手首の小指側が痛い・・
手首の小指側に現れる急な痛みに不安を感じていませんか?
実際に手首が痛い!と言うと、親指側が痛くなる人が多いですが、小指側が痛くなる人も実は意外とたくさんいます。
にも関わらず、小指側が痛む原因についてはあまり情報が出回っていないのが現実です。
手首の小指側が痛い場合と親指側が痛い場合は原因と治し方が違うので、しっかり区別して考える必要があります!
それらを含めて、今回は手首の小指側が痛む場合の治し方を実例を踏まえて解説していきたいと思います。
記事の最後では実際に自分で手首の痛みを治す方法も解説をしていますので、実際にやってみていただき、変化を感じてみてください!
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手首の小指側が痛い原因


手首の小指側が痛い時には以下の内容が考えられます。
- TFCC損傷
- 手関節捻挫
- 骨折
手首を小指方向に曲げると小指側が痛いということで、私は最初TFCC損傷を疑いました。
そもそもTFCCとは?
TFCC損傷は手首の小指側にある組織が痛くなる症状です。
TCFF損傷は使いすぎや外傷で起こる事が多いですし、痛みの場所も小指側にはっきりとしているため、診断もはっきりつく事が多いです。
外傷型:転倒・転落・交通事故などによる手首の捻挫による損傷が原因で生じます。
変性型:仕事やスポーツによる長期に渡る手関節の酷使や加齢変性などにより損傷し痛みの原因で生じます。


ちなみにTFCCはTriangular Fibrocartilage Complexの略で、日本語では『三角線維軟骨複合体(さんかくせんいなんこつふくごうたい)』といいます。
TFCCを構成するものには、以下の7つがあります。
- 尺骨三角骨靭帯
- 尺骨月状骨靭帯
- 掌側橈尺靭帯
- 背側橈尺靭帯
- 関節円板
- 尺側側副靱帯
- 三角靱帯
この7つが複合体となって、手首の外側を安定的に支持しています。
Tさんの手首の小指側の状態をみて、私はここの損傷(TFCC損傷)をはじめに疑い、おそらくこの状態で医者が診察したらTFCC損傷って診断をされる気がします。
でも私はTFCC損傷ではないな!と思いました。
この理由については後ほど解説します。
※TFCC損傷の原因や痛みの対処法については下記の記事にわかりやすくまとめています。
腱鞘炎
腱鞘炎の場合は、手をつくと手首の親指側や小指側が痛くなる人が多いです。
その中でも、手をつくと手首の親指側が痛くなる人が多く、小指側が痛む人は比較的少ないです。
症状は手をついたり力を入れる時に痛む事が多いです。
手首の母指側にある腱鞘とそこを通過する腱に炎症が起こった状態で、腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、手首の母指側が痛み、腫れます。母指を広げたり、動かしたりするとこの場所に強い疼痛が走ります。
※腱鞘炎の本当の原因や痛みの対処法については下記の記事にもわかりやすくまとめています。
腱鞘炎では親指側が痛くなる人が多いので、可能性としては低い印象です。
骨折
もしここ最近この辺りをぶつけていて、骨にひびが入ったりしていると動かすと痛みがこのあたりに出ます。
おそらく骨折であれば、もっと腫れたりするだけでなく、ぶつけた記憶があると思うので、骨折であればわかりやすい人が多いです。
手首の小指側が痛い時の治療


手首の小指側が痛い時には以下の3つの治療法があります。
- テーピング
- サポーター
- ストレッチ・マッサージ
1.テーピング
手首の小指側が痛いケースでは、手首の小指側に負担がかかっている事が考えられるため、テーピングをして手首への負担を減らします。
特に手首の小指側が痛いケースでは、手首が小指側に曲がる時に負担がかかりやすいため、手首が小指側に曲がらないようにします。
具体的には以下の方法があります。
このテーピングをする事で、手首が小指側に曲がってしまう事を防ぐ事ができ、親指側と小指側への負担を減らす事ができます。
A、B、Cに切り分ける Aを貼る! Bの裏紙の真ん中あたりを破って固定しながら貼る!


