こんばんは、青山のパーソナルトレーナーの木城拓也です。
私は今までシンスプリントの記事を書き続けてきました。
なんで私がそんなにシンスプリントにこだわるのか?
それには理由があります。
今日はその経緯ついて書いていきたいと思います。
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私の生い立ち


シンスプリントのことを書く前に、まず簡単に私の生い立ちと経緯を書いていきたいと思います。
理学療法士を志すきっかけ 小学校~高校編
私は小学校4年生から野球をはじめました。
この頃ちょうどテレビで松坂大輔投手が甲子園で大活躍しているのを見ていました。
自分も高校であんな大歓声の中で野球がしたい。
そう思って、中学校では学校の軟式野球部よりもレベルの高いシニアリーグの、硬式野球チームに所属して、本気で野球に取り組んでいました。
高校は都立高校ではありましたが、『高校野球で燃え尽きたい』と思い、野球漬けの毎日を送っていました。
そして先輩達が引退し、自分達の代になった2年生の秋の大会で背番号5をもらいサードで試合に試合に出させてもらえるようになりました。
秋の大会は3回戦で負けてしまいましたが、やっと自分たちの代で野球ができる!さあここから頑張って必ず夏は勝つぞ!!!
と意気込み、日々練習に打ち込んでいました。
そんな矢先の冬のことです。
最初は、なんか腰が痛いなー。程度でした。
まあこの程度なら我慢してれば治るだろう。
そう思って練習を続けていました。
ですが、腰は一向に良くなるどころか酷くなる一方。
3月の頃には足が痺れてきて、靴下を履くことすら痛くてできないような状態でした。
これはさすがにおかしい。と思い整形外科を受診すると、『腰部椎間板ヘルニア』と診断され、手術しないと治らないと言われてしまいました。
ですが、手術すると最後の夏の大会には間に合いません。
かといってこのままでは痛くて野球どころじゃありませんでした。
目の前が真っ白になりました。
それでもなんとか復帰したい。
私は夏までにこの腰を手術しないで治せる方法はないか考えて、いろいろなところを回りました。
整形外科のリハビリでの牽引と電気治療
近所の接骨院
整体
親に頼み込んでお金を出してもらい、いろいろ通いました。
でも結局治りませんでした。
なのでもちろん最後の試合も出れずにただ負けるのを見ているだけでした。
高校野球をやるために、小学生の時からずっと練習してきて、結果最後こんなんかよ。
悔しくてたまりませんでした。
悔しくて悔しくて、この時私は、自分のように部活で怪我をして辛い想いをしている人を救いたい。そう考えて理学療法士の専門学校に進むことを決めました。
専門学校~社会人編


進学してからはスポーツだけではなく、脳卒中や心臓のリハビリのことなども勉強し、実習では下肢切断の方などを担当したりもして、スポーツのリハビリ以外でも理学療法士が必要とされていることも知りました。
麻痺の人だったり、寝たきりの人へのリハビリの大切さやおもしろさ、やりがいも感じました。
ただあの悔しかった夏から10年以上がたち、理学療法士になって経験を積んだ今になって思うんです。
あの時ほんとに治らなかったんだろうか?
今の私があの頃の私を治療できれば、絶対夏までに復帰させられた。
何年かこの仕事をしてそう確信したので、やっぱりあの頃の自分のような部活で怪我をして辛い想いをしている人を助けたい。
そのためにスポーツ障害の記事をどんどん書いていこう。
そういう想いで私はシンスプリントの記事を書いています。
じゃあなぜヘルニアの記事を書かないの?


「スポーツ障害の記事を書きたい理由はわかった。でもあなたはヘルニアで辛かったんだから、だったらヘルニアについての記事を書いたら?」
ここまで読んでそう思われた方も多いでしょう。
一応ヘルニアの記事も書いています。
ただヘルニアの記事をシンスプリントみたいにたくさん書かないのには2つの理由があります。
ヘルニアは他にも治せる人がけっこういる


世の中にはコンビニと同じぐらいたくさんの治療院(整体や整骨院)や病院が存在します。
それらの治療院や病院のHPとか看板を見ると、たいてい適応疾患に『ヘルニア』と書いてあります。(本当にしっかり治せるところばかりではありませんが・・・)
私もヘルニアの治療は得意なのでよくみさせてもらいますが、他にもたくさん治せるところがあるのであえて自分のところで全面に打ち出さなくてもまずはいいかなと思っています。
部活生でヘルニアになる人がそこまで多いわけじゃない
ヘルニアの好発年齢は20歳~40歳と言われており、スポーツ障害という訳ではないので、学生のスポーツ時にしかならないシンスプリントの方を優先して書いています。
数あるスポーツ障害の中であえてシンスプリントを書く理由


