えることで体調の調整、諸症状の緩和を図るものである。一般には「ツボ」とも呼ばれる。
引用:ピーター・T・ドーシャー
つまり、体の異常があると特定の部位にツボが発生し、そこ刺激を与える事で不調が改善するという事です。
しかし、この根拠がないツボは、西洋医学でしっかりと解明されています!
ツボは筋膜の硬い部分とほぼ同じ
ツボは中国で生まれたものなので、東洋医学に分類されます。
そのため根拠が無いように感じられますが、このツボは西洋医学では筋膜が硬くなる場所とほぼ同じ事がわかっています。
つまり、筋膜が硬くなるコリの部分がツボという事です。
筋膜はウエットスーツのように全身を覆っている繊維状の薄い膜で、筋肉・骨・内臓・血管・神経などさまざまな器官とつながっているため、どこかが硬くなると体に痛みなどの不調を引き起こす事がわかっています。

そのため、イタリアなどではこの筋膜が硬くなる場所(ツボ)をほぐして痛みや不調を改善させる方法を行います。
つまり、ツボを押すとなぜかよくなる!と言うのは、硬くなった筋膜がほぐれるからよくなる!と言う事になります!
ですので、胸郭出口症候群も硬くなった筋膜(ツボ)が影響しているケースが多いため、ツボをほぐす事で症状が改善するケースが多いです。
マッサージとツボの違い
でも、マッサージとツボは違うの?って思う人もいるかもしれませんが、マッサージとツボは全く違います。
マッサージを簡単に言うと、筋肉をほぐすことです。
筋肉であれば、筋肉の上の方でも下の方でも揉めばマッサージです。
一方で、ツボの場合は硬くなる場所がある程度決まっており、数ミリ〜数センチの範囲が硬くなります。
なので、そのツボの狭い範囲をほぐします。
なので、全く違うんです。
トリガーポイントとツボの違い
トリガーポイント とツボは似ているので、だいたい同じと思ってもらって大丈夫です。
「トリガーポイント」とは痛みを発する点(発痛点)のことで、近年、慢性痛の原因として注目されています。
トリガーポイントの発生部位はそれぞれ繊維方向の違う筋膜の癒合点であることが多く、それらの点は東洋の経穴(けいけつ・一般的には、ツボと呼ばれている)とも類似しているとされています。
引用:トリガーポイント とは
胸郭出口症候群は筋膜のツボで治す

ここまで読むと、筋膜が硬くなったツボが胸郭出口症候群に関係する事がわかりました。
なので、胸郭出口症候群を治すには筋膜のツボをほぐせばいいのですが、原因になる筋膜の場所は人それぞれ違います。
つまり、ここをほぐせば胸郭出口症候群が治る!と言うツボはこれです!とは一概に言えないんです。
なぜなら私たちは1人ひとり、過去にした怪我や病気、過ごしてきた環境、今までしてきたスポーツなどが違うからです。
じゃあ、筋膜はなんで硬くなるんですか?
私はどこの筋膜を治療したらいいんだろう・・・
Aさん
筋膜が硬くなる原因は主にこの5つがあります。
- 関節や筋肉・骨・靭帯などを痛めた
- 病気や体の不調
- 手術
- ギブスやテーピングで動かさない期間が続く
- 使いすぎ
これらの状態が起きるたびに、その周囲の筋膜が少しずつ硬くなっていきます。
例えばですが、
肘の手術をして入れば、肘周りの筋膜が硬くなります。
過去に四十肩になって入れば、肩周りの筋膜が硬くなります。
テニスの練習をたくさんしていた人は使いすぎで前腕の筋膜が硬くなっていたり。
陸上選手はふくらはぎの筋膜が硬くなっていたりします。
このように、あなたが今までどのように体を使ってきたのか?で筋膜のツボができる場所が変わるんです。
なので、私たちはとても念入りにお話を聞いたり、体を調べたりして筋膜が硬い場所を見つけてほぐします。
ここまで聞いてもイメージしにくいと思いますので、実際の改善例を紹介します。
筋膜のツボをほぐして胸郭出口症候群が改善した例