症状が軽いケースではテーピングで治りますが、あくまでテーピングは負担を減らすためのもので、治すものではありません。
なので、根本的に治す事も考えましょう。
2.サポーター
サポーターもテーピングと同じで、手首が小指側に曲がる事を防いで負担を減らします。
しかし、サポーターも手首の小指側への負担を減らすためだけのものであり、治すものではないため注意が必要です。
3.ストレッチ・マッサージ
整体などでストレッチやマッサージをしてもらった事がある人もいると思います。
人によってはストレッチやマッサージで小指の痛みが改善しますが、全く変わらない人や、逆に悪化してしまう人もいます。
特にストレッチでは、無理に刺激を与えてしまう事が多いため、痛みが悪化するようであれば辞める必要があります。
そんな事もあり、人にもよりますがマッサージの方が効果的な人は多いです。
手首の小指側が痛くなる本当の原因


ここまで、手首の小指側が痛くなる原因は筋肉や靭帯が考えられると説明をしました。
しかし、いくら治療をしても手首の痛みが治らない人がたくさんいます。
なぜでしょうか?
近年になってその理由がわかってきています。
それは手首の小指側の痛みは、筋肉や靭帯が原因ではなくて筋膜が原因であるという事です。
手首が痛む原因は筋膜
え?筋膜が原因ですか?
って思う人もいると思います。
確かに今までは筋肉などが原因と考えられていたのですが、実は筋肉を包んでいる筋膜が原因になる可能性が高い事がわかってきているんです。


さらに筋膜は以下のように全身繋がっているため、手首の小指側が痛いからと言ってそこに原因があるとは限らず、小指側と繋がっている他の場所に原因がある事が多いんです。


なので、多くの人はいくら手首の周りをマッサージしたりしても治らないんです。


当院では効果的に痛みやその他の症状を改善出来るよう、あなたの痛みに効くおすすめの筋膜リリース動画をLINEから無料でお伝えしています。


筋膜の専門家直伝の方法を、ぜひお試しください。
ここまで聞いて、なんとなく筋膜が原因で手首の小指側に痛みが出る事がわかったかもしれませんが、まだなんとなくイメージしにくい方もいると思います。
そこで、次は実際に手首の小指側の痛みが、筋膜をほぐす事で改善したTさんの例を解説します。
手首の小指側が痛いTさんの状態


Tさんに手首のどの辺が痛いのか聞いてみました。
すると、指をさしながら手首の小指側が痛い!と教えてくれました。


次にどの動きで手首の小指側が痛いか聞いてみました。
すると痛い動きを3つ教えてくれました。
1.手首を小指側に曲げると小指側が痛い。


2.真っ直ぐ曲げても手首の小指側が痛い。


3.手のひらを床についても手首の小指側が痛い。


このように、3つの動き全てで手首の小指側が痛い状態でした。
Tさんの手首の小指側の筋膜を確認すると・・
次に、Tさんの筋膜の状態を確認しました。
すると、以下の場所に筋膜が硬くなっている場所がありました。
- 胸の外側
- 鎖骨の上
- 肩の外側
- 前腕
ここは痛みが出ている手首の小指側とは関係がなさそうですが、筋膜という薄い膜で繋がっているので、手首の小指側の痛みに影響している可能性が高いのです。


なので、この硬い筋膜を時間をかけてほぐしていきました。
すると・・・
結果はこちらをご覧ください。
先輩なので少しわざとらしいのと、最後床に手をつく動きを確認するのを忘れてしまいましたが、手首の小指側の痛みはほぼ改善しました。
先輩も喜んでくれました!
このように手首の小指側が痛い人は、繋がっている筋膜をほぐす事で痛みが改善するケースが多いです。
※筋膜の施術が痛み改善に効果的な理由については以下の記事で、さらに詳しく解説しています。
Tさんが実際に硬かった場所
手首の小指側が痛い人は、このような場所が硬くなりやすいので、実際にやって痛みが軽減するかやってみてください!
このマッサージで少しでも小指側の痛みが軽減するようであれば、あなたの手首の痛みも筋膜が原因である可能性が高いです。
手首の小指側が痛い人へ
今回紹介した対処法で手首の痛みが改善する人もいれば、あまり変わらない人もいると思います。
あまり変わらない人は、自分でやるには限界があると思いますので、私たちプロに任せてください。
実際に、当院には手首の小指側が痛い人が多く来られていますが、多くの人が1〜3回以内の施術で改善しています。
※当院の施術の特徴や3回以内で痛みの改善ができる秘訣は、下記の記事でわかりやすく解説しています。
もちろん、あなたも必ず1〜3回以内に痛みが改善するとは言い切れませんが、他の整体よりは早く改善できる自信があります。
ですので、私たちに任せてください!
少しでも気になる事がありましたら気軽にお問い合わせしてください!
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