私は理学療法士の資格を取得すると同時に、増本整形外科クリニックという病院に就職しました。
当時の増本整形外科クリニックは、オリコン関東スポーツ整形外科部門で関東2位に選ばれており、スポーツではかなり有名な病院でした。
なので、ここならスポーツ障害の選手をみることができると考えて就職しました。
実際に働き出すと、近所の高校の陸上部の選手達がたくさん来ていました。
多い時期は、同じ学校の陸上部のシンスプリントの選手を同時期に4人担当していたことがあります。
でも私はシンスプリントの治療が苦手でした


当時シンスプリントの選手を担当していて感じたことは、その場で痛みが軽減しても選手は毎日かなりの量を走りこむのでまたすぐ戻ってしまうということです。
その日のリハビリで痛みが取れても、結局次来るときには同じ状況でした。
「先生、また痛くて途中で練習やめちゃいました・・・」
そんな声を一生懸命がんばってる高校生たちから聞くたびに、自分の無力さを思い知らされました。
俺のやっていることは意味あるのかな?
罪悪感ばかり募り、毎回凹んでいました。
そこで、この状況をなんとかしたくて二年目からはインソールを勉強し、処方するようにしました。
このインソールをはじめてからは、練習中もこれを履いてもらえるため、いくらか症状が軽減し、よくなる人も少し増えました。
ですが、やっぱりそれでもよくならない選手も一定数いました。
どうしたものか・・・
と思っていた3年目の終わりごろ。私はある治療法と出会いました。
この出会いが私のシンスプリントの治療を劇的に変えました。
筋膜との出会い


理学療法士になってからの2年間は毎日解剖学書や論文を読み漁り、土日もさまざまな講習会に参加していました。
ただいろいろな治療法を勉強してやってみても、私の中でしっくりとこなくて、これというものが見つからずにいました。
それでももっと人を治せるようになりたいと思い、自分の治療の軸を確立するヒントになればと、理学療法士の先生が開業して成功している関東圏の治療院を何箇所か訪ねてみることにしました。
その中で出会ったのが筋膜への治療でした。
私ももともと筋膜という言葉自体は知っていました。
ただ当時私は、
「筋肉よりも薄い膜に治療するよりも、直接筋肉に治療した方が効果出るでしょ?膜とか胡散臭いし。」
ぐらいにしか思っていませんでした。
ですが実際に筋膜専門の治療院で治療を受けると、私の体は劇的に変わりました。
どこの治療院でも1度では取り切れなかった腰痛が1発で改善しました。
これは凄い!と思い、今度は当時なかなか治せなかった患者さんを連れていくことにしました。
この患者さんは、前十字靭帯を損傷し、手術を受けたのですが、それ以降膝が完全に伸びきらない状態が続いていました。
当時私はこの方にすごく悩まされていて、病院の他のスタッフにも何度も見てもらいましたが、まったく改善しない状況でした。
悔しいけどもう私の力ではどうしようもないと感じていたので、一縷の望みをもって、この筋膜の治療院に連れて行きました。
すると、なんと3か月以上リハビリをしても伸びなかった膝が、筋膜の治療のあと完全に伸びました。
片足立ちまでできるようになりました。
この時の患者さんの驚いた顔と嬉しそうな顔を私は今でも忘れることができません。
私もこんなふうに患者さんを感動させられるような治療がしたい。
この日から筋膜の勉強をする日々が始まりました。
シンスプリントには筋膜の治療がとても有効


筋膜の治療に出会ってから私はすぐ筋膜の勉強にのめり込み、どうしてもこの治療を早く習得したくて日本より開催日が早かったインドまで講習に行きました。
それぐらいこの治療に全力を注いでいたので、最初はうまくいかないことも多かったですが、だんだんとコツを掴んでいき実際に治療として患者さんに提供できるようになっていきました。
そこでわかったことがあります。
シンスプリントには筋膜の治療が非常に有効。ということです。
筋膜の治療をはじめてからシンスプリントの方の改善率が劇的に変わりました。
今まではシンスプリントの治療はインソールに頼りっぱなしでしたが、今ではほとんどインソールを処方することはしていません。
しなくても走れるようにできています。
ここまで記載してきたシンスプリントの改善のヒントや具体的な対処法は、以下の記事に全てまとめてあります。
本気で痛みを改善したい方は、是非この知識を活用ください。
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筋膜の専門家直伝の方法を、ぜひお試しください。
終わりに
昔の私がそうだったように、シンスプリントの痛みをちゃんと改善させてスポーツ復帰させられる治療家や治療法はそんなに多くないと思います。
接骨院や整体に行ってもあまり改善していない、という方は本当に多いです。
昔の私はシンスプリントの治療が苦手でしたが、今ならシンスプリントで辛い想いをしている選手の力になれる自信があります。
シンスプリントに悩まされている選手の方、改善をあきらめてしまう前に1度ご相談ください。
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