今回紹介するケースは、病院で胸郭出口症候群と言われて、電気や牽引をしたけど治らなかった30代の男性です。
4ヶ月ぐらい前から、肩のコリが激しくなりました。
肩のコリは今までも感じていたんですが、この辺りから明らかに悪化して、パソコン業務に支障をきたすレベルでした。
それでも仕事が忙しかったので、どこにも行かずに放置していたら、肩から前腕にかけて痺れが出るようになりました。
流石におかしいと思い、い病院に行ったら『胸郭出口症候群』だと言われました。
そこからは電気治療や首の牽引マッサージ、薬など病院に通っていろいろやりましたが一向に改善されません。
このままだと仕事に集中できないので、なんとか早く治したいです。
とのことでした。
Aさんの痛みの状況
Aさんに今の痛みの状況を伺うと、まず首を動かすと痛いことがわかりました。

この角度ですでに左の肩から首の付け根にかけてが痛いとのことでした。
また、上を向いても肩甲骨の内側から首にかけても痛い。
しばらく座っていると、肩から前腕にかけて痺れてくる。
とのこと。
私が後ろから両脇に手を入れて腕を持ち上げると楽になり、首を回しても痛く無くなるという状態がみられました。
Aさんの筋膜の状況
次にAさんの筋膜の硬さを調べていきました。

Aさんの筋膜の硬さをチェックすると、左の手から体幹にかけてかなり多くの筋膜の硬さがみられました。
Aさんに筋膜調整を実施
Aさんに対して、先ほどのチェックで見つかった硬い筋膜を、調整していきました。
1回目の施術後
施術後その場で首の動きによる痛みはなくなり可動域も大幅に改善しました。
ただ施術から数日後には、痺れは変わらずの状態まで戻ってしまいました。
首の可動域は維持できていました。
2回目の施術後
施術で痺れが10分の3ぐらいになりました。
首を動かした時の痛みは10分の1あるかないかぐらいで、まだ若干違和感があるような感じがするとのこと。
3回目施術後
痺れ痛みともほぼ改善。
仕事で残業してデスクワークが長時間続いた時にコリを感じる程度とのこと。
ほぼ仕事にも影響が出ないようになったとのことだったので、ここで施術は終了としました。

このように、患部以外も筋膜の調整をすることで、胸郭出口症候群は改善することができます。
当院で行っている筋膜(ツボ)の施術に関しては、以下の動画と記事にも詳しく書いてあります。
電気治療や首の牽引よりもよくできる自信がありますので、病院でなかなかよくならない方は1度私に診させていただきたいです。
胸郭出口症候群に効くツボを紹介

次は、実際にあなたが自分でツボをほぐす方法を解説していきます。
胸郭出口症候群のケースでは、腕や胸周りの筋膜が硬くなっている事が多いので、腕や胸周りのツボの場所とほぐす方法を解説していきます。
胸のツボ
胸の場所はこの4箇所です。
だいたいこの場所を3〜5分程度ほぐすと、筋膜のツボはほぐれやすいです。

この動画の前半でもやり方を解説しています。
腕のツボ
腕のツボはこの動画で解説をしています。
胸郭出口症候群が治らないあなたへ

今回紹介したツボをほぐす事で胸郭出口症候群が改善する人もいれば、あまり変わらない人もいると思います。
あまり変わらない人は、自分でやるには限界があると思いますので、私たちプロに任せてください。
実際に、当院には胸郭出口症候群で悩む人が多く来られていますが、多くの人が1〜3回以内の施術で改善しています。
もちろん、あなたも必ず1〜3回以内に症状が改善するとは言い切れませんが、他の整体よりは早く改善できる自信があります。
ですので、私たちに任せてください!
あなたは、症状が改善したら、
- どれだけ楽になりますか?
- すごい嬉しくありませんか?
- 気持的にも楽ですよね?
私たちがそれを実現させるために、全力でサポートさせていただきます。
少しでも気になる事がありましたら気軽にお問い合わせしてください!